観光学部から唯一の・・・

「ラ・れっとる」第52号「人生の転機がオーストラリアに!」の記事はお読み頂けましたか。その記事に続き今回も海外インターンシップに挑戦した学生をご紹介します。松島未央子(まつしま みおこ)さんは国際観光学部からは唯一、ベトナムへのインターンシップに行った学生です。夏休みの1ヶ月間でたくさんの経験と活躍をされたそうです。海外に興味のある方は是非この記事を読んでみてください。(家次未來)

※この広報活動は、阪南大学給付奨学金制度によって運営しています。

海外インターンシップ参加のきっかけ

織田家次:本日はインタビューを受けてくださり、ありがとうございます。
松島:いえいえ。こちらこそありがとうございます。
家次:ベトナムのインターンシップでのお話を聞く前に、海外インターンシップについてお聞かせください。なぜ海外インターンシップに参加しようと思ったのですか。
松島:国内インターンシップだと自分で探していくこともできますが、海外インターンシップはなかなか自分の力で簡単に行けるものではないと考え、海外インターンシップの授業をとることにしました。
織田:なるほど。他にもありますか?
松島:そうですね。英語を使いたいという思いもありましたが、“海外で働く”という特別な経験をしたかったのも参加を決めた理由です。
家次:確かに。海外で働くって全く想像できないですよね。
松島:はい。
織田:ではなぜベトナムを?
松島:ベトナムには家族で一度、旅行に行ったことがきっかけで魅力を感じていました。
家次:なるほど。
松島:海外インターンシップのガイダンスに参加し、ベトナムのコースがあることを知りました。魅力に感じているベトナムで、“海外で働く”ということを実現させようと思いベトナムに決めました。

インターンシップ先での体験談

織田:今回はインターンシップでベトナムに行かれましたが、実際に働いてみるのと観光で行くのとは違ったでしょうね。
松島:はい、まったく違いましたね。“働く”とはこういうことなのだと実感することができました。
家次:どのようなところがそう感じましたか。
松島:平日の週5日、朝の8時半から夕方の17時までの勤務でみっちり働いていたことからですね。
織田:インターンシップといってもさまざまなプログラムがあると思いますが、本当にみっちりですね。仕事内容はどのようなものだったのですか。
松島:私のインターンシップ先はアジアの経済情報をニュースとして配信する通信会社でした。仕事内容は、この会社が発行しているウェブニュースを購読してもらうために営業の電話をかけるということをしていました。他にも顧客データを整理したり、社員さんと一緒に企業を訪問するなどしました。
家次:電話対応は英語で行っていたのですか。
松島:いえ、お相手はベトナム在住の日系企業の日本人の方だったので電話は日本語でした。むしろ関西の方もいらして親近感がありました。
織田:そうなのですね!
松島:はい。企業訪問に関しても、私たちがよく知っている日本の企業へ行くこともできてとても貴重な経験になりました。
家次:なかなかそのような経験はできないですね。
松島:そうですね。そしてニュースを扱う会社であったので、私自身もアジアの経済情報に詳しくなりました。
織田:一石二鳥ですね(笑) 営業の仕事をするにあたって何か力を入れていたことはありますか。
松島:はい。お客様からすれば私もこの会社の1人であるので、電話でしっかりと受け答えできるようにいろんなパターンでマニュアルを作っていました。
家次:実際に営業の仕事をしてみてどうでしたか。
松島:最初はどのように言えばいいのか分からず苦戦していましたが、最終的には20件ほど取ることが出来ました。
織田:1ヶ月間でそれはすごいですね。
松島:ありがとうございます。これは社員さんにも褒めて頂き、とても達成感がありました。そして最後には編集の仕事も少しさせていただきました。
家次:どのようなものですか。
松島:会社が発行しているウェブニュースにコラムを掲載しているページがあるのですが、そのコラムを書いてみないかと声をかけて頂き、実際に記事にもしていただきました。
織田:これもまたとても良い経験ですね。どのような記事を書いたのですか。
松島:はい。ベトナムで迷子になってしまった時に沢山のベトナムの方に助けてもらい、とても胸がいっぱいになった経験を書かせていただきました。営業の仕事だけでなく最終的には編集の仕事もさせていただき本当にたくさんのことを経験できました。

休日のリフレッシュ

家次:休みの日はどのように過ごされたのですか。
松島:日本語を勉強している学校との交流会があり、それに参加しました。そこで仲良くなった人と別の休みにベトナムを案内してもらったりご飯を食べに行ったりしました。
織田:どんなところに行ったのですか。
松島:観光客が来ないような市場や屋台、ご飯屋さんなどです。屋台もベトナム語でしか書いていないようなところで、ほんとに地元の方ならではの所に連れていってもらいました。実際にご飯もとても美味しかったです。
家次:いいですね。観光だとなかなかできない経験ですね。
松島:あとインターンシップの期間中にたまたま3連休があって、その時にメコン川に観光に行きました。他にも一緒に阪南大学から行ったインターンシップの仲間と、地元のフットサルを見に行ったりもして、休日はこんな感じで過ごしていましたね。

将来的なビジョン

織田:将来的にはこのインターンシップの経験をどのように活かしたいですか。
松島:正直これからのことはまだ具体的には決めきれていないのですが、ビジョンは見えてきました。インターンシップに参加して大変だったこともありましたが、日本の働き方を客観的に見れたことや違う文化に触れながら働くのが楽しく海外で働きたいという思いが強くなりました。
家次:大変だったこともあったのですね。
松島:そうですね。働いているときもですが生活する上でも戸惑うことはありました。たとえば時間についておおらかであることなどです。でも人があたたかくて楽しかったという思いのほうが大きいですね。
家次:ずっと海外で働きたいですか。
松島:いえ、日本も好きなので海外で何年か働いてから帰ってきたいですね。
織田:海外で働きたいと考えている人に、この海外インターンシップはおすすめですか。
松島:そうですね。海外の文化に触れるきっかけにもなりますし、観光や留学とは違った経験ができます。また特にベトナムのインターンシップはしっかりと働くこともできると思うので、ぜひたくさんの人に参加していただきたいです。

インタビュー後記

松島さんの記事をご覧になりいかがでしたか?インタビューをさせていただいた私も、とても刺激がいただける内容でした。仕事内容としても、営業の電話をかけたり、企業に訪問したりと、とても充実したインターンシップであったことが、松島さんが話をしている姿からもうかがうことができました。第52号と、こちらの第57号の記事では、海外インターンシップを取りあげましたが、阪南大学では、国内や海外でインターンシップを体験することができる制度があります。国際観光学部の学生もその制度を積極的に利用しています。是非皆さんも、検討してみてはいかがですか?素敵な先輩方にアドバイスをいただくのも良いかもしれませんね。
素晴らしい体験談を話してくださった松島さん、本当にありがとうございました(織田星也)