旅行中にトラブルに遭遇しましたが、何とか対処できました

 カナダ・ゲルフ大学に留学中の長澤天桜さんから2回目の留学レポートが届きました。レポートによると、ゲルフはずいぶん秋めいており、日本よりも少し早く秋が訪れているようです。また、10月には期末テストがあり、スピーキングやプレゼンテーション、ライティングなどの試験が行われ、何とか無事にクリアできたようです。
 テスト終了後には、1週間の休暇を利用して米国ニューヨークへ旅行に出かけたとのことですが、休憩所に泊まっていたバスに乗り遅れるというトラブルに遭遇したようです。今回は無事にゲルフに戻ることができ、バスに残された荷物も無事に戻ってきましたが、留学先ではこうしたトラブルも基本的に個人で対応しなければなりません。彼女は今回大きな教訓を得ましたが、今後留学を考えている方も現地の情報をしっかり入手した上で、留学準備を行うことをお勧めします。(森重昌之)

留学先での様子

  • カービングパンプキン

  • ゲルフの紅葉

  • ニューヨーク・タイムズスクエア

  • ブルックリンブリッジにて

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美しいゲルフの秋と予期せぬ体験

 国際観光学部3年 長澤天桜

 10月になり、ゲルフでの留学生活は2ヶ月目になりました。9月までは半袖、半ズボンで快適に過ごすことができましたが、10月のゲルフの平均気温は2度まで下がり、外に出る際はダウンジャケットが必需品になりました。いよいよ冬が来るのだとワクワクしています。紅葉も始まり、自然豊かなゲルフの木々が色鮮やかに変化していくのを見ると、時の流れの速さを感じます。ホームシックに陥っていた私も、今ではカナダでの留学生活を思いきり楽しんでいます。
 大学生活では、こちらに来て初めて期末テストを体験しました。スピーキングのテストではテーマが与えられ、先生の前でテーマに沿って2分間のスピーチを行いました。プレゼンテーションや作文など、日本語でも時間と頭を使う課題も多く、苦戦しましたが、すべての課題やテストを終えた時には、今までにない達成感がありました。特に、リスニング力とスピーキング力はカナダに来た頃と比べ、少しずつですが上達している実感があります。
 また、10月のゲルフ最大のイベントであるハロウィンでは、人生で初めてパンプキンカービングを体験しました。お菓子をもらいに訪ねて来た子どもが私の掘ったパンプキンを褒めてくれた時は、とても嬉しかったです。日本ではハロウィンに子どもがお菓子をもらいに家を訪ねて来る文化がないので、とても新鮮な体験になりました。
 今月は1週間の休み期間があり、その間に韓国の友人とニューヨークへ旅行に行きました。ニューヨークはさまざまな映画の舞台にもなっており、映画好きの私には夢のような場所でした。さらに、ニューヨークで必ず訪れたいと考えていたブロードウェイミュージカルで、「オペラ座の怪人」を見ることもでき、感無量でした。初めてのアメリカで、しかも韓国の友人と行ったので、会話はすべて英語で意思疎通がうまくいかず、困ったことも多かったのですが、自身の英語力を磨くきっかけになったのではないかと思います。
 この旅行での最大の思い出は、帰りのバスです。帰りのバスに乗っている途中、休憩所で降りたのですが、そこでバスに置いていかれてしまいました。財布とパスポート、携帯電話しか持っておらず、残りの荷物はすべてバスに置いてあったので、最大の危機を感じました。すぐに休憩所のスタッフの方から電話をお借りし、バス会社に電話して、事情を説明しました。もちろん、この時のやりとりもすべて英語でしたので、焦りながらもなくした荷物や自分の状況について説明しましたが、後でそれなりの英語力が身についていたことに驚きました。幸いなことに、幾度となる電話とメールのやり取りによって荷物は見つかりましたが、これからはもっと気をつけなければならないという教訓になりました。日本を離れてから初めての大きなアクシデントもありましたが、新たな思い出を増やすことができ、その中でも自分の成長を感じることができた10月でした。これからも努力を怠らず、留学生活を過ごしていきます。