国際観光学部の堀内が担当する専門演習1(3年次ゼミ)では、大阪市大正区を対象とした研究調査をおこなっています。大正区は大阪市の中心部から近距離にあり、京セラドームなど大規模な集客施設を持ち、沖縄の文化を色濃く持っています。しかし観光などで活性化しているのは北部エリアのみであり、中南部は活性化しているとは言い難い状況です。その実態について明らかにするために、1回目の調査を7月5日に実施し(リンク1)、また神戸市中央区にて比較のための調査を11月8日に実施しました(リンク2)。こんかい改めて、大正区の南部エリアについて、渡し舟と徒歩の移動により、探索調査を実施しました。
 南部エリアでも、商店街近辺を歩いてみると、小規模な店が比較的多く点在しています。大正区の周りを囲む運河は水がきれいで魚が泳いでいます。少し改造すればおしゃれなカフェになるのではないかという店もあります。海沿いの壁には壁画が描かれています。移動中、地元の方とお話しました。大阪の下町という雰囲気が、行き交う人との会話の中でも感じられました。
 このようにして調査をした中で得られた知見をもとに、学会発表にて成果を報告していく予定です。