経済学部 眞鍋 英嗣

料理に使われる皮、ワンタン、麺はすべて八尾にある会社が特許を取得した特別なもの。調理の火力もすさまじく、厨房から伝わる熱気に期待が高まります。 まずいただいたのは店主おすすめの餃子。焼き目はパリッと香ばしく、皮はほんのり甘みを感じる不思議な風味。中のタネはしっかりと味付けされており、「塩コショウで食べてみて」と言われてその通りにすると、普段の酢醤油とは違う、素材の甘みと香ばしさが引き立つ味わいに。これはクセになります。
続いていただいたのは、レバニラ炒め。これがまた絶品で、最初にレバーをしっかり炒めているおかげか、レバーはしっとり、野菜はシャキシャキ。香ばしさと食感のコントラストが絶妙で、箸が止まらなくなりました。
次に登場したのが広東風やきそば。使用されているのは「香烤麺(しゃんかおめん)」という独特な麺で、見た目は固そうなのに不思議としっとり。上にかかる餡はシャキシャキ野菜がたっぷりで、中華丼のような旨みと麺の香ばしさが絶妙に絡み合い、自然に生まれたタッグのような一皿でした。
ここで炒飯と、その付け合わせのスープへ。店主が「このスープは特別なんです」とおっしゃるので半信半疑でいただいてみると、確かに、これまで味わったことのない風味と舌ざわり。炒飯が出てくる前に完全に心を奪われてしまいました。そして登場した炒飯は、これまた極上。香ばしさ、しっとり感、具材のバランス、どれをとっても秀逸で、これまでの炒飯の中でも間違いなく“トップ”クラスでした。思わず「ラーメンも一緒に食べたい…」と心の中でつぶやいてしまうほど。
ということで、ラストは塩ラーメン。店主ご自身のおすすめでもあり、スープは透き通っていながらも深みのある味わい。塩気はやさしく、香烤麺のほんのり香る風味と相まって、するすると胃におさまりました。見た目のシンプルさに反して、印象に残る一杯でした。
次回は、店主おすすめの「四川焼きそば」「ピータン」「蒸し鶏」など、気になるメニューにチャレンジしたいと思います。 さらにお話を伺う中で、店主がYouTubeチャンネルも運営されていることが判明!調理の様子やこだわり、時には日常の一コマまで楽しめる内容で、まさに“町中華の裏側”を覗けるような魅力があります。長く愛され続ける理由が詰まった、まさに隠れた町中華の名店。「点心」という名前ですが、料理も会話も、どれも“満点”の時間でした笑

店名:中国料理 点心
住所:〒580-0034
大阪府松原市天美西1丁目16-11
営業時間:10:30〜14:00/17:00〜21:00
電話番号:072-332-6467

URLを記載しておりますので、気になった方は動画をチェックしてみてください!