プロフィール

経営学部 経営学科

森下 信雄 (モリシタ ノブオ)

 私はかつて、宝塚歌劇の総支配人、プロデューサーを務めていました。タカラヅカには熱狂的なファンコミュニティが存在する一方、本質の理解に乏しい方々からは芸術性の低い「学芸会」などとも時に揶揄されたりしています。しかしながら、宝塚歌劇ビジネスは浮き沈みの激しいエンタメ業界で100年以上継続しています。その理由は何でしょう・・・
それはタカラヅカが「ホンモノ」だからです。あのきらびやかな舞台を作るために、舞台裏では血のにじむような努力・自己研鑽が積み重ねられています。裏方も含めて。
 一方・・・この世の中には「カタチ」「ウワベ」をなぞるだけの「ニセモノ」の顕示が氾濫しています。皆さんの身近なところにもきっと「ニセモノ」は存在します。ただしその中には、巧妙な仕掛けで「ホンモノ」になっていくものもあります。秋元康さんのビジネスが興味深い事例です。
 果たして「ホンモノ」とは何か? これからの世間に必要なものは「ホンモノ」を見極める力と、それを産み出す力ではないでしょうか。
 ライフスタイルビジネス、あるいはコミュニティビジネスなどを通じて、その「力」の本質を探ることが私の関心領域です。
 皆さんと共に「ホンモノ」を見極め、そして創造する「力」を養っていきましょう。
職名 教授
出身地 岡山県高梁市
出身校 関西学院大学専門職大学院
学位 修士(経営管理)
担当科目 マーケティング戦略、マーケティング実践
研究テーマ
  • コミュニティビジネス、ライフスタイルビジネス 他
主要業績
  • 「元・宝塚総支配人が語る『タカラヅカ』の経営戦略(2015年1月、角川書店)
                        

※その他の研究業績については、下記「researchmap」(国立研究開発法人科学技術振興機構)で公開している研究ページをご覧ください。

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