経済学部松村ゼミ(専門演習)では、他流試合に勝てる(社会で通用する)法律学の基礎を修得するために、日頃ゼミ生たちは研鑽しています。学修意欲の旺盛なゼミ生が多く、現状では全ゼミ生が法学研究会の部員としても登録しています。これにより正課活動と課外活動の双方を利用しながら、それぞれが時間を確保しながら法律学の学修を進めています。
 本学部では専門演習は2年次からとなっておりますが、担当者が教養演習1ab,教養演習2abという全学部・全学年に開かれた法律系少人数演習も受け持っているため、1年次の前期から法律学の学修を開始することができます。昨年度はその演習を受講する1年次生が法学研究会に入部し、担当者主催の夏休み中のオンライン自主勉強会等にも参加して学修した結果、法学検定試験スタンダード・コース(法学部2年次・3年次修了程度の出題内容)にエクセレント合格(合格者の上位10パーセント以内)しました(法学検定試験合格者の振り返り記事はこちら)。当該学生は現在、松村ゼミに所属し更に学修を継続するとともに、法学研究会部長として学術系クラブの運営活動にも従事しております。
 法律学のゼミである松村ゼミでは、これまで裁判傍聴やフィールドワーク合宿外部講師を招聘した勉強会等も実施してきました(詳細はこちら。なお、近時は新型コロナ禍のため実施できておらず、状況が落ち着いてから再開する予定です)。これ以外にも、自分達の日頃の学修の成果を社会に還元するという観点から、本ゼミの学生達は科学研究費補助金による研究成果の社会還元・普及の一環として、中学生・高校生を対象とした「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」((独)日本学術振興会共催)への参加(当日の様子について、日本学術振興会のHPを参照)や、本学と阪南大学高等学校との高大連携授業におけるチューターとしても携わってきました。
 今年度は、松原高等学校3年生の方から、法律学に関する質問をしたいという要望が本学HPのフォームから寄せられました。法学部を有しないものの、法学研究会の存在から本ゼミや本研究会の活動が高校生の目に止まったことは大変喜ばしいことです。そのため、法学研究会部長でもあるゼミ生1名と担当教員(法学研究会顧問)とで、7月29日に対応しました。当然ながら感染防止策や熱中症対策を徹底して臨んでいます。
 かなり高度な議論が展開され、担当者としては大変嬉しく思いました。
 詳細は別にアップします。
  • 当日の様子