オーストラリアの日常のライフスタイルを旅の魅力にする可能性を探りました
今年度の「プロジェクト型国際実習/観光実習2(海外)」の授業は、オーストラリアの日常のライフスタイルを旅の魅力と捉え、それらを主に日本人の若者向けに発信するためのSNS用動画を作成することを目的に取り組んでいます。とかく日本人は旅先で多くの観光地をめぐり、アクティビティなどの体験を詰め込んだ旅程を組む傾向があります。もちろん、せっかく訪れるのであれば、できるだけたくさんのことを経験したいという気持ちも大切です。しかし、もっとのんびり、ゆっくりと楽しむ旅のスタイルもあるのではないかということで、今回このテーマを選びました。
昨年度と同様、オーストラリア・ケアンズで日本人向けガイドツアーを企画・催行する「ジェイさんツアー」にご協力いただき、8月23日から9月3日までの12日間、現地で実習を行いました。今回はケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーの4都市を巡り、都市規模や特徴の違いを学びながらの現地調査となりました。この授業は国際コミュニケーション学科と国際観光学科の開講科目ですが、今回初めて国際コミュニケーション学科の3年生3名も受講し、計10名での現地調査となりました。
以下で、受講生がプロジェクト型国際実習の現地調査の様子を2回に分けて報告します。今回は主にジェイさんツアーのアクティビティに参加したケアンズと、その後に訪れたブリスベンでの調査の様子を紹介します。(森重昌之)
【付記】この活動は、本学の社会連携活動の支援を受けて実施しました。
昨年度と同様、オーストラリア・ケアンズで日本人向けガイドツアーを企画・催行する「ジェイさんツアー」にご協力いただき、8月23日から9月3日までの12日間、現地で実習を行いました。今回はケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーの4都市を巡り、都市規模や特徴の違いを学びながらの現地調査となりました。この授業は国際コミュニケーション学科と国際観光学科の開講科目ですが、今回初めて国際コミュニケーション学科の3年生3名も受講し、計10名での現地調査となりました。
以下で、受講生がプロジェクト型国際実習の現地調査の様子を2回に分けて報告します。今回は主にジェイさんツアーのアクティビティに参加したケアンズと、その後に訪れたブリスベンでの調査の様子を紹介します。(森重昌之)
【付記】この活動は、本学の社会連携活動の支援を受けて実施しました。
当日の現地調査の様子
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Hartley`s Crocodile Adventuresにて
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ガイドのジェイさんと一緒に朝食
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キュランダ鉄道に乗ってキュランダ村へ
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大自然動物探検ツアーの様子
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夜景も美しいブリスベンの街並み
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日常の足にも観光にも便利なブリスベン川のフェリー
※関連記事
参加した学生の報告
自然と温かい人たちが融合したケアンズ
国際観光学部3年 佐藤ひより
私は8月23日から9月3日に行われたオーストラリアでの海外実習に参加しました。今回の海外実習の目的は、現地の方々の過ごし方や実際の雰囲気を写真や動画で記録し、日本人の方々に向けて発信し、魅力を届けることです。その中で、私たちは現地のツアー会社である「ジェイさんツアー」様と連携し、ツアーを通してさまざまな写真や動画を記録することができました。
現地に行くまでに私たちはどのような動画を作成していくべきなのか、実際にどこでどのような写真や動画を記録するのか、オーストラリア人の1日の過ごし方と日本人の1日の過ごし方とのギャップを「ジェイさんツアー」様に教えていただきながら、毎週の授業で話し合いました。そこで、ツアーに多く参加し、予定を詰め込む傾向のある日本人に向けて、オーストラリア人のゆっくりとした1日の過ごし方は新たな観光の仕方として魅力的に受け取られるのではないかと考えていきました。そして、現地に行くまでの話し合いでは、アクティビティの体験の様子を重視していくことよりも、現地の人びとのありのままの様子や現地の風景を撮影して記録することになりました。また、インスタグラムとTik Tok用に動画や写真を記録するため、インスタグラムとTik Tokの使用目的の違いやどのようなコンテンツが観光動機につながるのかを話し合いました。
私がオーストラリアの中で印象に残っているケアンズでは、ジェイさんツアーに参加し、ハートリーズでコアラと朝ごはんを食べたり、船に乗ってワニを観察したりしました。その他にも数千頭、数千匹の鳥や爬虫類など、さまざまな動物と触れ合うことができ、貴重な経験となりました。カンガルーやコアラも至近距離で撮影することが可能だったため、インパクトのある撮影ができたと感じています。また、翌日にはジェイさんツアーでキュランダ鉄道に乗り、その風景や様子を撮影しました。走行前には運転席まで行き、運転手の方が快く一緒に撮影を受け入れてくれました。そして、キュランダ鉄道はレトロな木製車両で開口部が広い窓だったので、走行中の風や熱帯雨林の温湿度を全身で楽しむことができました。ガラス越しではないため、窓から滝や大きな崖、カーブを曲がる列車の姿もきれいに撮影できました。
この取り組みを通して気づいたことは、同じオーストラリアでも都市によってそれぞれ違う良さがあることです。私が一番心地よいと感じたケアンズでは自然を多く感じることができたのと、道が広くたくさん歩くことができました。徒歩でさまざまな場所を自分のペースで散策でき、実際に自分の五感で気温や風景を見て感じることができたので、とても良い実習を過ごすことができたと思います。さらに、ケアンズでは一番現地の方に声をかけていただいたのと、目が合えば微笑んでくれる優しい方が多かったので、人びとが温かい都市だと気づきました。
今後の取り組みとしては、実際に記録した写真や動画を使用して、日本人の方々に向けたプロモーション動画を作成していきます。初めてのオーストラリアはとても不安でしたが、現地の方々がとても温かく何度も助けられたため、無事に実習を終えることができました。現地の人の温かさや落ち着いた風景は日本人にも魅力的に受け取られると思います。オーストラリアに行きたいと思い、オーストラリアをもっと知りたいと思っていただけるような動画を作成したいと思います。
現地に行くまでに私たちはどのような動画を作成していくべきなのか、実際にどこでどのような写真や動画を記録するのか、オーストラリア人の1日の過ごし方と日本人の1日の過ごし方とのギャップを「ジェイさんツアー」様に教えていただきながら、毎週の授業で話し合いました。そこで、ツアーに多く参加し、予定を詰め込む傾向のある日本人に向けて、オーストラリア人のゆっくりとした1日の過ごし方は新たな観光の仕方として魅力的に受け取られるのではないかと考えていきました。そして、現地に行くまでの話し合いでは、アクティビティの体験の様子を重視していくことよりも、現地の人びとのありのままの様子や現地の風景を撮影して記録することになりました。また、インスタグラムとTik Tok用に動画や写真を記録するため、インスタグラムとTik Tokの使用目的の違いやどのようなコンテンツが観光動機につながるのかを話し合いました。
私がオーストラリアの中で印象に残っているケアンズでは、ジェイさんツアーに参加し、ハートリーズでコアラと朝ごはんを食べたり、船に乗ってワニを観察したりしました。その他にも数千頭、数千匹の鳥や爬虫類など、さまざまな動物と触れ合うことができ、貴重な経験となりました。カンガルーやコアラも至近距離で撮影することが可能だったため、インパクトのある撮影ができたと感じています。また、翌日にはジェイさんツアーでキュランダ鉄道に乗り、その風景や様子を撮影しました。走行前には運転席まで行き、運転手の方が快く一緒に撮影を受け入れてくれました。そして、キュランダ鉄道はレトロな木製車両で開口部が広い窓だったので、走行中の風や熱帯雨林の温湿度を全身で楽しむことができました。ガラス越しではないため、窓から滝や大きな崖、カーブを曲がる列車の姿もきれいに撮影できました。
この取り組みを通して気づいたことは、同じオーストラリアでも都市によってそれぞれ違う良さがあることです。私が一番心地よいと感じたケアンズでは自然を多く感じることができたのと、道が広くたくさん歩くことができました。徒歩でさまざまな場所を自分のペースで散策でき、実際に自分の五感で気温や風景を見て感じることができたので、とても良い実習を過ごすことができたと思います。さらに、ケアンズでは一番現地の方に声をかけていただいたのと、目が合えば微笑んでくれる優しい方が多かったので、人びとが温かい都市だと気づきました。
今後の取り組みとしては、実際に記録した写真や動画を使用して、日本人の方々に向けたプロモーション動画を作成していきます。初めてのオーストラリアはとても不安でしたが、現地の方々がとても温かく何度も助けられたため、無事に実習を終えることができました。現地の人の温かさや落ち着いた風景は日本人にも魅力的に受け取られると思います。オーストラリアに行きたいと思い、オーストラリアをもっと知りたいと思っていただけるような動画を作成したいと思います。
ケアンズの魅力を最大限に堪能
国際コミュニケーション学科3年 酒井唯
今年度の海外実習は8月23日から9月3日の約10日間の日程で行われました。その中で、ケアンズをはじめとするオーストラリアの4都市を訪れ、日本人観光客を増やすためにオーストラリアの魅力やオーストラリアの生活スタイルをSNSで発信する動画作成を行いました。前期15回の授業ではオーストラリアに行ってどういった素材を集めるのかを考えました。まずはどういった動画をつくるのか、若者に人気の動画スタイルはどういうものかなど、各自の思う“バズる”動画、海外旅行に行く際にどういった動画を見るのかなどを共有しました。その後、現地に行ってどういう素材を集めるかなど、細かく情報を共有しました。
約10日間のオーストラリア実習では、はじめにケアンズを訪れました。ケアンズでは約3日間を過ごし、ジェイさんツアーに参加させていただきました。24日にケアンズ国際空港に到着し、はじめにハートレイズ・クロコダイル・アドベンチャーズという場所で「コアラと朝ごはん」を体験しました。その後、クロコダイルショーを見学し、コアラをはじめとするオーストラリアに生息している動物を間近で見ることができました。コアラはのんびりしているイメージがありましたが、食事をとっている姿や木を上り下りしている活発な姿を見ることができました。じっとしていることが多いようで、今回は珍しい姿を見せてくれたようです。日本では見られない動物を見ることができるのも、現地に行く意義だと考えます。
翌25日は、まずキュランダ鉄道に乗り、ゆっくりキュランダ村に向かいました。少しずつ斜面を上がっていくため、街並みを上から眺めることができたり、滝を上から見ることができたりと、さまざまな景色を堪能できました。いくつか滝があるのですが、そのうちの1つの滝は列車のカーブの途中にあり、鉄道が走っているすぐ隣を流れていたため、鉄道と滝が重なり合う美しい景色を見ることができました。その後はキュランダ村を訪れ、昼食を取った後、動物探検ツアーに移りました。動物探検ツアーでは、アリ塚をつくるアリを見たり、ワラビーに餌やりをしたりしたほか、今回私たちは見つけることができませんでしたが、カモノハシを見に行ったりしました。移動するバス内ではガイドさんが鳥の紹介やオーストラリアの農業の話などをしてくださいました。バスに乗っている時間も、ガイドさんのおかげで楽しく有意義な時間を過ごせました。
26日はブリスベンに移動する日でもあったので、特別なことはできませんでしたが、参加者それぞれがケアンズの街並みを楽しみました。
今後は撮影した素材を集め、ツアーで行くオーストラリア旅行や日本人の旅行スタイルとは違った、のんびり過ごす海外の旅行スタイルなど、いくつかの形式でそれぞれのSNSに適した動画を作成していきます。
最後になりましたが、ジェイさんツアーの方々にはたくさんお世話になりました。どの都市に行ってもおすすめの場所を紹介していただき、付き添っていただき、本当にありがとうございました。また、森重先生をはじめとする海外実習のメンバーのおかげで、楽しく有意義な時間を分け合うことができたと思います。このオーストラリア実習を通して、動画作成に関する情報だけでなく、さまざまな人との出会い、感情との出会いなど、出発前の私には想像できないくらいの満足感を得ることができました。本当にありがとうございました。
約10日間のオーストラリア実習では、はじめにケアンズを訪れました。ケアンズでは約3日間を過ごし、ジェイさんツアーに参加させていただきました。24日にケアンズ国際空港に到着し、はじめにハートレイズ・クロコダイル・アドベンチャーズという場所で「コアラと朝ごはん」を体験しました。その後、クロコダイルショーを見学し、コアラをはじめとするオーストラリアに生息している動物を間近で見ることができました。コアラはのんびりしているイメージがありましたが、食事をとっている姿や木を上り下りしている活発な姿を見ることができました。じっとしていることが多いようで、今回は珍しい姿を見せてくれたようです。日本では見られない動物を見ることができるのも、現地に行く意義だと考えます。
翌25日は、まずキュランダ鉄道に乗り、ゆっくりキュランダ村に向かいました。少しずつ斜面を上がっていくため、街並みを上から眺めることができたり、滝を上から見ることができたりと、さまざまな景色を堪能できました。いくつか滝があるのですが、そのうちの1つの滝は列車のカーブの途中にあり、鉄道が走っているすぐ隣を流れていたため、鉄道と滝が重なり合う美しい景色を見ることができました。その後はキュランダ村を訪れ、昼食を取った後、動物探検ツアーに移りました。動物探検ツアーでは、アリ塚をつくるアリを見たり、ワラビーに餌やりをしたりしたほか、今回私たちは見つけることができませんでしたが、カモノハシを見に行ったりしました。移動するバス内ではガイドさんが鳥の紹介やオーストラリアの農業の話などをしてくださいました。バスに乗っている時間も、ガイドさんのおかげで楽しく有意義な時間を過ごせました。
26日はブリスベンに移動する日でもあったので、特別なことはできませんでしたが、参加者それぞれがケアンズの街並みを楽しみました。
今後は撮影した素材を集め、ツアーで行くオーストラリア旅行や日本人の旅行スタイルとは違った、のんびり過ごす海外の旅行スタイルなど、いくつかの形式でそれぞれのSNSに適した動画を作成していきます。
最後になりましたが、ジェイさんツアーの方々にはたくさんお世話になりました。どの都市に行ってもおすすめの場所を紹介していただき、付き添っていただき、本当にありがとうございました。また、森重先生をはじめとする海外実習のメンバーのおかげで、楽しく有意義な時間を分け合うことができたと思います。このオーストラリア実習を通して、動画作成に関する情報だけでなく、さまざまな人との出会い、感情との出会いなど、出発前の私には想像できないくらいの満足感を得ることができました。本当にありがとうございました。
非日常を体験できるケアンズの魅力
国際観光学科2年 竹山小百合
私たちは8月24日から9月3日の11日間、オーストラリアに滞在し、多くの体験をしました。今回の調査の目的は、私たちが実際に体験したことを通して、言葉や写真、映像を用いてオーストラリアの魅力を日本の若者に伝えることです。
まず、事前の準備として現地観光事業『ジェイさんツアー』の代表であるジェイさんやスタッフの藤田さんと打ち合わせを行いました。この打ち合わせでは、調査後に制作するPR動画の方向性について主に話し合いました。そこで私たちは、現地側が求める情報を重視した動画と、ターゲットである若年層の視点から魅力を伝える動画の2種類を制作することにしました。
こうした事前準備を終え、私たちはケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーの4都市をめぐりました。本レポートでは特に印象に残ったケアンズでの調査について報告します。
ケアンズでの滞在期間は8月24日と25日の2日間でしたが、その間に2つの「ジェイさんツアー」に参加させていただき、充実した時間を過ごすことができました。24日にオーストラリアへ到着した後、「コアラと朝食」、「ハートレイズ・クロコダイル・アドベンチャー」の2つのツアーを体験しました。ここでは、木の上で食事をするコアラの横で私たちも朝食をとりました。コアラを間近で見るだけでなく、触れることもできました。見た目以上にふわふわとした手触りで、それまで抱いていたごわごわとしたイメージが払拭されました。ハートレイズでは、クロコダイルという名前の通りワニをメインとしたアクティビティがありました。ボートに乗ってワニのいる場所まで行き、スタッフが肉のついた釣り竿のようなものをワニの目前に垂らしました。船にアクリル板がついているため、私たちに危険が及ぶことはありませんが、至近距離で獲物に食いつき、デスロールをするワニの姿を見ることができ、大迫力の体験でした。また、ワニの他にも、オオトカゲやウォンバット、ヒクイドリなど、多くの動物が展示されていました。中でも驚いたのは、猛禽類エリアとカンガルーエリアには、私たちと動物の間に柵がなかったことです。柵がない分鮮明に動物を観察することができ、新鮮な経験となりました。
25日にはキュランダ鉄道を利用し、キュランダ村へ訪れました。そこではアーミーダックに乗ることができ、大自然の中を探検しながらジェイさんから植物などについての説明を聞きました。その後キュランダ村を探索し、動物探検ツアーに移りました。ケアンズ滞在中に最も記憶に残ったツアーは、この「動物探検ツアー」です。このツアーではバスに乗り、スタッフの方が動物や景色について解説しながら、さまざまなスポットへ案内してくださいました。シロアリの巣を見学したほか、野生のワラビーとの触れ合いや餌やり、さらにカモノハシを探すアクティビティにも参加しました。私は残念ながらカモノハシを見ることはできませんでしたが、このツアーでカモノハシについて多くの知識を得ることができました。例えば、カモノハシは複数の動物の特徴を併せ持つため、独自の分類が設けられていることを知りました。また、土を掘って餌を探すため、生息地には特徴的な痕跡が見られることなど、このツアーに参加しなければ知ることのない動物の生態を学ぶことができました。
これらの体験を一言で表すと、「非日常」です。日本では決して見たり体験したりすることのできないことばかりでした。私は以前から海外に興味があり、この授業を履修しました。一方で、私にとってオーストラリアはコアラやカンガルーのイメージしかなく、詳しく知る機会がほとんどありませんでした。授業の一環としての活動であったため、当初は学習が中心になると考えていました。しかし実際に訪れてみると、私が想像していた以上に魅力の多い国であることを実感しました。
近年は、大自然や野生動物との触れ合い、美しい景観を求める観光への関心が高まっています。そして、オーストラリアではそれらをすべて体験することができます。日本ではコアラやカンガルーのイメージが先行し、ケアンズの多様な魅力はまだ十分に認知されていないように感じました。そうした「まだ知られていないオーストラリアの魅力」に焦点を当て、視聴者の視点を意識してPRを行うことが大事だと学びました。そのためにも、多くの日本人の目に留まるようなオーストラリアの魅力の詰まった動画を制作しようと思います。
まず、事前の準備として現地観光事業『ジェイさんツアー』の代表であるジェイさんやスタッフの藤田さんと打ち合わせを行いました。この打ち合わせでは、調査後に制作するPR動画の方向性について主に話し合いました。そこで私たちは、現地側が求める情報を重視した動画と、ターゲットである若年層の視点から魅力を伝える動画の2種類を制作することにしました。
こうした事前準備を終え、私たちはケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーの4都市をめぐりました。本レポートでは特に印象に残ったケアンズでの調査について報告します。
ケアンズでの滞在期間は8月24日と25日の2日間でしたが、その間に2つの「ジェイさんツアー」に参加させていただき、充実した時間を過ごすことができました。24日にオーストラリアへ到着した後、「コアラと朝食」、「ハートレイズ・クロコダイル・アドベンチャー」の2つのツアーを体験しました。ここでは、木の上で食事をするコアラの横で私たちも朝食をとりました。コアラを間近で見るだけでなく、触れることもできました。見た目以上にふわふわとした手触りで、それまで抱いていたごわごわとしたイメージが払拭されました。ハートレイズでは、クロコダイルという名前の通りワニをメインとしたアクティビティがありました。ボートに乗ってワニのいる場所まで行き、スタッフが肉のついた釣り竿のようなものをワニの目前に垂らしました。船にアクリル板がついているため、私たちに危険が及ぶことはありませんが、至近距離で獲物に食いつき、デスロールをするワニの姿を見ることができ、大迫力の体験でした。また、ワニの他にも、オオトカゲやウォンバット、ヒクイドリなど、多くの動物が展示されていました。中でも驚いたのは、猛禽類エリアとカンガルーエリアには、私たちと動物の間に柵がなかったことです。柵がない分鮮明に動物を観察することができ、新鮮な経験となりました。
25日にはキュランダ鉄道を利用し、キュランダ村へ訪れました。そこではアーミーダックに乗ることができ、大自然の中を探検しながらジェイさんから植物などについての説明を聞きました。その後キュランダ村を探索し、動物探検ツアーに移りました。ケアンズ滞在中に最も記憶に残ったツアーは、この「動物探検ツアー」です。このツアーではバスに乗り、スタッフの方が動物や景色について解説しながら、さまざまなスポットへ案内してくださいました。シロアリの巣を見学したほか、野生のワラビーとの触れ合いや餌やり、さらにカモノハシを探すアクティビティにも参加しました。私は残念ながらカモノハシを見ることはできませんでしたが、このツアーでカモノハシについて多くの知識を得ることができました。例えば、カモノハシは複数の動物の特徴を併せ持つため、独自の分類が設けられていることを知りました。また、土を掘って餌を探すため、生息地には特徴的な痕跡が見られることなど、このツアーに参加しなければ知ることのない動物の生態を学ぶことができました。
これらの体験を一言で表すと、「非日常」です。日本では決して見たり体験したりすることのできないことばかりでした。私は以前から海外に興味があり、この授業を履修しました。一方で、私にとってオーストラリアはコアラやカンガルーのイメージしかなく、詳しく知る機会がほとんどありませんでした。授業の一環としての活動であったため、当初は学習が中心になると考えていました。しかし実際に訪れてみると、私が想像していた以上に魅力の多い国であることを実感しました。
近年は、大自然や野生動物との触れ合い、美しい景観を求める観光への関心が高まっています。そして、オーストラリアではそれらをすべて体験することができます。日本ではコアラやカンガルーのイメージが先行し、ケアンズの多様な魅力はまだ十分に認知されていないように感じました。そうした「まだ知られていないオーストラリアの魅力」に焦点を当て、視聴者の視点を意識してPRを行うことが大事だと学びました。そのためにも、多くの日本人の目に留まるようなオーストラリアの魅力の詰まった動画を制作しようと思います。
落ち着いた街並みのブリスベン
国際コミュニケーション学科3年 髙良在
私たちは8月23日から9月3日までオーストラリアを訪れました。ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーの4都市を巡り、観光を楽しむことだけでなく、日本人にオーストラリアを訪れてもらうために、どのような場所を紹介したらいいのか現地調査することを目的としました。
渡航前には、訪れる都市の有名な観光地や食べ物、カフェなどを調べ、現地でどのような動画を撮りたいと考えているのかをメンバー全員で共有しました。観光地を紹介するだけでなく、実際に現地を訪れたからこそわかる雰囲気や、日本とは異なる部分にも注目して調査することにしました。
ブリスベンでは、1泊しか滞在することができなかったため、限られた時間をどのように使うかが重要でした。そこで、前日の夜からメンバーと話し合い、美術館を巡るチームとカフェを巡るチームに分かれることにしました。私は、カフェを巡るチームとして行動しました。
私たちのチームは、まず「BROOKI」というブリスベン発のクッキーショップに向かいました。ピンクと茶色を基調とした店内や、こぶし一つ分ほどある大きめのクッキーは、写真や動画に映える、とても可愛らしいものでした。実際にクッキーを食べてみると、とても美味しく、見た目だけでなく味も楽しむことができました。
また、フェリーにも乗り、川を移動しながら橋や街の景色を眺めたり、日本ではあまり見ることができない洋風な街並みを感じるために散歩をしたりと、さまざまな方法でブリスベンを巡りました。実際に歩いてみると、日本とは異なる雰囲気の建物ばかりで、とても新鮮でした。
今回の調査を通して、事前準備の大切さを実感しました。あらかじめ授業内で有名な場所や紹介したいカフェなどを調べておいたからこそ、限られた時間の中でも効率よく行動することができました。一方で、事前に調べた情報ではわからない魅力も多くありました。特に、街を歩いた時の雰囲気や夜景の魅力は、実際に訪れたからこそ感じることができたと思います。
今後は、今回撮影した動画や写真を整理し、オーストラリアの魅力が多くの人びとに伝わるよう、発信していきたいと考えています。ブリスベンだけでなく、他の都市にも日本では味わえない楽しさがあり、それらをより多くの若者に知ってもらいたいです。
最後に、今回の実習を通して、自分の見る世界の狭さを思い知りました。普段から柔軟に生きたいと考えていても、知らないうちに自分の価値観が凝り固まってしまっているのだと改めて実感しました。これからのさまざまな経験に活かしていきたいと思います。
渡航前には、訪れる都市の有名な観光地や食べ物、カフェなどを調べ、現地でどのような動画を撮りたいと考えているのかをメンバー全員で共有しました。観光地を紹介するだけでなく、実際に現地を訪れたからこそわかる雰囲気や、日本とは異なる部分にも注目して調査することにしました。
ブリスベンでは、1泊しか滞在することができなかったため、限られた時間をどのように使うかが重要でした。そこで、前日の夜からメンバーと話し合い、美術館を巡るチームとカフェを巡るチームに分かれることにしました。私は、カフェを巡るチームとして行動しました。
私たちのチームは、まず「BROOKI」というブリスベン発のクッキーショップに向かいました。ピンクと茶色を基調とした店内や、こぶし一つ分ほどある大きめのクッキーは、写真や動画に映える、とても可愛らしいものでした。実際にクッキーを食べてみると、とても美味しく、見た目だけでなく味も楽しむことができました。
また、フェリーにも乗り、川を移動しながら橋や街の景色を眺めたり、日本ではあまり見ることができない洋風な街並みを感じるために散歩をしたりと、さまざまな方法でブリスベンを巡りました。実際に歩いてみると、日本とは異なる雰囲気の建物ばかりで、とても新鮮でした。
今回の調査を通して、事前準備の大切さを実感しました。あらかじめ授業内で有名な場所や紹介したいカフェなどを調べておいたからこそ、限られた時間の中でも効率よく行動することができました。一方で、事前に調べた情報ではわからない魅力も多くありました。特に、街を歩いた時の雰囲気や夜景の魅力は、実際に訪れたからこそ感じることができたと思います。
今後は、今回撮影した動画や写真を整理し、オーストラリアの魅力が多くの人びとに伝わるよう、発信していきたいと考えています。ブリスベンだけでなく、他の都市にも日本では味わえない楽しさがあり、それらをより多くの若者に知ってもらいたいです。
最後に、今回の実習を通して、自分の見る世界の狭さを思い知りました。普段から柔軟に生きたいと考えていても、知らないうちに自分の価値観が凝り固まってしまっているのだと改めて実感しました。これからのさまざまな経験に活かしていきたいと思います。
自然と都市が共存する街、ブリスベン
国際観光学科2年 山口果
2026年8月24日から9月3日までの11日間、オーストラリアで海外実習のフィールドワークを行いました。今回の実習では、ケアンズに2泊、ブリスベンに1泊、ゴールドコーストに4泊、シドニーに2泊し、それぞれの地域の自然や街並み、人びとの暮らしについて実際に見て学びました。
その中から、私はブリスベンでの現地調査について取り上げます。ブリスベンは1泊という短い滞在でしたが、他の地域とは異なる街の特徴を実際に歩きながら見て回りました。事前にブリスベンの街の特徴や観光地、交通機関などについて調べ、限られた時間の中で訪れる場所をチームで分かれて考えました。私は特に、ブリスベン川を中心とした街のつくりや、現地の人びとがどのように公共交通機関を利用しているのかに注目しました。
ケアンズではツアーに参加し、広大な自然や美しい景色を感じましたが、ブリスベンではチームごとに分かれて自分たちで街を歩きました。ケアンズでは、街を少し離れると大自然が広がり、自然を生かした観光地としての魅力を強く感じました。一方、ブリスベンに着いた時は、建物や道路、店などが多く見られ、都会的な雰囲気へと大きく変わったことが印象に残りました。また、ゴールドコーストではビーチや高層ホテル、観光施設などが目立ち、リゾート地としての雰囲気が強かったのに対し、ブリスベンは観光だけでなく、仕事や学校などの日常生活が行われている都市であることを感じました。
特に印象に残ったのが、ブリスベン川とその上を走るフェリーです。ブリスベンは大きな川が街の中心を流れている「川の街」で、フェリーは街の移動を支える交通手段の一つとなっています。私たちはCity Catというフェリーに乗りました。実際に乗ってみると、観光客だけではなく、通勤や通学に利用しているように見える人もいました。立って乗っている人も多く、観光用のクルーズというよりも、現地の人びとの生活に溶け込んだ交通機関であるように感じました。特にフロントデッキから見た景色が印象的で、橋の下を通りながら、川と街並みを一緒に眺めることができました。天気も良く、青空の下で見るブリスベンの街はとても綺麗でした。また、ブリスベンには美術館や博物館などの文化施設が集まっており、無料で利用できる施設も多いことが特徴で、観光だけでなく芸術や歴史にも触れられる環境が整っています。さらに、人工的に整備されたビーチも見られました。都会の中で水辺や自然を楽しめる場所があることにとても驚きました。
今回の現地調査を通して、同じオーストラリアでも地域によって街の雰囲気や観光のあり方が大きく異なることに気づきました。特にブリスベンは、ケアンズのように大自然を中心とした地域でも、ゴールドコーストのようなリゾート地でもなく、自然と都市の両方を身近に感じられる街でした。川沿いに高い建物が並ぶ一方で、公園やビーチなどの人がゆったり過ごせる場所もあり、都市の便利さと自然の豊かさが共存していることが魅力に感じられました。また、実際にCity Catに乗ったことで、観光地を訪れるだけではわからない現地の生活を少し知ることができたように感じます。観光客と現地の人が同じ交通機関を利用している様子を見て、観光地は観光客のためだけに存在しているのではなく、そこに暮らす人びとの日常の中にもあるものだと考えられました。
今後、海外や国内の観光地を訪れる際には、有名な観光スポットを見るだけでなく、公共交通機関や街の使われ方、人びとの過ごし方にも目を向けたいです。また、事前に調べた情報と実際に現地で見たものや感じたことを比較しながら、その地域ならではの魅力を考えるようにしたいです。今回のブリスベンでの短い滞在を通して、観光地の魅力は有名な場所だけではなく、自然、交通、文化、そしてそこに暮らす人々の日常が組み合わさってつくられていることを強く感じられ、学びになりました。
その中から、私はブリスベンでの現地調査について取り上げます。ブリスベンは1泊という短い滞在でしたが、他の地域とは異なる街の特徴を実際に歩きながら見て回りました。事前にブリスベンの街の特徴や観光地、交通機関などについて調べ、限られた時間の中で訪れる場所をチームで分かれて考えました。私は特に、ブリスベン川を中心とした街のつくりや、現地の人びとがどのように公共交通機関を利用しているのかに注目しました。
ケアンズではツアーに参加し、広大な自然や美しい景色を感じましたが、ブリスベンではチームごとに分かれて自分たちで街を歩きました。ケアンズでは、街を少し離れると大自然が広がり、自然を生かした観光地としての魅力を強く感じました。一方、ブリスベンに着いた時は、建物や道路、店などが多く見られ、都会的な雰囲気へと大きく変わったことが印象に残りました。また、ゴールドコーストではビーチや高層ホテル、観光施設などが目立ち、リゾート地としての雰囲気が強かったのに対し、ブリスベンは観光だけでなく、仕事や学校などの日常生活が行われている都市であることを感じました。
特に印象に残ったのが、ブリスベン川とその上を走るフェリーです。ブリスベンは大きな川が街の中心を流れている「川の街」で、フェリーは街の移動を支える交通手段の一つとなっています。私たちはCity Catというフェリーに乗りました。実際に乗ってみると、観光客だけではなく、通勤や通学に利用しているように見える人もいました。立って乗っている人も多く、観光用のクルーズというよりも、現地の人びとの生活に溶け込んだ交通機関であるように感じました。特にフロントデッキから見た景色が印象的で、橋の下を通りながら、川と街並みを一緒に眺めることができました。天気も良く、青空の下で見るブリスベンの街はとても綺麗でした。また、ブリスベンには美術館や博物館などの文化施設が集まっており、無料で利用できる施設も多いことが特徴で、観光だけでなく芸術や歴史にも触れられる環境が整っています。さらに、人工的に整備されたビーチも見られました。都会の中で水辺や自然を楽しめる場所があることにとても驚きました。
今回の現地調査を通して、同じオーストラリアでも地域によって街の雰囲気や観光のあり方が大きく異なることに気づきました。特にブリスベンは、ケアンズのように大自然を中心とした地域でも、ゴールドコーストのようなリゾート地でもなく、自然と都市の両方を身近に感じられる街でした。川沿いに高い建物が並ぶ一方で、公園やビーチなどの人がゆったり過ごせる場所もあり、都市の便利さと自然の豊かさが共存していることが魅力に感じられました。また、実際にCity Catに乗ったことで、観光地を訪れるだけではわからない現地の生活を少し知ることができたように感じます。観光客と現地の人が同じ交通機関を利用している様子を見て、観光地は観光客のためだけに存在しているのではなく、そこに暮らす人びとの日常の中にもあるものだと考えられました。
今後、海外や国内の観光地を訪れる際には、有名な観光スポットを見るだけでなく、公共交通機関や街の使われ方、人びとの過ごし方にも目を向けたいです。また、事前に調べた情報と実際に現地で見たものや感じたことを比較しながら、その地域ならではの魅力を考えるようにしたいです。今回のブリスベンでの短い滞在を通して、観光地の魅力は有名な場所だけではなく、自然、交通、文化、そしてそこに暮らす人々の日常が組み合わさってつくられていることを強く感じられ、学びになりました。
