感動をありがとう。

ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックという世界の舞台で、
最後まであきらめず挑み続けた渡邊啓太選手、宮田将吾選手。
その姿は、本学のスローガン「挑戦の数だけ、未来は変わる。」を体現するものでした。
結果だけでは語り尽くせない価値が、そこにはありました。
全力で挑む姿は、多くの人の心を動かし、勇気を与えてくれました。

両選手の挑戦に、心からの敬意と感謝を表します。
誇りと勇気をありがとう。

阪南大学は、これからも挑戦を続けるすべての人を応援します。
  • (写真提供:共同通信)

選手紹介

渡邊 啓太

出身地:埼玉県川越市出身
生年月日:1992年3月25日
出身学部:阪南大学 国際観光学部(2014年3月卒業)
主な戦績:
2018 平昌オリンピック 5000mリレー 7位
2020/21 全日本ショートトラック選手権大会 総合優勝(2年連続)
2025/26ショートトラックワールドツアー日本代表選手選考競技会 1500m2位

宮田 将吾

出身地:大阪府
生年月日:2003年01月27日
出身学部:阪南大学 経営情報学部(2025年3月卒業)
主な戦績:
2022 北京オリンピック 5000mリレー 8位
2025 全日本ショートトラック距離別選手権大会 500m 優勝/1000m 優勝/1500m 優勝
2025/26 ショートトラックワールドツアー(モントリオール/第2戦) 1500m 2位

試合日程

記載時間は現地時刻となります。日本時間は+8時間となります。

男子 500m 予選:2月16日11:18、準々決勝:2月18日20:15、準決勝:2月18日20:42、決勝:2月18日21:24、21:29
男子 1000m 予選:2月10日11:08、準々決勝:2月12日20:29、準決勝:2月10日21:05、決勝:2月12日21:37、21:43
男子 1500m 準々決勝:2月14日20:15、準決勝:2月14日21:44、決勝:2月14日22:27、22:34
男子 5000mリレー 準決勝:2月16日12:04、決勝:2月20日21:17、21:29
混合団体リレー 準々決勝:2月10日11:53、準決勝:2月10日12:23、決勝:2月10日12:48,12:56

壮行会および記者会見について

壮行会及び記者会見を実施しました

パブリックビューイングを実施しました

2026年2月16日(月)、ショートトラックスピードスケート競技を応援するパブリックビューイングを、松原市との共催により実施しました。

当日は、本学本キャンパス1号館2階フロンティアホールに約120名の学生・卒業生・教職員・一般市民の皆さまが来場。会場は競技開始前から温かい期待感に包まれました。男子500m予選、男子5000mリレー準決勝ともに、会場は一体となって大きな声援を送りました。

結果は惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、最後まであきらめず滑り抜く選手たちの姿に、会場からは大きな拍手が送られました。

2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪を取材して

阪南大学から世界へ。
かつてその道を歩んだ一人が、今度は後輩を見守る立場として五輪の舞台を訪れました。

現在は阪南大学職員として勤務する、本学卒業生であり、ショートトラックスピードスケート競技で冬季五輪に3大会出場した米田美夏氏。かつて同じリンクに立ち、五輪の重圧と歓喜を経験した先輩として、その歩みを知る一人だからこそ伝えられる視点で、現地の様子を記録します。
2026年2月14日から16日の3日間、阪南大学から出場した渡邊選手、および宮田選手の取材と応援のため、大学公式マスコットキャラクターの「はぴなん」と共にイタリア・ミラノの地を訪れました。 広域分散開催という新たな形を示した今大会。現地にて肌で感じた「都市と五輪の融合」を、元アスリート、そして広報担当としての視点から記録します。

1. 歴史の息吹と五輪の熱狂

今回の冬季五輪がこれまでの大会と一番違っていたのは、「歴史的な宝物(人類の至宝)」がすぐ目の前にある場所で、オリンピックの舞台があり、真剣勝負が行われたという点です。
世界最大級のゴシック建築であるドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の圧倒的な存在感、そしてダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』が眠るサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。数千年の歴史を誇る名所のすぐ横を、各国代表のユニフォームを着た人々が行き交う光景は、「文化とスポーツの共演」でした。 ミラノという大都市の日常の中に五輪の熱気が自然と溶け込んでいる。その独特の空気感は、訪れるすべての人々を魅了しているように感じました。

2. ナポレオンの門に灯る聖火~平和の象徴~

今大会の精神的な中心地となったのが、ミラノ中心部のセンピオーネ公園に隣接する「平和の門(Arco della Pace)」です。
ナポレオン時代に起源を持ち、歴史的に平和への願いが込められたこの門。大会期間中、その頂には聖火が美しく掲げられました。激動する世界情勢の中、歴史ある門に灯る聖火を眺めることは、単なるスポーツの祭典を超えた重みを感じさせてくれるものでした。

3. 熱気に包まれたショートトラック会場

競技運営の面では、既存の都市インフラの活用が非常に印象的でした。
ショートトラックとフィギュアスケートの会場となった「ウニポル・フォルム(Unipol Forum)」は、ミラノ中心部から地下鉄で約30分というアクセスの良さを誇り、観客にとっても非常に機能的でした。
約1万人を収容する会場内は、まさに熱狂の渦。特に、現在この種目で圧倒的な強さを誇るオランダのファンたちが、鮮やかなオレンジ色のユニフォームでスタンドを染めていたのが強く印象に残っています。

4. 競技の様子

両選手の勇姿については、別途以下の2本の記事に詳しくまとめております。ぜひ併せてご覧ください。

取材を終えて

ミラノ・コルティナ五輪は、既存施設を最大限に活用し、都市の歴史を尊重しながら開催されていました。そのおかげで、現地での日々は非常に過ごしやすく、応援に集中できる環境でした。
私自身、20年前のトリノ五輪に出場し、1000mで9位という結果を残しました。当時は選手として「メダルを獲りたい」という一心で4年間、血の滲むような練習を積んできました。だからこそ、今大会の選手たちが背負っている重圧や、一瞬に懸ける想いは痛いほど伝わってきました。今回サポートする側に立ってみて、また違う角度からオリンピックを楽しませてもらいました。
命がけで戦う姿は、それだけで尊いものです。勝つことがいかに難しいかを知っているからこそ、そこで得られる結果は、たとえ何位であっても輝かしく見えます。ショートトラック界としてのメダル獲得は4年後へ持ち越しとなりましたが、本学からこの素晴らしい舞台へ2名を輩出できたことを誇りに思います。
挑み続ける選手たちの活躍を、これからも全力で応援してまいります。

ショートトラックとは

ショートトラックの概要

ショートトラックでは、各種目ごとに複数の選手が同時にスタートし、スケート靴の刃の一部がフィニッシュラインを通過すればゴールとなります。フィニッシュはスリットカメラでブレードの先端を1/1000秒まで計測するため、最後の粘りが競技の勝敗を左右します。レース中はいつでもどこでも追い越しが可能ですが、前の選手を押したり引っ張ったりするなどの妨害行為は失格の対象となります。抜きつ抜かれつのレースでは接触や転倒が懸念されるため、選手は安全防具(ヘルメット、手袋、ひざ当て、ネックプロテクター、カットレジスタンス素材による全身防護など)の着用が義務付けられており、これらの不備があると失格となります。オリンピック競技大会では、防護マットはスケーターが転倒し衝突した際の怪我リスクを軽減するため、リンクボード(フェンス)の代わりに設置され、選手が防護マットに衝突した場合には移動可能な状態(Movable Padding)でなければなりません。

オリンピックにおける日本の歴史

ショートトラックが正式競技となったアルベールビル1992冬季大会から日本選手が出場し、男子5000mリレーで銅メダルを獲得しました。その後自国開催の長野1998冬季大会の男子500mで西谷岳文選手が金メダル、植松仁選手が銅メダルを獲得。現時点で日本が獲得したメダルはこの3つとなります。

なお、長野大会男子500mで金メダルを獲得した西谷岳文選手は、本学の卒業生です。また、本学からは小澤美夏選手がショートトラック女子日本代表として、トリノ2006冬季大会およびバンクーバー2010冬季大会に出場するなど、オリンピックの舞台で活躍した卒業生を輩出しています。
  • 西谷 岳文

  • 米田 美夏(旧姓:小澤)

阪南大学スピードスケート部

阪南大学スピードスケート部は、1995年に阪南大学スピードスケート同好会として発足しました。挑戦の歴史は、1998年の長野オリンピックで大きな転機を迎えます。
当時本学1年生だった西谷岳文選手が、ショートトラック競技500mで日本初の金メダルを獲得。この快挙を受け、同年に体育会スピードスケート部が結成されました。

その後も本学からは、西谷岳文選手(ソルトレークシティー、トリノ)、小澤美夏選手(トリノ、バンクーバー)、そして今回出場する、渡邊啓太選手(平昌)及び宮田将吾選手(北京)と、複数のオリンピアンを継続的に輩出しています。

現在、スピードスケート部は7名の部員が在籍。
多くのオリンピアンを育ててきた杉尾監督のもと、「部員全員が世界で戦える選手を目指す」という目標を掲げ、日々練習に励んでいます。

トピックス

松原市の壮行会および表敬訪問に参加しました

2026.1.20

1月20日、松原市役所1階にて開催された壮行会に、渡邊選手、宮田選手、杉尾監督が参加しました。会場には多くの市職員の皆さまや市民の皆さまが集まり、温かい拍手とともに選手・監督を見守ってくださいました。
また、壮行会終了後には澤井松原市長を表敬訪問し、大会に向けた決意や、これまで支えてくれた松原市への想い、心に残る思い出などを語りました。市長からは力強い激励の言葉が贈られ、出場を前に大きな後押しとなるひとときとなりました。