2018.10.16

2018年度海外インターンシップ ベトナムクラス参加学生の感想・気付き⑤

流通学部3年 難波 未希子 さん

 まず、私がベトナムに強い関心を抱くようになったのは、過去に2回訪れたベトナム旅行がきっかけです。舗装が行き届いていない道にある屋台や市場には活気と生命力あふれる人々の交流が見え、その近くには近代的なビルが建ち、今まで見たことがないその光景にこれからの大きな発展可能性を感じると同時に、自分の実力を試す最高のチャンスだと思ったことから、このインターンシップに参加しました。むしろ参加しないという選択肢は自分の中にはありませんでした。
 私の配属先は、「平衡舎」というベトナム法人の人材紹介会社で、ベトナム人と日本人の2名が経営する企業でした。主にベトナム人、日本人、その他の国籍を持つ求職者をベトナムにある日系企業、もしくは日本にある企業へ紹介するという事業内容で、その中での私の担当は法人営業でした。企業の方への営業行為(訪問)、及びテレフォンアポイントメントが主な業務内容です。
 最初に一連の業務を教えていただき、上司である室井代表の商談予定がある時は同行、予定がない日は新規開拓として訪問したことがない企業を調べアポイントし、一人で営業へ行く毎日でした。私の場合、アポイントで断られることが多く、断られたら直接企業へ足を運べばいい。と思っていたこともあり、面談の予約が取れなかった企業に関しても迷惑だとは思いつつも訪問していました。企業まで足を運ぶと意外にもお時間をいただけることが多く、有り難いことに経営者の方、採用担当の方、駐在員事務所のトップの方にご対応いただけることが殆どだったので、営業自体はスムーズに進むことが多かったです。
 訪問を重ねるにつれて分かったことは、多くの企業がベトナム人従業員の短期離職に悩んでいるということです。理由は様々であり、その国の文化も一つの要因となっているように感じましたが、多くの企業が持つその悩みを解消できるのが、弊社を含める日系人材紹介会社であると感じたこともあり、特に訪問先企業の面談で意識していたことは、会話の中からその企業について知ることです(もちろん訪問前にその企業について調べています)。それぞれの企業の抱える問題、課題、そして方向性を理解することが離職の大きな原因である“企業側と求職者の意思のズレ”を解消し、ミスマッチから生まれる離職を減らすために非常に重要であること。これについて書けばそもそもから始まり複雑な要因が沢山絡んでくるので、ここで終わりますが、簡単に解決できる問題ではなく、企業側の仕事の効率を左右し、求職者個人の生活に関わることであるため、当たり前のことですが怠ることができない決して失敗が許されない業務であり、だからこそ強いやりがいを持って取り組むことができました。
 また大企業~中小企業、様々な企業へ訪問させていただきましたが、2ヵ月前~ここ数年前に進出された企業が多く、営業の合間に訪れたJETROの図書館では、日系企業リストやその他の資料があり、実際に自分が調べていた以上の莫大な数の企業が進出していることに驚き、まさに多くの企業が注目するビジネスチャンスのある国だということを実感しながら日々過ごすことができました。
 チャンスが多く、確実に経済発展を歩み始めている国だからこそ、発展するための課題は山積みであり、そこが私の思うベトナムの魅力の一つなのですが、企業も自分自身も一緒で、成長するためには課題が必要であり、それを意識して過ごすことが重要であることをベトナム生活で再確認することができました。
 そして平衡舎では、まさに自分のビジョンである経済を回す以上に価値あることを提供しているという実感を持って働くことができました。その実感が自分の自信につながっています。
 素敵なインターンシップ先を紹介してくださった三木先生を始め、平衡舎の皆様、お時間をとってくださった企業の方々、いつも応援してくれる両親、友人、周りにいる全ての人に心から感謝しています。本当にまだまだな自分ですが、素敵な皆様に恥じないよう、山盛りある自分自身の課題も引き続き意識して改善し、ブレイクスルーしていきます。

流通学部 3年生 浅埜 桃奈 さん

 今回、私は8月14日から9月12日の約1か月ベトナムインターンシップに参加しました。参加に至る主な動機の1つ目は留学からのステップアップです。「留学で学んだスキルは、ビジネスでどのように通じるのか」「同じ業務をするにあたって、異文化の環境でどのような問題に直面するのか」など。異国の地で“学びの場”から“ビジネスの場”となったとき、自分はどのような行動をし、どのような事から新たに何を学ぶのかを知るきっかけになればと感じました。
 また、将来は英語圏の外資企業で働きたいと考えていました。しかし、今日の日本企業の多くは海外へ進出しており、発展途上国のベトナムでインターンをするのは自身の考えを変えるきっかけにもなるのでは、という思いから今回参加しました。
 インターンシップ先は日系企業の『TRANSCOSMOS TECHNOLOGIC ARTS., LTD』というITの会社でした。もう1人の阪南生の友達と2人で行った業務は、ベトナム人社員の日本ビジネスマナーセミナーのプログラム作成と長期滞在型VISA取得マニュアルの作成でした。この会社は本社が東京にあるので、ベトナム人社員が長期出張や日本へ転勤などといった際自ら円滑かつ適正なビザ取得を行えるようにするための必要事項のマニュアル作成を行いました。VISA取得に必要な書類は、日本の本社も用意しなければならず完成したマニュアルは本社にも送り、これから使い続けるといった重要な作業でした。
 実際、作業を行っていくうちにVISAの種類が2つあると知り友達と分担して調べ、とても複雑な内容で“見やすい” “分かりやすい”といったマニュアル作成を完成させるには、内容の把握・レイアウトの仕方・重要事項のまとめ方など友達2人で知恵を出し合い、分からないことはアポを取って社員の方にアドバイスを頂き作業を進めました。これらの作業は、期限やスケジュールを明確にして行うタイムマネジメント・情報収集のリサーチ・収集した情報の正確性・レイアウトのPCスキルが重要となり、また学ぶことができた業務でした。
 もう1つは、ベトナム人社員の日本語ビジネスマナーの研修でした。この会社は日系企業のため日本人のお客様の訪問もあり、その際の日本式の対応としてベトナム人社員に理解し実践して頂きたいということでこの作業を任されました。
 私は留学から帰国したばかりでビジネスマナーで使う日本語とは疎遠でした。学校の授業で習う程度の知識しかなく、秘書検定を持っている知識がある友達とは差を感じ日本語力の乏しさを痛感しました。しかし、それが原動力になり“教える立場”なので「検定とってやる勢いでやるぞ!」という心構えで、友達に助けてもらいながら行いました。
 文化の違いからビジネス以前に“おもてなし精神”や「なぜそれを行うの?」と、私たちが当たり前に行っていることの理由を深く考えたことがなく説明に戸惑ったりもしました。分かりやすく資料作成の際“なぜか”と理由付けをしたり事前に行ったアンケート調査やネットを参考にしたり留学での経験をもとにして、資料作成をしました。日程決めもベトナム人社員と打ち合わせを行うのに英語を求められ、私の乏しい英語力ではありましたが内容や日程・時間帯を決めることができました。
 セミナーは4日間行い、最初の3日間は90分、最終日は総復習と簡単なクイズを用意して30分でした。初回を終えた後、反省点が想像以上に多く、課題の重さに2人とも撃沈に近い状態になったのが実際ありました。しかし、互いに励まし合い反省点を分析して内容に手を加えながら、次回に活かしました。そこでも、反省点がありましたが作成したアンケート回答や感想を読むと「分かりやすい説明でした。」「初めての知識なので、受講していて大変面白い、参考になる。」や「次が楽しみです。」など感謝の気持ちを綴っているものもあり、とっても嬉しくモチベーションアップに繋がりました。
 普段はアルバイトで接客業をしていたので、オフィスワークに慣れず連絡をする際など8メートルの距離に居ても、全てのやり取りがメールで戸惑いました。しかし、社員の方々も優しく恵まれた環境の中、ここへ来た理由をすべてクリアし、また発展途上ならではの現状に気づくことができました。“世界のビジネス”の扉の前に立たされたような、そんな1カ月でもありました。
 沢山の方と出会い、経験や価値観の共有や交換・優しさに触れました。どの方々も“自分らしく”と口を揃えます。就活前のナーバスが解れたこの言葉は留学中でも教えられたものでした。これらの経験をもとに、自分自身を裏切らないこの行動力でこれからのキャリアアップを目指します。

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