この調査研究活動のご紹介

  この調査研究活動は、近鉄バス株式会社、八尾市の都市交通課と観光・文化財課、広報・公民連携課をはじめとした方々との連携により、経済学部髙橋ゼミ2回生が主体となり、八尾市の魅力発信を通じて効果的に路線バスの利用を促進するために必要なことは何かを検討し実践していくというものです。
 昨年度は、「八尾市・藤井寺市おでかけ応援事業『バスにのってこ!キャンペーン』」とのコラボレーション企画として、八尾市内を走る路線バス3路線で各路線の魅力的な施店舗や施設を紹介する4種類のリーフレットを制作し情報発信してきました(大阪府八尾市・藤井寺市の魅力発掘・発信にかんする実践調査研究活動(第3報)|髙橋 慎二|阪南大学 (hannan-u.ac.jp))。
 今年度は、これを継続発展させる計画で本格的な調査研究活動に入るにあたって、新たに髙橋ゼミに加わった2回生のゼミ生を対象に調査対象である八尾市、路線バスについて知るところから始めることになりました。
 

まずは市についての理解から

 八尾市について、人口構成やその推移、公共交通網の特徴、地場産業・産品、産業の特徴などをグループで調べ、一冊の「報告書」としてまとめ、その結果について発表・共有し、市への理解を深めました。

キックオフ・ミーティングの実施

 2022年4月25日、この調査研究活動についてのキックオフ・ミーティングを実施しました。本活動は、交通・観光・広報の現状を理解した上で進めていくことが重要であること、さらに関連部署の方々とのコミュニケーションが今後の活動において重要になってくることから、上述しました近鉄バス株式会社、八尾市の各部署からも合わせて9名の方々にゲストとしてお越しいただき、ゼミ学生との顔合わせの後、企業・市各部署から実情と課題等についての説明を多くの資料提供とともにしていただきました。
 それを受けまして、これから調査研究活動を推進していくための大きな方向性をつかむために、グループディスカッションを実施しました。テーマは「リーフレットを使って発信してみたい地域の情報は何か」、「路線バスを使って出かけてもらうためにどのような   工夫が必要か」の2つです。ディスカッション中は、ゲストの方々にも見回っていただき、より良い議論につなげていくためのアドバイスを適宜いただきながら進めることができました。その後、各グループからディスカッション結果について、さまざまな具体的なアイデア等の報告があり、それを受けてゲストの方々からコメントと、今後調査研究活動を推進していくための有益なアドバイスをいただきました。
 これから昨年度リーフレットづくりに挑戦した現3回生のゼミ生から指導を受けながら、本格的にリーフレットづくりを進めていくことになります。今後の活動経過につきましては随時お伝えしていきます。