瀬戸内国際芸術祭の調査を実施しました

 国際観光学部には、実際に国内外の現地に出かけ、観光資源や観光現場を視察したり、関係者への聞き取り調査を行ったりする「観光実習」という授業があります。今年度の「観光実習1(国内)」は2-4年生の計12名が参加しており、3年に一度、瀬戸内海の島々で開催される「瀬戸内国際芸術祭」を対象にした調査を実施しました。その概要は報告済みです。
 このたび、調査とその後のデータ分析などで得られた一連の学術成果を、12月8日に立教大学で開催された全国エコツーリズム学生シンポジウムにおいて、学生たちが発表しました。発表のタイトルは以下のとおりです。
  • 「住民の満足度から考える瀬戸内国際芸術祭:エコツーリズムを取り入れて」(口頭発表)
  • 「外国人のまなざし:瀬戸内の島々に注目して」(ポスター発表)
  • 「離島への移住促進について:瀬戸内国際芸術祭の可能性」(ポスター発表)
  • 「キャンプ場と芸術祭の共存は可能か?:瀬戸内国際芸術祭を例に」(ポスター発表)
  • 「トリエンナーレ開催地におけるバリアフリー対応:瀬戸内国際芸術祭を例に」(ポスター発表)
  • 「ボランティアスタッフを引き付ける観光地」(ポスター発表)
 それぞれの発表に対して、厳しい意見と同時に、今後の学業や社会で出た時のための学びの示唆など、学生たちはそれぞれ実感していました。また立教大学が位置する東京都は学生街であると同時に最先端のアートが集結する場所でもあります。里山里海の芸術と都会の芸術の比較調査を学生たちは実施しています。
 そして今後、それぞれの学びの中で、観光とアート、そして地域づくりの可能性を、各自が探求して行ってもらいたいです。