文:秋吉 恵梨香 撮影:山本 あづさ
 今回、大学祭実行委員長である経営情報学部3回生の藤田怜弥さんにインタビューさせていただきました。

今年の目玉は、青山テルマ!

——:まず、企画についてお聞きします。今年の目玉企画は何ですか?
藤田:ビッグネーム、青山テルマさんのライブです。
——:それは楽しみですね!
青山テルマさんを呼ばれた理由は何ですか?
藤田:大学生の世代8~9割知っているのと、ヒット曲を持ちながらバラエティーにも出てトークも面白いアーティストということで選出しました。
——:大学祭に呼ぶ芸能人を誰にするかは、どんな基準で決めているのですか?
藤田:学祭に呼んでも大丈夫な方ということと、認知度、予算です。
——:芸能事務所からの売り込みとかもあるのですか?
藤田:仲介業者からオファーがあります。
——:地域の方に向けた企画はありますか?
藤田:今年は河内天美駅前でイベントをします。地域の方に駅前で屋台を出していただき、一緒に学祭に参加してもらおうと思っています。

子供向け企画は安全第一で

——:地域の方と一緒に学祭を盛り上げるのですね。
子供向け企画はありますか?
藤田:河内天美駅前で、大学のマスコットキャラクターであるはぴなんや、松原市のまっきーに来てもらい、風船を配ってもらう企画を用意しています。また、大学内では2号館で子供フェスタを行います。保護者の方には、50周年記念館の休憩所を利用していただきたいです。お子さんを遊ばせる場所もあり、小さい子を連れていても休める場所になればと思います。
——:マスコットキャラクターを好きな子は多いですよね。
子供向け企画で気を付けていることや工夫していることはどんなことがありますか?
藤田:怪我とか嫌な思いはしてもらいたくないので安全第一で考えています。スタッフは子供と接することに意識して業務をしてもらうようにしています。
——:雨天時でも楽しめる企画はありますか?
藤田:屋台以外では、GYC HALLで大きなスクリーンでゲームを行います。ホールをゲームセンターのようにして楽しんでもらえたらと思っています。これは、1日目のみの実施です。

大学祭実行委員会は一年中活動している

——:次に、組織についてお聞きします。
大学祭実行委員会の年間スケジュールを教えてください。
藤田:学祭が終わって12月に新しい幹部が決まって引継ぎをします。
1月から予算などを話し合い、3月には学校に申請を出します。5月頃に新歓をし、一回生が6月頃に入ってきます。夏休みは、パンフレットやロゴ、ジャンバーの制作をします。
10月にシフトなどを決め、11月に大学祭本番といった形です。
——:年中活動を行っているのですね。
実行実委員会には、どんな部署があるのですか?
藤田:設営、企画、タレント、警備、模擬店・展示、広報の6つです。警備は、トランシーバーを管理していたり、イルミネーション担当をしていたりとマルチに活動を行っています。
——:大学祭実行委員の人数を教えてください。
藤田:約300人です。
——:かなりの大人数なのですね!
広報のため,SNS等を使って情報発信をしていますか?
藤田InstagramTwitter大学のHPです。去年は、フレッシュTVさんの『カレッジフェスタ放送局』という番組で、大学祭実行委員会を集めるという企画でオファーがありました。

大学名より学部で選んで阪南大学経営情報学部へ

——:続いて、藤田さんについてお聞きします。阪南大学に入学した理由、経営情報学部に入学した理由は何ですか?
藤田:将来マーケティング関係のお仕事をしたいなと考えていて、経営学部を探しているときに経営情報学部を見つけました。オープンキャンパスに来て、話を聞き、入ろうと決めました。大学名より学部で選びました。
——:将来のことを考えての入学だったのですね。
生徒会の役員やクラス委員長を経験したことはありますか。
藤田:高校で生徒会役員をしたことがあります。
——:藤田さんが大学祭実行委員会に入ったきっかけを教えてください。
藤田:大学に入って一番初めに出会った先輩に憧れを持ちました。その人が大学祭実行委員会に入っていたので、自分も入ろうと思いました。
——:先輩の影響力は大きいですよね。
実行委員長はどのように決まったのですか?
藤田:同学年のメンバーの中で2人立候補をしてスピーチを聞いてもらって、そこからみんなに投票してもらい決まりました。
——:大人数の実行委員会をまとめる立場になったとき,プレッシャーはありませんでしたか?
藤田:あまり経験できないことなので、楽しそうとかやってみようという好奇心が大きかったです。

経営組織論で学んだ知識を生かして実行委員会を運営

——:経営情報学部で勉強したことで、大学祭実行委員会で役立ったことはありますか?
藤田:経営組織論の授業を参考にしています。前の年の委員長と自分とはタイプが違うのですが、経営組織論の先生が、リーダー像は様々であると話しておられたのを思い出し、自分らしくやればいいと考えました。他にも、こういう話をされていたなとか、今これができるのではないかと授業を振り返ったりします。経営組織論や経営学は、社会に出ても役に立つものだと思っています。
——:大学祭実行委員長を経験して学んだことや身についたことは何ですか
藤田:一番は自信がつくことです。また、組織の在り方を考えるきっかけになったりアイディアを出す力がつきました。
——:大学祭実行委員会に入ってほしい人物像を教えてください。
藤田:新しいことをやってみたい人や常に進化を求めて考えることができる人がより活発に活動ができるのではないかと考えています。

取材を終えて

 去年私は大学祭に参加していないのですが、藤田さんのお話を聞き今年は参加したいなと感じました。どの世代でも楽しめる学祭、とっても楽しみです。また、授業での学びの大切さを改めて教えていただき、私も学校や社会に出ても活かせるように頑張りたいです。藤田さん、ありがとうございました。
秋吉恵梨香


 学祭の裏側や藤田さんの経歴など、とても興味深いお話でした。今年度の学祭は、雨天でも楽しめる企画や地域の方とのイベントなど、新しい企画も盛り沢山で、毎年毎年工夫されておられることがよく分かりました。私も学祭には足を運ぶ予定ですので楽しみにしております。お忙しい中、ご協力いただきましてありがとうございました。
山本あづさ

ゼミ指導教員より

 藤田怜弥さんは、勉学の能力に加えてリーダーシップも発揮できる非常に優秀な学生という印象を持っています。本年度は、大学祭実行委員長で忙しい中、1年生のゼミナールのSA(Student Assistant)も担当しその能力を発揮してくれました。次年度は4回生になり、就職活動も忙しくなることと思いますが、阪南大学のみならず社会でもますます活躍されることと期待しています。
大久保いづみ
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