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観光とは、人やモノ、場所をつなぐツールの1つです。感染症の拡大によって私たちの日常生活は大きく変化しましたが、観光分野においてもバーチャルツーリズムやマイクロツーリズムなど、新たな観光形態が注目を集めています。これらは人の移動が制約される中で、何とか旅行体験を享受しようという試みといえますが、同時に「ある場所へ移動すること」を前提としてきたこれまでの観光への問い直しも迫っています。
阪南大学国際観光学部は、1997年4月に西日本の4年制大学として初めて「観光」を冠する学科として開設された国際コミュニケーション学部国際観光学科に原点を持ちます。その後、2010年4月に国際観光学部国際観光学科として発展的に改組し、2022年4月には学科創設25周年を迎えます。
本学部では、文化の多様性や異文化を通した自文化の理解を深める「観光文化」、地域資源を活かして魅力向上や地域再生を考える「観光計画」、観光を産業的・経済的に捉えて多様な問題解決をめざす「観光事業」という3つの教育研究領域をベースとして大切にしています。そして、専門基礎科目、専門基幹科目、専門発展科目を体系的に学び、その上に多様で実践的なゼミナール活動を位置づけることで、専門的知識としての観光の本質を理解する人材の育成を図っています。加えて、2021年度からは沖縄県の名桜大学との国内協定留学がスタートするほか、地元大阪を観光学の視点から掘り下げる『大阪観光学』の授業も新たに開講します。本学部での体系的な学びによって得られた知識は、観光分野のみならず、さまざまな分野に応用することができ、実際に多くの卒業生が多様な業界で活躍しています。
私たちの生活様式が変化しても、さまざまなつながりを求めていることに変わりはありません。観光学の学びを通して、これからの人やモノ、場所のつながりのあり方を探究してみませんか。阪南大学国際観光学部は理論と実践が織りなす体系的な学びのもと、さまざまな方面で活躍できる人材の輩出をめざしてまいります。