経済学部 黒木 心士郎

 今回のグルメ散歩は、河内天美駅の近くにある「淡路屋」さんへうかがいました。創業50年以上の歴史を誇る老舗のうどん・そば店。その名前の由来は、創業者が淡路島出身であることにちなんでいます。地域に根付きながらも、どこか瀬戸内の香りを感じさせる温かみのある店です。
 創業当初は立ち食いスタイルで、通勤や通学の合間にさっと立ち寄れる気軽さが魅力でした。現在は座ってゆったり味わえるようになり、学生や常連客をはじめ幅広い世代に親しまれています。店内に漂うだしの香りは、長年地域の人々の胃袋と心を温めてきた証といえるでしょう。
 今回は、肉うどんの大盛りを注文。甘辛く煮込まれた牛肉の旨みが関西風の優しいだしに溶け込み、麺と一緒に口に運ぶとじんわり体に染み渡ります。たっぷりの麺と肉で食べ応え十分、がっつり食べたい日にぴったりの一杯です。さらに嬉しいのは、学生なら大盛りが50円引きになること。財布に優しくお腹も満たされる、まさに学生の味方。柔らかなお肉と優しいだしに包まれ、最後の一滴まで飲み干したくなる美味しさは、世代を超えて愛され続ける理由を物語っています。
 
店名:淡路屋
住所:〒580-0033 大阪府松原市天美南5丁目18-21
TEL:072-331-1764
営業時間:8:30~19:00