松原市教育委員会では、大学生等を対象とした新しいコンセプトでのインターンシップを実施されており、本学の学生も6名参加しています。
これまでのインターンシップは「個々の学生が実習受入先職員の指導の下で、様々な業務を体験する」ことが一般的だと思いますが、松原市アドバンスト・インターンシップ(AIM)では、複数の学生でチームを組み、教育に関する様々な課題についてチームとしての研究テーマを設定するとともに、調査・分析・議論を重ね、最終的にはその課題の解決に向けた政策提案を行うという、実践的な取り組みです。
学生は期間中、自分自身の経験や教育に関するニュースなどを通じて感じた「疑問点や改善していくべき点」などに基づいて自由に研究テーマを設定し、学生ならではの斬新な視点から政策提案を行っていきます。
阪南大学チームでは、教育のICT化について研究を行っており、本学が注力しているAIデータサイエンス教育を生かして、松原市の今後の教育の一助になる提案ができるよう、本学教職員一同応援しています。

阪南大学の実学教育は職業技能のみに偏った単なる即戦力教育ではなく、ミッションステートメントに謳うように「幅広い教養を持つ国際的なビジネスパーソンの育成」を目指しています。
これは目の前の就職のみならず、本学卒業生が社会に出てからの成長に大きく寄与するもので、今回の経験は学生にとって成長する大変有意義な機会であります。
このような機会をご提供いただきました松原市教育委員会様に御礼申し上げます。