オタゴ大学での1年間の留学生活を終え、帰国しました

 昨年3月からニュージーランド・オタゴ大学に留学していた国際観光学部3年の平安座レナさんが、1年間の留学生活を終え、先月無事に帰国しました。彼女のレポートにもあるように、留学に行く前の彼女は動機が曖昧で、明確な目標も言えなかったので、正直心配していました。しかし、留学先では授業を通して自身の課題を見つけ、タームの中間テストや期末テストでは1つでも上のクラスに上がれるよう、熱心に勉強していました。留学生活を始めて半年ほどが経った8月、ニュージーランドで彼女に会いましたが、目標を持って学ぶ姿勢を見て、正直驚きました。彼女が有意義で、感謝の気持ちを持って1年間過ごせたのは、こうした彼女の努力の賜物です。帰国後は就職活動が始まりますが、1年間の留学生活で身につけた力を存分に発揮してほしいと思います。
 今回は最後の留学報告ということで、これから留学を考えている方々に向け、英文のメッセージもつけてもらっているので、合わせてご覧ください。(森重昌之)

留学先での様子

  • 大学の友人と

  • ホストファミリーと記念撮影

  • ニュージーランドでの最後の夜

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感謝が溢れる留学生活

国際観光学部3年 平安座 レナ

 2月17日に日本に帰国し、約1年間のニュージーランドでの留学生活を無事に終えました。この1年間を振り返ると長いようで、とても早かったように感じます。私が留学を決めたきっかけは、「英語が話せるようになりたい」や「日本と異なった文化の人びととかかわってみたい」など、単純な考えでした。実際に留学してみると、自分の想像を超える壁にたくさんぶつかりました。自分の英語力の低さ、英語でコミュニケーションをとることの難しさ、異文化を理解することの重要性など、考えさせられることもたくさんありました。
 しかし、月日を経るに連れて、みんなの前で意見を述べることや積極的に発表することが自然にできるようになっていきました。タームの期間中と終わりにあるテストでも、クラスを上げるために一生懸命勉強しました。毎日少しずつ積み重ねて勉強することで、確実に自分の力になることを実感できました。1年前の留学を悩んでいる自分に伝えたいことは、「留学を決意してくれてありがとう」ということです。1年前よりももちろん、英語力は向上しました。英語でのコミュニケーションにもある程度適応できるようになりました。また、精神面でも大きく成長できたと感じています。
 私が留学を通して感謝していることは、たくさんの素晴らしい人びととの出会いです。私がバス停でバスを待っている時に声をかけてくれた70歳の友人であるJan、ニュージーランドやタイ、中国、サウジアラビア、香港、韓国、アメリカ、ブラジル人の私の大好きな先生、そして留学を一緒に助け合った日本の友人、たくさんの素敵な人びとに出会うことができました。帰国前の最後の大学で、私の目は自然と涙で溢れていました。また、私を家族の一員として受け入れてくれたホストファミリーにも、とても感謝しています。ホストファミリーとは毎日一緒に食事しました。Holidayの時には一緒にキャンプをしたり、お菓子づくりをしたり、たくさんの経験をさせてくれました。そして、ホストファミリーと最後の夕食の時にも涙が溢れていました。私のホストチルドレンは2時間も泣いていました。そして、ダニーデン空港に私の友人とホストファミリーが見送りに来てくれました。最後は笑ってさよならをしようと決めていましたが、また私の目は涙で溢れていました。
 日本に帰国した今でも、ニュージーランドが恋しくなることがあります。私はそう思うことのできた留学生活で本当に良かったです。留学を応援してくれた家族や先生、相談に乗ってくれた友人、たくさんの人びとに感謝の気持ちでいっぱいです。もし、留学をするか迷っている人がいるなら、私はぜひお勧めします。英語力だけでなく、たくさんの経験、たくさんの人びととの出会いが一生心に残る思い出になると思います。

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