今年度から松原市教育委員会の新たな官学の取り組みとして始めた、「松原市アドバンスト・インターンシップ(AIM)」ですが、 前回の記事(2022年9月8日)でもお伝えしたとおり、本学から6名の学生が参加しており、絶賛奮闘中です。

9月27日(火)に、松原市教育委員会の美濃教育長を交え、阪南大学チームの学生がミーティングを行いました。
冒頭、現在、松原市が抱える教育の課題や今後のビジョンについて説明をいただきました。学生たちは真剣な眼差しで美濃教育長からのお話に聞き入り、自分たちが取り組むべき課題を改めて見つめなおす機会となりました。

美濃教育長からは「チーム内のコミュニケーションを活発化させ、リーダーだけでなく、全員が意見を述べること。そして、なによりこのインターンシップを楽しんでほしい。事業を考えていく上で、企画者自身が「楽しい!」「面白そう」と感じなければ、前に進まないし、良いものもできない。」と学生にアドバイスをいただきました。

ミーティングではJETプログラム(*)を通じて招致した松原市内の小・中学校外国語指導助手(ALT)として働く外国人青年の話題となり、学生からは「地域住民がALTに松原市の観光スポットを案内するツアーは?」や「YouTubeに出演してもらおう!」といった意見が出ました。「ALTを活用した自治体レベルでの異文化交流」の着眼点は面白く発展性のあるキーワードです。

しかし、活用方法についてはまだまだ知恵を絞る必要があります。今回のインターンシップでは「実現性のある提案」をすることが条件ですので、それぞれのアイデアが、経費や担い手、実施場所等のあらゆる面から、実現可能なのかも併せて考える必要があります。
これから社会を知っていく学生にとっては難しい観点ではありますが、そこに今回取り組んでいる「松原市アドバンスト・インターンシップ(AIM)」の「実学教育」という学びがあります。AIMを通じて、あらゆる視点から物事を見ることを知り、成長されることが期待されます。

本日は約1時間半みっちり議論を行いました(その後も残った学生だけで話し合いを続けていました!)。今後も、松原市教育委員会の方々にも随時ご助言をいただきながら、チームが取り組む課題を明確に、かつ実現性のあるものとし、発表会というゴールをめざして進めていきます。

阪南チームのミーティングにご参加いただきました美濃教育長及び松原市教育委員会の皆様、誠にありがとうございました。



*JETプログラム
海外から招致した青年を地方自治体で任用し、外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図る総務省・外務省・文部科学省が共同で取り組むプログラムです。
詳細: http://jetprogramme.org/ja/