経済学部 辻内丈人

 今回、紹介するのは、河内松原駅近くにあるサン珈琲さんです!太子町の古民家カフェをさらにより良いものにしようと、中西先生、瀬野先生、他生徒2名でお邪魔しました。
 
 創業46年の老舗の珈琲屋さんで、入るとたちまちコーヒーの香りが立ち込めてきました。20種類ほどある豆と淹れ方の解説したプリント、食器やコーヒーミル等が並べられていました。店主さんにコーヒーについての説明もたくさんご教授いただきました。ありがとうございます!
    
 研究室に戻って、瀬野先生から淹れ方を教わり、買った豆と使っていた豆で飲み比べをしてみました。味が淹れ方やドリッパー、ケトルによって別物になることを教えてもらいました。お湯は90°が適正な温度です。コーヒー成分がよく抽出され、おいしいといわれるものができます。
 次にドリッパー。穴が3つと1つのタイプがあります。1つ穴はお湯が流れにくく、豆とお湯の接する時間が増えるため濃く仕上がります。逆に3つ穴は抽出が安定していて、スピーディーに淹れられるので、すっきりとした味わいになります。
 ケトルで全てが変わるくらい大事。お湯を一気に入れるか、ゆっくり入れるかでも、抽出の時間が変わり、味に変化が出ます。
 そのほかにも、豆を挽くときに、細かいと濃くなり、エグみも出やすく、逆に荒いとエグみは抑えられ、薄くなります。また、「酸っぱいのが苦手」という方が多いみたいです。どんなコーヒーにも必ず酸味は含まれています。酸味は新鮮な豆には少なく、焙煎してから時間がたった豆には酸味が多くでます。豆は高いからと言っておいしく香りが強いというわけではなく、豆の焙煎時間や豆同士の配合でも変化があるようです。

 次に瀬野先生から教えてもらった淹れ方になります。フィルターの横と下が逆になるように折ってから、しっかりとドリッパーの底に張り付くようにします。その時に、ドリッパーの側面から離れないようにします。
 豆を入れた後に強めに1回振ってから、お湯を入れていきます。何回も振ると、フィルターの穴に豆が詰まって抽出に影響が出るので一回で済ませてください!
 そして、一番重要なお湯を入れる工程になります。一回目は蒸らしと言って、1滴か2滴のお湯をいれます。30秒ほど待った後に、二回目を淹れます。二回目は多めにいれます。豆がだんだんと膨れ上がってきます。3回目からは、真ん中に白い泡が出てくるのでその泡が下に落ちないようにお湯を淹れます。白い泡は、コーヒーのエグみで、これを一緒にドリップしてしまうと、雑味のあるコーヒーになります。古い豆だと、この白い泡が出にくくなり雑味も一緒に抽出してしまうようなので、注意しましょう。

店名:サン珈琲
住所:〒580—0015
大阪府松原市新堂1丁目354-3
電話番号:072—337-1612
営業時間:9時~18時半(定休日 日曜日)