アクティブ・ラーニングの推進

(1)アクティブ・ラーニングについて

 アクティブ・ラーニングとは、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称です。
 学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力を育成することが目的となります。
 具体的には、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれますが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法となります。

(2)アクティブ・ラーニングの推進の背景

 2012年8月に発表された中央教育審議会答申、『新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて』より、各大学は、学士課程教育の質的転換を求められています。
 学士課程教育の質的転換の手段として、従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が求められています。

(3)本学の理念・目的の達成に向けて

 本学の理念・目的にあるディプロマ・ポリシーでは、「阪南大学は、国際的なビジネスパーソンにふさわしい幅広い教養と専門知識を身につけ、高度の問題解決能力と社会的適応能力を備えた人材として成長を遂げた学生に学位を授与する。」と掲げています。
 「高度の問題解決能力」とは、まさに、前述の答申が求める「学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく」能力であり、本学の理念・目的の達成に合致するものです。
 今後、本学の理念・目的の達成に向けて積極的にアクティブ・ラーニングを推進していきます。

(4)アクティブ・ラーニングの具体的の取り組み

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