奈良県吉野町上市地区で11月8日(土)に開催される「吉野♪音♪街道」(よしのおとかいどう)に先立ち、経済学部の櫻井ゼミが産官学連携事業として取り組む「第5回 吉野♪音♪街道プレイベント」が11月1日(土)にセブンパーク天美で行われました。今年で5回目を迎えるこの催しは、音楽、ものづくり、そして吉野ならではの味覚が一堂に会する、地域の魅力を体感できる内容となりました。
 ステージではジャズピアニストの柴田コウメイさんを迎え、ミニコンサートが2回開催され、軽快で温かみのある演奏に来場者は耳を傾けながら心地よい音楽のひとときを過ごしました。ものづくり体験として、吉野杉を使った割箸づくりでは、先着50名の参加者が木の香りや手触りを楽しみながら、自分だけの一本を完成させました。また、吉野杉割箸に触れて素材の魅力を知るコーナーも好評で、木材の美しさと地域の伝統に触れられる機会となりました。販売ブースでは、吉野町の名産品が並び、吉野山の名店として知られる柿の葉寿司の老舗「ひょうたろう」による柿の葉寿司は、変わらぬ味で多くの方に喜ばれました。また、1788年に創業し吉野町で伝統的な酒造りを続けている北村酒造の「猩々」が販売され、来場者に吉野の食文化を知って頂く良い機会となりました。