公的研究費(科研費等)

公的研究費の不正使用防止への取り組みと科学研究費助成事業(科研費)の獲得に向けて

 公的研究費の主なものとしては、国や独立行政法人等が募集する競争的資金を中心とした公募制研究資金があげられますが、本学では特に科学研究費助成事業(科研費)の獲得に力を入れています。
 科学研究費助成事業(科研費)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。科研費は「学術研究助成基金助成金」と「科学研究費補助金」の二本立てで構成され、萌芽期の研究から最先端の研究まで、多様な研究種目があり、その研究成果は、ノーベル賞をはじめ、研究者の国内外での様々な受賞につながっています。本学では、研究活動活性化のバロメーターとして、科研費の獲得を重要な課題と位置づけて取り組んでいます。
 また、公的研究費の使用にあたっては、文部科学省からは「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」(平成19年2月15日文部科学大臣決定、令和3年2月1日改正)が示され、各事業についての使用ルールが定められています。本学も、これらのガイドライン等に基づいて様々な体制整備を行い、不正使用が起こらない研究環境づくりを目指しています。

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