2018.4.3

経営情報学部学生広報誌「じぇむ」no.11 2017年度卒業式経営情報学部総代の上谷沙耶さん

文:中野優香 撮影:山本あづさ

 取材させて頂いた中野です。今回は2017年度卒業式で経営情報学部総代の上谷沙耶さんにお話を聞かせていただきました。 上谷さんは、学生広報委員1期生として「じぇむ」の記事を沢山(前号までの10本中7本)書いてきた人です。

祝・卒業!

——:ご卒業おめでとうございます!
上谷:ありがとうございます。
——:これまでインタビューする側だった上谷さんがインタビューをされる側になりましたね。
上谷:1月の学生広報委員会の編集会議で、卒業式の総代にインタビューするって決まった時、私が記事を書くつもりだったのに、私が総代になっちゃいました(笑)

まさか総代に選ばれるとは思っていなかった

——:卒業式の総代というのは、主席卒業ということですよね?
総代に選ばれた時の気持ちを教えてください。
上谷:とにかくびっくり!卒業できると思っていたので、成績発表は見に行かなかったんです。そしたら教務課から電話がかかってきたので、何かまずいことがあったのでは、と、どきどきしました。
——:分かります。急に学校から電話があったら、電話を取るまでの数秒間で何か悪いことをしたのかと必死に考えますよね(笑) 。以前大学から私に電話があった時、電話を取った母から、「あんた、退学になるんちゃう?」と言われて、びくびくしながら電話に出ました(笑)
上谷:そうそう。それで電話を取ったら「総代を引き受けてくれませんか?」と言われて本当に驚きました。私なんか、Sは半分くらいしかないので総代に選ばれるなんて思っていなくて、ゼミの濱先生に「どうして私が総代に選ばれたんですか?」とメールしました(笑)

担当教員注:経営情報学部では、卒業生の総合成績をGPA・取得単位数・S取得単位数の3部門で評価し、総合1位を卒業生総代とします(成績以外の評価項目はありません)。GPAは、成績評価のS(90点以上)を4点、A(80点以上90点未満)を3点、B(70点以上80点未満)を2点、C(60点以上70点未満)を1点とし、合格した各科目単位数に評価の点数を乗じた数値の合計を4年間の履修単位合計(不合格科目を含む)で割った数値です。上谷さんは経営情報学部2017年度卒業生の中で、取得単位数1位、S取得単位数1位、GPA2位で、総合1位です。経営情報学部が取得単位数を評価基準の一つにしているのは、難しい科目も積極的に履修する学生を評価するためです。ちなみに上谷さんの科目数に対するS取得の割合は、正しくは76%です(留学時の認定単位を除く)。
上の写真で上谷さんが持っているのは、卒業証書と成績優秀者表彰状です。
下の写真で上谷さんが持っているのは、卒業生総代・成績優秀であることを記した表彰楯です。

パソコンは苦手だったけど、これからはパソコンだ!と思って経営情報学部へ

——:入試区分となぜ阪南大学にしたのか教えてください。
上谷:一般前期です。あと他に行きたい大学があったので、正直阪南大学は滑り止めだったんです。
——:そうだったんですね。でも数ある学部の中でなぜ経営情報学部を選んだんですか?
上谷:経営情報学部にしたのは、これからはパソコンだ!と思ったからです。元々パソコンが苦手で。でもどんどんIT化が進んできてますよね?その時に難しいことは分からなくても、基礎だけでもしっかり分かっていたらと思い、経営情報学部にしました。
——:取得単位数を教えてください。
上谷:4回生になった時点では138単位で、現在は152単位で卒業です。
——:すごいですね。でも4回生になった時点でもう卒業要件の124単位は取得していますよね。
なぜ卒業要件を超えて単位を取り続けたんですか?
上谷:沢山単位を取得した学生には図書カードが贈られるんです。どうせ単位を取るならそこに届くまで頑張ろうと思って。それにいくら取っても授業料は変わらないですしね(笑)

担当教員注:阪南大学には、Hannan University Award(阪南大学学習奨励賞)という、卒業時に140単位以上取得した学生に表彰状と図書カードを贈呈する制度があります。

——:そうですね。私も読書が趣味なので、それを聞いたら頑張ってみようかなと思います。
授業を受講する中で心掛けたことはありましたか?
上谷:授業には絶対出席しようと思っていて、就職活動が被ってしまう以外は必ず出席していました。あとは単位をもらえたらいいのではなく、できればS、無理でもAをもらいたいという気持ちで授業に出ていました。

卒論のテーマは野球の統計分析

——:卒論のテーマは何ですか?
上谷:「セイバーメトリクスに基づく2017年プロ野球セ・リーグ球団・選手の統計分析」です。

担当教員注:セイバーメトリクス(SABRmetrics)とは、野球のデータを統計分析し、選手の評価を行ったり、戦術・戦略を考える手法のこと。アメリカ野球学会(SABR)と測定基準(metrics)を組み合わせて作られた言葉。メジャーリーグは公式記録にセイバーメトリクスで提唱された指標も採用している。

——:そのテーマにした理由を教えてください。
上谷:まずきっかけは野球観戦が好きだということですね。家族と一緒にテレビで見ることも多かったし、実際に観戦しに行くこともあります。あと、日本とアメリカの評価の違いが気になったというのもあります。
——:卒論で工夫したり苦労したところはどこですか?
上谷:やっぱり統計分析のやり方です。計算も難しかったし・・・。あとどの項目を比べたら面白いかも考え、工夫しました。

学生広報委員会で、自分の知らない世界を知れた

——:経営情報学部学生広報委員会とはどんな活動をしていますか?
上谷:広報委員会は経営情報学部の在校生はもちろん、OB,OGや先生など活躍されている方々にインタビューさせてもらい、記事を作り、大学のホームページに掲載してもらうお仕事です。
——:上谷さんが広報委員会に参加したきっかけはなんですか?
上谷:ゼミの先生に誘ってもらって、文章能力が上がると言われたことに魅力を感じたことがきっかけです。自分で考えて文章を書くのは苦手だけど、人から聞いた話をまとめて書くのは好きだからやってみようかなって。

担当教員注:文章作成能力でも、心理や感情を表現したり小説や詩を書いたりする能力と、聞いたり調べたりしたことを第三者に分かりやすく文章化する能力は別のものです。後者はビジネスライティングやアカデミックライティングと言われる文章作法(さくほう)で必要になる能力です。

——: 私は学生広報委員の募集があった時、文章を書くのは好きだし、文章力が付くと思って応募しました。
広報委員会をやっていてよかったことを教えてください。
上谷:まずは色々な人の話を通して、自分の知らない世界を知れたのがすごく楽しかったですね。それに大学のホームページに掲載してもらうので、頑張った形が残りやすく、就職活動でも評価されやすかったのもよかったと思います。
——:記事執筆で印象に残っていることはありますか?
上谷:先生に添削をしてもらう時に、ある記事で、構成を変更して話題の順番を変えた方がよいと先生から言われたんですが、私が考えた構成の方が分かりやすい!と思ってそう返信しました(笑)。怒られるかな、と思ったんですが、先生は私の意見の方がいいと言ってくださって、そのまま採用して貰えました。
——:そうなんですね!私は記事を書く際よく言われるのが、「上谷さんの記事をお手本にしてみてください」です(笑)
——:広報委員会で成長できたことや、学んだことはなんですか?
上谷:インタビューで聞かせてもらった話をどれだけ分かりやすく読み手に伝えられるかというのを考えて書いていたので、構成する力がついたと思います。

阪南大学は第一希望じゃなかったけど、入ってみたら充実した大学生活を送れた

——:卒業にあたって、阪南大学に入って良かったと思うところはどこですか?
上谷:単位を頑張って取ったり難しい資格を取ったりしたら表彰して貰えたり図書カードを貰えたりして、勉強したことを評価してくれるところです。
——:4年間で印象に残っていることはありますか?
上谷:オリエンテーション委員会と広報委員会ですね。私は部活やサークルはしていなかったけど、オリエンテーション委員会に入ったおかげで同じ学部の友達や先輩後輩ができたし、みんなで作り上げていく楽しさや成功したときの喜びも学びました。広報委員会はちょうどオリエンテーション委員会を引退した後に誘ってもらえたから、また新たにやりたいことが見つかって、充実した大学生活を送ることができました。阪南大学は第一希望の大学ではなかったから、何となく入学したけど、入ってからは、委員会活動を通じて自分の好きな事をたくさん見つけることができたし、予定していなかったたくさんの経験をすることができました。
——:他に力を入れたことはありますか?
上谷:中学高校と吹奏楽をやっていたのですが、私が1回生の時に、また一緒にみんなで演奏したい!という気持ちから、中学の同期や後輩とOB,OGが集まって、バンドを作ったんです。それから週末は結構集まって練習してて。最初は人数も少なかったけど、それからどんどん入りたいって言ってくれる人が増えてきて、同じ中学の吹奏楽部出身という条件のもと、今では高校生から社会人まで幅広い層の人と一緒に活動しています。
——:上谷さんは何の楽器をされているんですか?
上谷:私はフルートを吹いています。
——:へー!かっこいいですね!ちなみに私はリコーダーも苦手でした(笑)
吹奏楽は卒業後も続けられるんですか?
上谷:そうですね。練習も週末だけなんで、仕事もバンドも両方とも充実させることができたらと思っています。
——:卒業後の目標を教えてください。
上谷:私はIT系の仕事をするんですけど、まだまだ知識がないから早く知識をつけて会社の役に立ちたいです。

取材を終えて

 今回、広報委員会の先輩で、とてもお世話になり、憧れていた上谷さんの記事を、広報委員会の後輩代表として書かせて頂くことができてとても嬉しく思っています。上谷さんの4年間のお話は、総代になるにふさわしい努力がたくさん詰まった素晴らしいものだと感じました。私の先輩はこんなにすごく、かっこいいのだ!という気持ちを読者の方や上谷さん本人に伝えることができていたのならとても嬉しいです。頼りになる先輩が卒業されるのはとても寂しいですが、後輩として上谷さんの残してくれたものを受け継ぎ、守っていけるよう頑張っていきたいと思います。上谷さん、ご卒業おめでとうございます!

中野優香


 上谷先輩、ご卒業おめでとうございます。上谷先輩とは、約1年間、学生広報委員会で一緒に活動をさせていただきました。一緒に取材へ出かける機会も多く、取材のことだけでなく就職活動や授業のことでも相談にのっていただき、大変お世話になりました。3回生終了の段階で卒業要件の単位は揃っていたのに、就職活動と両立され、更にたくさん単位を取得され、努力されたのだなと思いました。私も見習いたいと思います。これからのご活躍をお祈りしています。

山本あづさ
 経営情報学部学生広報委員会では、「じぇむ」の記事を書いていただける方・撮影をしていただける方を募集しています。興味のある方は担当教員(濱)か、教務課までお問い合わせください。

関連サイト

ゼミ指導教員より

ゼミ指導教員・経営情報学部学生広報委員会担当教員 濵道生

上谷さん、ご卒業おめでとうございます。上谷さんは、1年次の「基礎数学」の筆記試験で、私の担当する2クラスを通じて最高得点だったので名前は印象に残っていました。あまり積極的に発言するタイプではないため、ゼミでは最初印象が薄かったのですが、ゼミのレポート課題の分析能力や文章構成力を見て、学生広報委員会のライターにスカウトしました。当時はまだ学生広報委員会立ち上げの時期でしたが、上谷さんが加わってくれたおかげで「じぇむ」が発行できるようになりました(「じぇむ」創刊号は上谷さん執筆の記事)。上谷さんは、学業の面でも課外活動の面でも、私のゼミの誇るべき卒業生です。卒業後のご活躍を期待しています。