2019.1.7

森重ゼミ・長澤天桜のゲルフ大学留学報告4

第2タームではボキャブラリーを重視して授業に臨みました

 年の瀬も押し迫った頃、カナダ・ゲルフ大学に留学中の長澤天桜さんから留学レポートが届きました。12月は第2タームの学期末テストが行われ、リーディングやグラマー、リスニング、スピーキングのそれぞれのテスト内容を伝えてくれています。結果はまだ出ていないようですが、ボキャブラリーを重視するという意識を持って授業に臨んでいたようです。また、クリスマスやケベック州への旅行の様子も報告してくれており、日本との文化の違いやカナダ国内での文化の多様性も学んでいます。こうした経験は、留学ならではの醍醐味ではないでしょうか。
 彼女の留学生活も残り2ヶ月弱となりましたが、引き続きさまざまな知識や経験を身につけ、有意義な時間を過ごしてほしいと願っています。(森重昌之)

留学先での様子

  • ケベックシティの街並み

  • クリスマスのイルミネーション

  • クリスマスパーティの料理

学期末テストと本場のクリスマス

国際観光学部3年 長澤天桜

 ゲルフに来てから4ヶ月目になりました。第2タームでは、ボキャブラリーを重視した授業を行い、単語をより多く覚えることで、英語での会話を膨らませることを意識してきました。第2タームが終了し、自分がつくった単語カードを確認することで、自分のボキャブラリーがどれくらい伸びているのか、確認できました。
 そして、12月にはこちらに来てから2度目の学期末テストが行われました。リーディングのテストでは、エッセイを読んでその感想を書く問題や、自分のお気に入りの登場人物について1問につき5〜6行ほど書く問題が主なもので、他にエッセイのフレーズが並べられたものの中から、物語の進行順に番号を振っていく“シークエンス”問題もありました。グラマーのテストでは、第1タームと第2タームで学んだ過去形や進行形などの基本的な文法問題と、単語の「形」の変化についての問題でした。リスニングとスピーキングのテストでは、実際に先生の出すテーマに沿って、5分ほどのスピーチを行いました。今回のテストのテーマは、“マナー”についてでした。授業内で学んだマナーの重要性について、子どもにはマナーが必要か否か、なぜそう思うのかといった理由をスピーチしました。この学期末テストの結果を含め、すべての科目の成績の平均点が90パーセント以上になると、プレースメントテストを受ける許可が出され、そのテストで一定の点数を獲得すると、クラスのレベルを2つ上げることができます。私のクラスメイトもこのシステムで2つ上のクラスにレベルアップしたので、今回の学期末テストではさらなる成績の向上を意識して取り組みました。
 私は今月、カナダで初めてのクリスマスを過ごしました。カナダのクリスマスは、大人も仕事を休んでお祝いするので、日本のクリスマスとは違った雰囲気で、盛り上がっていました。クリスマス当日はホストファミリーが家に親戚を招いて盛大にパーティーを開いてくださり、プレゼントを交換したり、親戚の子どもたちと遊んだりして、とても楽しい時間を過ごしました。また、クリスマスのプレゼントは寝ている間に枕元に置いてあると思っていたのですが、カナダではツリーの下に置いてあるそうです。また、クリスマス当日の朝だけでなく、クリスマスイブの朝と夜にもプレゼントがもらえるということに驚き、おもしろい文化の違いに気づきました。
 冬休みに入ってから、「カナダのパリ」と呼ばれているケベックシティとモントリオールに行きました。ケベック州では公用言語がフランス語になっており、カナダでありながらも街中の人びとがフランス語を話しています。カナダから出ていないのに、まるで海外にいるような不思議な気分になりました。ケベックの街はパリのような美しい建物に囲まれており、クリスマスシーズンということもあって、美しいイルミネーションで光り輝いていました。公用言語はフランス語ですが、レストランや公共交通機関の人びとは英語も話すことができるので、旅行しやすい場所でした。
 カナダに来て4ヶ月が経過し、留学生活も残り少なくなってきましたが、この環境を与えてくれた両親に感謝し、引き続き勉強に励んでいきます。