「一人で抱え込まなくていい」。仲間と乗り越えるクリスマスへのラストスパート!

12月21日から25日まで開催されるクリスマスイベントに向けて、準備を進める森下ゼミの学生たち。
前回は、4班すべての企画を実施することになり、予算や人員配置など、新たな課題に直面した様子をご紹介しました。
想定外の展開に戸惑いながらも、学生たちは一つひとつ課題を整理し、解決に向けて動き始めています。
今回の取材では、そんな学生たちの間に、これまでとは少し違う変化が生まれていることが分かりました。

「みんなの頭の中を整理したい」。ゼミ長・小澤さんの奮闘

ゼミ長の小澤さんも、就職活動と並行しながらプロジェクトの準備に取り組んでいます。
ホテルへの中間報告を終えたあと、小澤さんが取りかかったのは、報告内容や改善点をまとめた資料づくりでした。

各班がそれぞれの企画を進めてきたからこそ、全体として何を優先するべきなのか、どこを改善する必要があるのかを整理しなければなりません。
忙しい日々の中でも時間を見つけ、夜遅くまで資料を作成しているそうです。
「この資料で、みんなの頭の中が整理できればいいなと思って。」
自分だけが状況を把握するのではなく、メンバー全員が同じ方向を向いて準備を進められるようにしたい。そんな思いが伝わってきました。
「それ、私がやるよ!」。変わり始めたチーム
プロジェクトが始まった頃と比べて、小澤さんが感じている変化があります。
それは、ゼミ生一人ひとりの自主性が高まってきたことです。

以前は、自分一人で悩みながら進めていた作業も、最近では周囲のメンバーが「それ、やるよ!」と声をかけ、引き受けてくれることが増えたそうです。
それぞれが自分の役割に責任を持ち、主体的に動く場面が増えてきました。
また、メンバー一人ひとりが企画に対して自分なりの思いを持っていることも、小澤さんには伝わっているといいます。

だからこそ、その思いを大切にしながら、チーム全体をまとめていきたいと考えています。
森下先生が第1回で「チームカラフル」と表現していた今年の3年生。
それぞれ異なる個性を持つ学生たちが、少しずつ一つのチームになってきているようです。

SNSもチラシも学生の手で。初めての広報活動に挑戦

イベントを成功させるためには、企画の内容だけでなく、多くのお客様にイベントを知っていただくことも欠かせません。
そこで学生たちは、SNSとチラシを活用した広報活動にも取り組んでいます。
SNSを担当するのは、普段からSNSを見ることが好きだという学生です。

しかし、動画を見ることと、自分で制作して発信することは別の話。
今回、本格的なSNSコンテンツの制作に初めて挑戦することになり、不安も感じているそうです。
ホテルからは週1回の投稿を求められており、継続的にコンテンツを制作する必要があります。

現在考えているのは、イベントに向けて準備を進める学生たちの姿を動画にすること。
企画会議や作業風景など、普段は見ることのできない舞台裏を発信することで、イベントへの関心を高めていく予定です。
一方、横矢さんはチラシやポスターの制作にも取り組んでいます。

ホテルへの中間報告では、制作したポスターをホテルスタッフに確認していただきました。
「店名や価格を入れた方が分かりやすい」「両面よりも片面の方が情報を見やすいのではないか」など、実際にお客様へ情報を届ける立場からのアドバイスを受けました。
学生たちは、こうした意見を取り入れながら、より伝わりやすい広報物へと改善を進めています。

限られた人員で、どうイベントを運営する?

イベントの準備が進む一方で、当日の運営にはまだ不安も残っています。
もともとは、ホテルの宿泊客だけでなく、周辺地域の方々も巻き込んだイベントを目指していました。
しかし、実施する催しが増えたことで、限られた人員では対応が難しいと判断し、計画を変更することになりました。

また、ゼミ生たちは就職活動やサークル、学生会など、それぞれ別の活動にも取り組んでいます。
全員の予定を調整しながらシフトを組む作業も、簡単ではありませんでした。
現在は、それぞれの得意分野や適性を考えながら、適材適所の人員配置を進めています。

横矢さんも、イベントの内容を見直し、景品を無駄なく活用する方法や、少ない人員でも効率よく運営できる仕組みを検討しています。
イベントの魅力を保ちながら、どこまで効率化できるのか。
学生たちは、実際の運営を想定しながら細かな調整を重ねています。

準備は約8割。見えてきたゴールと、残る不安

現在、プロジェクトの準備は約8割まで進んでいます。
企画の全体像も見えてきており、あとは細かな内容を決め、本番に向けて仕上げていく段階です。
しかし、学生たちの不安がすべて解消されたわけではありません。
「この人数で本当に運営できるのか。」

「十分なお客様に参加していただけるのか。」

「黒字化とお客様満足度の向上を両立できるのか。」
考えるべきことは、まだまだあります。
それでも、今回の取材では、以前よりも学生同士が助け合い、それぞれの役割に責任を持って取り組む姿が印象的でした。

自分たちで考えた企画だからこそ、最後まで自分たちの力で形にしたい。
そんな思いを胸に、森下ゼミの学生たちはクリスマス本番へ向けて準備を進めています。


果たして、学生たちはすべての企画を無事に実現できるのでしょうか。
そして、目標に掲げた「黒字化」と「お客様満足度の向上」は達成できるのでしょうか。


次回はいよいよイベント本番。学生たちの挑戦の集大成をお届けします。