福田はるな

今回は、大学から最寄りの河内天美駅から一駅離れて、布忍駅から徒歩5分ほどの場所にある「幸八ホルモン」さんへ伺いました!木造の温かみ、赤と黄色の看板から感じるレトロ感が良い雰囲気です。

中に入ると、店主の方が温かく出迎えてくれました!お父様のお店を継がれて今年で4年目になるそうです。入り口の提灯は、正面から見ると"ホルモン"と書かれていますが、店内から見ると"もつ煮"と書かれているリバーシブル仕様で、「モツ煮もあるんですか?」と伺うと「うそです」と笑いながら返してくれました。ユーモアに溢れた素敵な店主でした。
          
店名にホルモンが入っているのできっと美味しいだろうと「ホルモン焼き」と「ホルモン焼きそば」を注文。お肉は全て店主が焼いてくださるので、焼く手間も強烈な煙の匂いが気になることもありません。服に匂いが付くほどではありませんが、焼いていただいている時から店内に広がる、あの焼き肉の匂いに食欲をそそられました。

ホルモン焼きは、ミノ(胃)とフワ(肺)の部位、そしてキャベツがタレに絡まった一品。ミノは、ぷるぷるで柔らかいながらも、しっかりと弾力があり、噛めば噛むほどにお肉の旨味が感じられます。タレとの相性抜群で、白ご飯も注文して一緒に食べると最高です。
フワという肺の部位も入っており、初めて食べたのですが、とろけるような柔らかさで、とっても美味しかったです。レバーに似た香りが豊な味わいだったので、「レバーも入っているんですね」と最初間違えてしまったほど。店主が「それ違うんですよ~」と教えてくださいました。確かにフワは、レバーより軽く油の甘みも感じられます。

ホルモン焼きそばもホルモン焼きと同じ2種類の部位が入っていて、ボリューム満点です。麺が中太平打ち面でソースが良く絡み、もちもち食感がたまりません。ごはんと一緒に食べるのとはまた違う良さがあります。
        
フワを食べて、「焼きレバー」も気になって注文。フワとは全く違いました。とろっとした食感で、コク深い濃厚な味わい。好き嫌いが分かれるレバーですが、好きな人はきっと毎日でも食べられてしまう程、濃縮されたお肉の旨味を感じます。タレも自家製でつくられているそうなので、ここでしか味わえない美味しさです。
                     
「黒毛和種セセリ」と「焼きハートたたき」も店主におすすめされたので注文してみました。セセリは、絶妙な焼き加減で肉厚で良い弾力感がありました。お塩とわさびが付いていて、お塩を付けて食べると、じゅわっと肉の旨味が滲み出てきます。わさびはピリッとした辛さがアクセントになって、無限に食べられます。

ここで、久しぶりのグルメ散歩豆知識!せせりの名前の由来は、関西の方言で首の骨から肉をほじりとることを"せせりとる"と表現したことから名前がついたと言われています。

ハートのたたきは、歯応えがあり、味もあっさりしているので、後半になっても食べやすいお肉です。表面の艶々が食欲をそそります。白胡麻とお塩が軽く振られていて、お肉の自然な美味しさが引き立ちます。ニラとカイワレも添えられていて、味変しながら楽しめます。
        
今回食べたものの他にも、たくさんのホルモン部位を取り扱っている幸八さん。お気に入りのホルモン部位を見つけるのも良し、全ホルモン部位を制覇して楽しむのも良し、店主とお話して楽しむのも良し。ぜひ皆さんも足を運んでみてください!



店名:幸八ホルモン
住所:〒580-0024 大阪府松原市東新町4丁目10−28
営業時間:15:30〜22:00
電話:090-5662-9035
定休日:不明


グルメ散歩とは?

「おいしい」は、経済の入り口。

経済学部の教授が学生とともに取り組む「グルメ散歩」は、地域の個人店を実際に訪れ、料理や店の雰囲気をレポートしながら、地域経済の仕組みを体感的に学ぶプロジェクトです。
学生が普段足を運ばないような店に出向き、街の人と出会い、消費が生まれる。その一つひとつが、地域を動かす力になることを、現場から伝えていきます。
本企画では、単なるグルメ紹介にとどまらず、「なぜこの店が地域で続いてきたのか」「人が集まる理由は何か」といった問いを立てながら、学びと実践を往復することを大切にしています。

これまでに訪れたお店やレポートは、以下のアーカイブからご覧いただけます。
気になる一軒や、思わず足を運びたくなる一皿が見つかるかもしれません。
本企画のこれまでの取り組みを、ぜひご覧ください。