【阪南大学】遠く離れたアフリカタンザニアの学生とeスポーツで楽しく交流できました！ -オンラインゲームの力はすごい！-

内閣官房事業万博国際交流プログラムの活動のひとつとして、松原市と国際交流関係企業の株式会社WithTheWorldと阪南大学とタンザニア大学生と以下の要領でeスポーツ交流会を実施しました。

開催概要

日時：2025年11月29日（土）16:00～18:00
会場：阪南大学 G-Lab（大阪府松原市）／オンライン（Zoom）
参加者：松原市民（阪南大学生） 20名、タンザニア大学生 14名
使用タイトル：UNO
主催：松原市内閣官房事業万博国際交流プログラムの活動の一環

実施の様子

　遠く離れた時差が6時間あるタンザニアとオンラインでつなぎ、eスポーツを通じて松原市とタンザニアに人たちが交流するという試みを実施しました。結論としまして、単なるプレゼンでの文化交流という場ではなく、ゲームを通じて英語会話が活発にされて、各チームが大変盛り上がり、楽しい時間を共有することができました。
　正直なところこれほどの盛り上がりを見せるとは予想していなかったです。松原市側の阪南大学生はeスポーツチーム学生が参加しましたが、英語でのコミュニケーションが苦手であると想定しておりました。
　しかし、実際に開始されますと7チームに分かれてそれぞれがタンザニア学生とオンラインで英会話しながら、非常に楽しくUNOゲームをしました。勝敗が決まるごとに歓声がおきたり、「悔しいからもう一回やろう！」というような会話にも発展しておりました。

文化も地理的にも大きなギャップがある学生たちですが、ゲームという共通の道具を使うと、すぐに仲間意識ができ、苦手な英語でも会話が盛り上がるということを実感させられました。

コミュニケーションツールとしてのゲームの威力は素晴らしいということを再度認識させられました。

本交流会を実現するためにWithTheWorldさんと多くの企画書や台本、ゲームルール作成、運用手順書等をスポーツ学生チームが作成いたしました。
また、当日運用にあたってはWithTheWorldさんの杉田様らと大変多くの打ち合わせとメールのやり取りにて、詳細を詰めてまいりました。特にタンザニア側の通信トラブルやデモによる大学閉鎖問題等予期せぬ事態が次々と発生しましたが、その都度、本学eスポーツ学生チームとWithTheWorldさんとともに対応策を検討し、忍耐強く準備したことが成功につながったお思います。本学のeスポーツ学生チームとWithTheWorldさんの担当者様に大変感謝いたします。

関係者のコメント

阪南大学　学生：
タンザニアとのeスポーツ交流会は大変楽しく参加できました。準備はタンザニアのインターネット回線問題や大学閉鎖問題等、その対応に非常に苦労しました。しかし、当日は万全の準備ができ、さらにWithTheWorldのアシスタントの皆様のサポートもあり、タンザニアの学生さんたちと楽しい時間を過ごすことができました。
機会があればぜひともこのような活動を続けたいと思いました。

阪南大学担当教員：
学生が英語でいきいきと、タンザニアの学生とオンラインで会話している様子を見て、ちょっと感動してしまいました。というのも、事前に「本学の学生は英語が得意ではないので、うまく進行できるか不安です」とWithTheWorldさんにお伝えしていたからです。
でも、実際に運営の様子を見ていると、その心配をしていた自分を反省するばかりでした。学生たちはしっかり成長していて、英語でのコミュニケーションも堂々とできるようになっていることを改めて実感しました。
また、ゲームはコミュニケーションツールとしては威力があり、普通の文化交流などでは一方的なプレゼンだけで終わるところが、ゲームをしながら、盛んに英会話が進んでおりました。素朴に「すごいなぁ」と思いました。

WithTheWorldの杉田様：
ゲームという共通のものから、ここまで学生同士のやり取り、心のつながりが生まれるということを目の当たりにさせていただき、あたたかい気持ちになるとともに、学生同士の新しい関わり方をお示しいただいたこと、このような素晴らしい交流の形を共にさせていただいたことに深く感謝申し上げます。

松原市　市民協働課　坂野様：
昨日のタンザニアとのe-スポーツ交流ありがとうございました。
With The Worldの素晴らしいサポートもありましたが、阪南大学の学生の皆さんもすごく盛り上げてくださったと感じています。母国語が異なる者どうしでもコミュニケーションを交わせることを目の当たりにさせていただきました。それには学生のみなさんが積極的に参加くださったこととともに素晴らしい施設をお借りできたことも重要な要素でした。
我々松原市はタンザニアとのe-スポーツ交流を簡単にお願いしてしまいましたが、現地の通信事情を考慮したゲームの選定などこれまで大変なご苦労をおかけしてしまったと感じています。
今回の事業が、今後のe-スポーツを活用した国際交流の発展に繋がっていくことを期待していますので今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。