サービスマネジメントコース

サービスマネジメントコースについて

サービス産業でマネジメントができる人材を育成する

日本型雇用慣行が変容し、産業構造が変化するなか、サービス産業においても個々の人材に求められる能力は複雑・高度化しており、サービス産業における人材育成は急務となっています。そのため、サービスマネジメントコースではブライダル、飲食等のサービス産業における人材育成、とりわけマネジメントができる人材の育成を主眼としています。

コースの概要

 サービスマネジメントコースでは、「実学」を強く意識し、飲食業、宿泊業、ブライダル業等のサービス産業におけるマネジメントの現場で不可欠な知識とスキルを時代のニーズに合わせて実践的に学ぶ。サービス産業における具体的なビジネス形態および産業構造の研究を行い、また、会計・経営などのマネジメントの各分野の科目の専門的知識を修得することにより、サービス産業におけるマネジメントができる人材の育成を行うことを目的とする。
 コースに所属した学生は、コース必修科目として「基礎マネジメント」を学ぶ。サービス産業におけるマネジメントの担い手として、経営学および会計学の基本を全員が修得する。基本科目として「サービスビジネス」「ホスピタリティマネジメント」を置き、サービス産業全体の知識、ホスピタリティの意義を学ぶことで、その後の応用科目の基礎となる。応用科目にはビジネス系の科目として「ブライダルビジネス」「ホテルビジネス」「飲食サービスビジネス」等が開講され、各サービス業のビジネスについて学ぶことができる。また、マネジメント系の科目は「経営戦略論」「企業分析」等の企業経営に関する科目を中心とし、さらにサービス業のマネジメント人材の育成の観点から、「リーダーシップ論」「人的資源管理論」等の人材管理の視点を重視した科目を配置し、企業から必要とされるマネジメント能力の向上を目指す。

 サービスマネジメントコース履修者の進路は以下を想定している。
  1. ブライダルや飲食サービス等のビジネスおよびマネジメントを総合的に学習することにより、各サービス業種でのマネジメントの業務を担うことができる人材
  2. 経営・会計分野を中心に学修することにより、経理や財務部門の業務を担うことができる人材
  3. ソーシャルビジネスおよびマネジメント科目を学ぶことにより、町おこしや村おこし、少子高齢化や環境問題、貧困問題など、国内外の社会問題をビジネスを通して解決する手段を見出す人材

カリキュラムポリシー

 サービスマネジメントコースでは、サービス産業の具体的なビジネスについて学ぶ科目と経営・会計などのマネジメントについて学ぶ科目が設置されている。これらの科目をバランスよく修得することによって、サービス産業におけるマネジメント層の人材育成が可能となる。
 1年次配当の「サービスビジネス」では、2年次以降の専門科目で様々なサービス業態を学ぶにあたり、旅行業、宿泊業、飲食業等の基本的なサービス業について学習する。さらに「ホスピタリティマネジメント」では、旅行・外食・観光等のホスピタリティ産業において大きな成果を挙げている企業の事例を挙げながら、ホスピタリティマネジメントの全体像を概観する。
 2年次前期には、コース必修科目である「基礎マネジメント」が開講される。当該科目で会社経営の仕組みと決算書の仕組みの基本的事項を学ぶことによって“企業経営の大まかなイメージ”をつかむ。
 2年次以降に配当される専門科目としてサービスビジネス、マネジメントの各分野の科目が用意されている。サービスビジネスの分野では1年次で学んだ知識をベースに「ブライダルビジネス」「ホテルビジネス」「飲食サービスビジネス」などの様々なサービス業界についてのビジネスを学ぶ。マネジメントの分野では「経営戦略論」「企業分析」「管理会計」等の企業経営に関する科目と、「リーダーシップ論」「人的資源管理論」等の「ヒト」の管理に関する科目が配当される。
 3年次以降にはマネジメント人材に必要なビジネスマナー等を学ぶ「ビジネス実務」、社会的課題に取り組む「ソーシャルビジネス」等の応用科目が配当される。

コース一覧

ブランド・マーケティングコース

ブランド=価値を中心に「売れる仕組み」を創り出すための理論と知識を身につけ、実社会での学びを通じてビジネスで通用する企画力を養います。

サービスマネジメントコース

サービス産業でのビジネス形態や産業構造の理解、会計・経営の専門知識など、マネジメントの現場に不可欠な知識と技能を実践的に学びます。

スポーツマネジメントコース

スポーツをビジネスとして捉え、大学・地域スポーツの発展に取り組みながら、スポーツを活性化させるために必要な専門知識と創造力を培います。

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