文:永山晴香 写真:炭家清花


 今回は2018年度卒業式で経営情報学部総代の小村樹哉さんに取材をさせていただきました。

コンピュータ関係の講義を積極的に受講した

——:首席卒業おめでとうございます!
小村:ありがとうございます。
——:いつどうやって、総代に選ばれたとわかったのですか?
小村:成績発表の時に渡された成績通知書に、「お話したいことがあるので、教務課に来てください」と書かれた付箋が貼ってあって、行ってみたら「総代に選ばれました」と言われて知りました。
——:付箋を貼られていて、ドキッとしませんでしたか?
小村:一緒に成績発表に行った周りの友達は誰も付箋を貼られていなかったので、何かやらかしたのかなってドキッとしました(笑)。
——:総代に選ばれたお気持ちを教えてください。
小村:嬉しかったです。
——:取得単位数・S取得単位数・GPAを教えてください。
小村:取得単位数は146単位、S取得単位数は44単位、GPAは3.66です。
担当教員注:
経営情報学部では例年、140単位以上取得した学生のうちで、G取得単位数・S取得単位数・GPAの3部門の成績上位者の中から総代を選んでいます。小村君は、GPAとS取得単位数の2部門で1位でした。GPAの計算法は「じぇむ」no.11をご覧下さい。
——:卒業要件である124単位を取得したのは、いつの時点ですか?
小村:3年生の前期の時点です。
——:すごいですね。
卒業要件を超えて単位を取ろうと思った理由を教えてください。
小村:140単位を取得すれば図書カードがもらえると聞いていたので、そこまで取ろうと思っていました。
担当教員注:
阪南大学には、Hannan University Award(阪南大学学習奨励賞)という、卒業時に140単位以上取得した学生に表彰状と図書カードを贈呈する制度があります。
——:たくさん講義を受講するのは大変ではなかったですか?
小村:そうですね。少し大変でした(笑)。
——:単位が取れればいいというのではなく、GPA1位になるほど良い成績を取ろうと思った理由はありますか?
小村:特に良い成績を取ろうと意識はしてなかったです。でも、単位は絶対落としたくないと思っていました。
——:難しそうな科目や不得意分野の科目も積極的に履修されたのですか?
小村:コンピュータ関係の講義は積極的に受講するようにしていました。
——:心掛けたことはありますか?
小村:休まずに講義を受講することです。
——:興味深かった授業や印象に残っている授業を教えてください。
小村:マルチメディア制作やマルチメディア演習など動画や静止画を扱う講義が面白かったです。

プロジェクションマッピングは大変だったが達成感があった

——:次に、小村さん自身のことについてお尋ねします。
入試区分を教えてください。
小村:阪南大学高校特別推薦です。
——:なぜ、阪南大学・経営情報学部を志望したのですか?
小村:パソコンを触ることが好きだったのですが、専門学校や工学部に行くと技術中心になってしまうと思い、経営情報学部を志望しました。
——:所属ゼミを教えてください。
小村:田上ゼミです。
——:なぜ、田上先生のゼミに入られたのですか?
小村:動画や静止画が好きだったので入りました。
——:ゼミではどんな勉強をされていましたか?
小村:マルチメディアに関する勉強をして、それを応用したプロジェクションマッピングを制作していました。
——:プロジェクションマッピングの制作ではどんな役割をされていたのですか?
小村:プロジェクションマッピングの制作は、音楽・映像・編集とそれぞれ担当が分かれているのですが、僕は映像を作るチームにいました。
——:卒業論文のタイトルを教えてください。
小村:「After Effectsを利用したプロジェクションマッピングのコンテンツ制作」です。
——:プロジェクションマッピングを制作するにあたって大変だったことはなんですか?
小村:母校の阪南大学高校でプロジェクションマッピングを実施することになり、打ち合わせをしたのですが、最初から最後までゼミ生だけで行うということが大変でした。
——:4年間を振り返ってみて印象的なことは何ですか?
小村:3年生の時、和歌山マリーナシティで初めてゼミ合宿に参加して、プロジェクションマッピングを実施したのですが、それが僕たちの学年にとって初めてお客さんに見せるものだったので凄く印象に残っています。
——:初めてのことで大変ではなかったですか?
小村:そうですね。初めてのことだったので、最初はわからないことだらけで、映像の作り方や投影の仕方を覚えるのは大変だったのですが、終わったときはすごく達成感がありました。
——:卒業後の進路を教えてください。
小村:IT業界に就職します。
——:阪南大学や、経営情報学部に入学して良かったと思うところは何ですか?
小村:PC関係に興味があって入学したのですが、実際に、スキルを身に着けることができるゼミや講義が充実していたというのは良かったですし、その結果、IT業界に就職できたということも良かったです。
——:阪南大学や経営情報学部に入学するか迷っている高校生に、一言お願いします。
小村:入学を迷っているなら、まずはオープンキャンパスに参加することをお勧めします。

取材を終えて

 まずは、小村さん、首席卒業おめでとうございます。3年生の前期で卒業要件の単位数を取得されていたのに、それで満足せずに、146単位も単位を取得されたのは本当に凄いことだと思います。小村さん、お忙しい中今回はありがとうございました。
永山晴香


 お忙しい中取材を引き受けてくださりありがとうございました。単位をいい成績で取るというよりはしたい授業を取り、きっちり勉強するということが大切だと感じさせられるインタビューでした。私自身1回生なのでこれからの参考にさせていただきます。首席卒業おめでとうございます。
炭家清花

ゼミ指導教員より

 小村君はゼミの中では決して目立った存在ではなかったですが、何事にも真剣にコツコツ取り組む学生でした。反面、協調性にも富んでいて、「タッちゃん」の愛称でゼミ生仲間からも慕われていました。今回総代に選ばれたことは私としても非常に大きな喜びで、今後の彼の活躍が一層楽しみになりました。IT業界でもきっと活躍してくれると思っています。
田上博司
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