あべのハルカスにキャンパスを有する教育機関と企業の連合事業体であるハルカス大学では、グローバル人材育成プログラムとして、天王寺公園のゲストハウス「Kintetsu Friendly Hostel」で働きながら社会人基礎力を養成するゲストハウスインターンシッププログラムを実施しています。
 2021年度のプログラムは、本学から2名の学生が参加し、四天王寺大学の7名の学生とともに、合計9名で行われました。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、本来実施される予定であったゲストハウスでの活動自粛を余儀なくされましたが、その代りとして、ハルカス大学で実施しているイベント等をSNSを通じて情報発信を行ったり、天王寺公園で話題となっているおしゃれピクニックを気軽に楽しんでもらえるようなイベントの企画と実施、ゲストハウスにおいて、プライベート感覚で写真を撮ることが出来る「セルフ写真館」の活動など、多くの事業の実施に関わってきました。最後に、それらの活動についての報告を行うため、2022年1月20日(木)に、ハルカス大学にて「最終報告会」を開催しました。
 今回は参加した2名の学生の体験談をお伝えします。
  • 本学の山本さん(左)と田さん(撮影時のみマスクを外しています)

ゲストハウスインターンシップ参加学生のコメント

国際コミュニケーション学部 3年
 山本 穂香さん

プログラムを終了しての感想
 コロナ禍ということもあって、本来のインターン活動ができなかったのですが、私たちにできることを探して、SNS、取材、イベントに取り組んできました。
 1年間のインターンシップでしたが、あっという間でした。最初は会議の進め方もわからなくて、積極的に発言もできませんでした。しかし、同じインターンシップ生として出会った四天王寺大学のみんなと仲を深めていき、誰もが発言しやすい雰囲気を作ることができました。そのため、私も意見を沢山言うことができ、自分のアイデアが採用されたときにはとてもやりがいを感じました。なにか小さなことでも発言することで、新たな気づきや問題点を発見することができたので、発言することの大切さを学ぶことができました。

 SNSでは私たち自身で画像や動画を編集して、シンプルかつインパクトのあるような工夫をしてきました。その結果、私たちがインスタグラムで投稿したリール動画が2.5万回再生を記録しました。自分たちが頑張ってきたことが数字に表れてとてもうれしかったです。何よりも1年間必死に頑張ってきた自分にとても自信がつく経験となりました。授業、テスト、就職活動、アルバイトに加えて1年間のインターンシップはとても大変でしたが、どれも手を抜くことなく成し遂げることができ、自分の人生においても忘れられない1年となりました。これからも努力し続けることを忘れず自分の目標に向かって頑張っていこうと思います。

大学院企業情報研究科 2年
 田 耕図さん

 最初は外国人として、プロジェクトを参加する時は不安な感じがしましたが、皆と一緒に会議とか企画等に参加するうち、仲良くなりました。皆がいろいろなところで優しくしてくれ、ありがたいと思っています。この経験を通じて、メンバー1人ひとりの良い所が発見できたと思いました。異文化理解の面でも沢山役に立つ経験をしました。考え方は皆、それぞれが違うので、自分自身の視野が広がったように思います。

 1年間を通じたプログラムの企画・立案・プレゼンというそれぞれの課題は、すべてが新たな経験であり、ワクワクする毎日でした。初対面のメンバー9人でスタートしたので、最初はうまく意見や作業がかみ合わず、停滞する場面もありました。時間が経つのに伴って、徐々にお互いがわかってきた時点で、今度は担当の見直しを行っていきました。スタートから半年後には、とてもスムーズに課題に取り組むことができ、プレゼンの内容も、社員の方々から高評価を頂くことができました。メンバーの個性や得意分野をお互いに知ることが、チームで仕事を進める上での重要な基礎になることを実感できました。