企業情報研究科の教育目的

国際化や情報技術(IT)の発展・普及等により急激に変化する現代の経済社会が要請する、実践的かつ創造的な課題解決能力を有する人材の育成

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

本研究科は情報技術と経営を融合させたビジネスの研究・教育を特色としています。本研究科の方針を理解し、下記の分野で学ぶ人や学際的イノベーターをめざす人、かつそれを遂行するために必要な基礎知識と論理思考を持つ人を求めます。
  1. 経営、情報技術、観光、国際ビジネスにかんする研究を志す人。
  2. 高度情報社会の経済メカニズムを深く理解し、グローバル化・情報化する現代社会で情報技術と経営を融合する創造的企業人をめざす人。
  3. 自ら課題を持ち、グローカルな視点で産学連携や国際展開をはかる創造的企業人をめざす人。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

本研究科が有する学際的・国際的な資源と産学連携とを活用し、情報技術とビジネスの知識の融合を目指す体系的教育と独創的な研究をめざします。情報技術の応用にかんする科目を基礎系科目にすえて、情報化時代の国際経営や観光ビジネス分野の研究を学際的に融合する科目配置としています。
  • 情報技術のビジネス等への応用にかんする理論や最新動向を学ぶ科目である「情報応用リテラシー」を基礎とした上で、各自の専門分野での知識の修得、そして研究へと進むカリキュラム編成となっています。
  • 専門科目は、「国際経営」、「ブランド・マーケティング」、「観光ビジネス」、「経済分析」、「情報」の各分野から選択できます。また、産学連携科目や社会調査手法、統計分析手法にかんする科目も開講しています。
  • 最終的には、指導教員による専門科目と演習、論文指導科目に加えて、論文オリエンテーションと2度の中間報告会等を通じた共同指導体制によって、学生の研究をサポートしています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

「国際経営」、「ブランド・マーケティング」、「観光ビジネス」、「経済分析」、「情報」のいずれかの分野の理論と方法にもとづく基礎的研究能力。 各自の専攻する分野において、高度情報社会に対応した学理と実学を融合する研究論文の作成能力を有するとともに、その成果をビジネス課題の解決に活用できる能力。

知識・理解
DP1:専門分野の研究に必要な知識

5つの専門分野のうち、各自が選択した分野を研究する上で求められる専門的知識を修得している。
※各専門分野における到達目標 ・国際経営分野 国際経営に関する理論を踏まえた上で、国内外において新たなビジネスを展開するために必要な基礎的研究能力を修得している。
    • ■ブランド・マーケティング分野
      BtoB企業やBtoC企業に求められるマーケティング手法およびブランド戦略に関わる基礎的研究能力を修得している。
    • ■観光ビジネス分野
      持続可能な観光ビジネスの社会的・政策的意義や地域活性化の方法に関する基礎的研究能力を修得している。
    • ■経済分析分野
      企業を取り巻く一国経済ならびに国際経済に関する諸理論とデータ分析手法に関わる基礎的研究能力を修得している。
    • ■情報分野
      斬新なITのアイディアを自ら発想し、それを実現するための技術の形成につながる基礎的研究能力を修得している。

汎用的技能
DP2:課題探求能力

国際的な視野と展望、そして情報技術に関する知識にもとづいて、専攻分野に潜在する未解決の課題を探究する能力。
DP3:情報収集・分析・解釈能力
フィールドワークや新しい情報通信技術などを通じて、問題の解決に必要な情報を収集・分析・解釈する能力。
DP4:学術論文の作成能力
「国際経営」、「ブランド・マーケティング」、「観光ビジネス」、「経済分析」、「情報」のいずれかの分野の理論と方法にもとづいて、学術論文を作成する能力およびその成果をビジネス課題の解決に活用する能力。

態度・志向性
DP5:未解決の課題に対する探求心

自らの研究分野の学術研究を社会的責任と研究倫理をもって実施し、その成果をビジネス課題の解決に活用することができる。
DP6:豊かな人間性
豊かな人間性を涵養し、さまざまな人々とのコミュニケーションを通して多くの知見を主体的に学び取ることができる。

総合的な学習経験と創造的思考力
DP7:
これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、幅広い視野から物事を総合的に判断することができ、自ら立てた新たな課題にそれらを適用して学術論文を作成することにより、その課題の解決に迫ることができる。