経済学部:高松 美怜

 ウラ河内天美※にある居酒屋「おばんざい灯利」さんに伺いました。当日はあいにくの雨。店先に掲げられた赤い提灯とのれんが印象的で、外から見ただけでも温かい雰囲気が伝わってきました。店内に入ると、店主の笑顔が迎えてくれ、雨の寒さを忘れさせてくれました。※中西先生が勝手に呼んでいます。『グルメ散歩』第五十三号の梟さんの近所です。
 
 店内には、おばんざいが並びます。カウンター席とゆったりくつろげる掘りごたつのテーブル席があり、落ち着いた雰囲気です。私たちはテーブル席に座り、ゆっくりと食事しました。注文したのは、ドリンク付きの「おばんざいセット五種盛り」です。内容は日によって変わるそうです。この日は6種類用意されており、普段はおまかせで提供されるところを、特別にその中から 5種類を選ばせていただきました。
 

 1品目は「長芋の和風ポテトサラダ」。じゃがいもやベーコンのコクのある味わい。
長芋のシャキシャキとした食感が加わり、他ではあまり味わえない新鮮なおいしさでした。
食べ応えもあり、胡椒も効いていたので、他のおかずの合間に食べたくなるような一品でした。

 2品目は「プルコギ」。プルコギを初めていただきました。醤油ベースの甘辛い味付けに
にんにくの風味がよく効いており、ご飯が進む食欲をそそるような味わいでした。お肉もやわらかく、とても美味しかったです。
 
 3品目は「海老しんじょうの蓮根はさみ揚げ」。香ばしく揚げられた蓮根の食感と、ふんわりとした海老しんじょうの組み合わせ。
それぞれの美味しさを引き立て合っていました。私の一番のおすすめです。
 
 4品目は「切り干し大根」。出汁がしっかりと染み込んでおり、一口食べるとどこか懐かしく、実家に帰ったような安心感。思わずほっと一息ついてしまうような優しい味でした。
 
 5品目は「焼き椎茸のネギ塩だれのせ」。香ばしく焼かれた椎茸にネギ塩だれがよく合い、さっぱりしながらも後を引く美味しさでした。
 おばんざいを食べ終えた後は、「うるめいわし」を注文しました。私はうるめいわしには挑戦できなかったのですが、一緒に行った先生は「海から波が押し寄せてくるような味わいだ」と表現しており、
とても美味しそうに召し上がっていました。次回はぜひ挑戦してみたいです。
 おばんざいを楽しんでいると、常連のお客さんが来店され、店主の方との何気ない会話をしていました。
飲みに来るだけでなく、店主の方や常連の方との会話を楽しみに訪れる人も多いのだと感じ、地域に根付いた温かいお店なのだという印象を受けました。
私自身も、また来たいと思えるようなお店でした。雨の日の訪問でしたが、それを忘れてしまうほど美味しい料理と温かい雰囲気に包まれ、心がほっとするひとときを過ごしました。
家庭的で優しい味のおばんざいを楽しめる「灯利」さんに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


 
店名:おばんざい 灯利
住所:大阪府松原市天美東7-64 大東ビル 1F
TEL:なし
営業時間:17:00~23:00
定休日:水曜日
 
 
 

グルメ散歩とは?

「おいしい」は、経済の入り口。

経済学部の教授が学生とともに取り組む「グルメ散歩」は、地域の個人店を実際に訪れ、料理や店の雰囲気をレポートしながら、地域経済の仕組みを体感的に学ぶプロジェクトです。
学生が普段足を運ばないような店に出向き、街の人と出会い、消費が生まれる。その一つひとつが、地域を動かす力になることを、現場から伝えていきます。
本企画では、単なるグルメ紹介にとどまらず、「なぜこの店が地域で続いてきたのか」「人が集まる理由は何か」といった問いを立てながら、学びと実践を往復することを大切にしています。

これまでに訪れたお店やレポートは、以下のアーカイブからご覧いただけます。
気になる一軒や、思わず足を運びたくなる一皿が見つかるかもしれません。
本企画のこれまでの取り組みを、ぜひご覧ください。