国際学部 国際観光学科の教育目的

  • 幅広い教養と国際観光に関する専門知識を修得し、異文化および自文化を理解した高度なコミュニケーション力と調査・分析力を身につけ、グローバルかつローカルな視点から地域社会や企業等で問題解決に導くことができる、国際社会で活躍できる実践力のある人材を育成する。
  • 観光文化・観光振興計画・観光事業に関わる観光学の専門的知識の修得に加え、高度な言語運用能力を獲得し、グローバルかつローカルな視点から地域社会や企業と協力して問題の解決に導くことができる能力を身につけさせる。
  • 官公庁の観光・地域振興部門、旅行会社でのツア-プランナ-、航空会社の客室乗務員やグランドスタッフ、ホスピタリティ技能を活かしたホテル・テ-マパ-クなど企業での接客など。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

国際学部国際観光学科の教育課程にしたがって合計124単位以上を修得し、以下のような能力を身につけた学生に対して卒業を認定し、「学士(国際観光学)」の学位を授与する。

知識・理解

  • DP1:異文化および自文化に関する専門的な知識を有している。
  • DP2:社会、自然に関する事柄について幅広い視野から総合的に物事を判断できる専門的な知識を有している。
  • DP3:観光学の専門的な知識を有し体系的に理解している。

汎用的技能

  • DP4:コミュニケーション力
    日本語と特定の外国語を用い、高度な言語運用能力を身につけるとともに、現代社会の多様性を理解したうえで対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる。
  • DP5:情報リテラシー力
    情報通信技術(ICT)を用いて多様な情報を収集・分析・整理し、モラルに則って効果的に活用できる。
  • DP6:論理的思考力
    情報や知識を利用して、自然や社会現象を複眼的、論理的に分析し、表現できる。
  • DP7:問題解決力
    グローバルかつローカルな視点からの社会調査をふまえ、地域社会や企業と協力して問題の解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その解決策を見出すことができる。
  • DP8:社会人としての実践力
    体系的に身につけた専門知識を職業や社会生活のなかに応用し、社会で有用とされる実践力を身につけている。また、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組むことができる。

態度・志向性

  • DP9:多様性の理解と協調性
    自己と他者を理解し、多様な人々と協調・協力して行動できる。
  • DP10:倫理観と社会的責任
    自己の良心と社会の規範やルールに従って行動でき、社会の一員としての意識を持ち、平和・民主主義・基本的人権という人類普遍の価値を尊重し、権利と義務の理解の上に立って、社会発展に貢献する意志を持っている。
  • DP11:自己管理力
    自ら立てた目標を達成するために、チャレンジ精神を持ちながら主体的に行動できる。

総合的な学習経験と創造的思考力

  • DP12:これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自ら立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる。また、旺盛なチャレンジ精神と創造的思考力を持って、目標実現のために状況に応じてリーダーシップやフォロワーシップを発揮し、必要な役割を能動的に果たすことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

  1. CP1:異文化および自文化に関する専門的な知識を有している。
    1年次から全員が「国際学への招待」・「大阪観光学」を履修し、国際学の視点と身近な自文化への関心を深めながら、「国際観光学入門」・「異文化理解入門」の履修により観光の本質が異文化・自文化理解にあることを認識する。また「専門基幹科目」と「専門発展科目」の「観光文化」科目群から異文化および自文化に多面的に触れることで国際感覚を養い、さらに「観光コミュニケーション科目」の外国語科目を履修し異文化理解の手段として外国語運用能力を身につける。以上により、異文化および自文化に関する専門的な知識を獲得する。
  2. CP2:社会、自然に関する事柄について幅広い視野から総合的に物事を判断できる専門的な知識を有している。
    1年次から全員が「国際観光学入門」を履修し、観光と社会・自然の関係について理解するとともに、「専門基礎科目」・「専門基幹科目」においてさまざまな観点からその関係について掘り下げることで、社会、自然に関する事柄について幅広い視野から総合的に物事を判断できる専門的な知識を獲得する。
  3. CP3:観光学の専門的な知識を有し体系的に理解している。
    1年次から全員が「国際観光学入門」を履修し、観光の概念や観光学の体系・手法を修得するとともに、2年次以降に「専門発展科目」の「観光事業」科目群の科目を履修し観光の基幹産業や事業としての応用について理解を深めることで、観光学の専門的な知識を有し体系的に理解できる能力を体得する。
  4. CP4:コミュニケーション力
    日本語と特定の外国語を用い、高度な言語運用能力を身につけるとともに、現代社会の多様性を理解したうえで対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる。

    1年次から全員が「大学入門ゼミ」を履修し社会現象の観察・理解・問題設定およびそれに対する自らの意見の発信スキルを身につけるとともに、「観光コミュニケーション科目」の外国語科目を履修することで特定の外国語の運用能力を高める。また3 年次から「専門発展科目」の「外国語特別講義」を履修することで特定の外国語を用いた観光研究を実践し、高度な言語運用能力と多様化する現代社会における対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる力を体得する。
  5. CP5:情報リテラシー力
    情報通信技術(ICT)を用いて多様な情報を収集・整理・分析し、モラルに則って効果的に活用することができる。

    1年次から一般教育としての「情報処理入門・応用」を中心として、全員が「大学入門ゼミ」を履修し情報通信技術(ICT)の利活用スキルを身につける。さらに「専門基幹科目」や「専門発展科目」のうちアクティブ・ラーニングの一環としてICT の利活用が求められる科目で実践することで、ICT を用いて収集・分析・整理を行え、モラルに則って効果的に活用できる力を体得する。
  6. CP6:論理的思考力
    情報や知識を利用して、自然や社会現象を複眼的、論理的に分析し、表現できる。

    ほぼすべての科目において対象に関する情報や知識を得るだけでなくその応用を求めており、その履修により情報や知識を論理的に分析し表現できる力を体得する。
  7. CP7:問題解決力
    グローバルかつローカルな視点からの社会調査をふまえ、地域社会や企業と協力して問題の解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その解決策を見出すことができる。

    「演習科目」や一部の「専門発展科目」におけるプロジェクト型の社会実践が伴う学びを通じ、地域社会や企業と協力して問題の解決策を提示できる力を体得する。
  8. CP8:社会人としての実践力
    体系的に身につけた専門知識を職業や社会生活のなかに応用し、社会で有用とされる実践力を身につけている。また、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組むことができる。

    1年次から全学のキャリア教育を受けるとともに、学部独自のキャリア教育を行う科目「現代企業事情」や「専門発展科目」における観光関連業界を対象とする科目を履修し企業・観光関連業界の動向や課題をとらえ、あわせて「演習科目」において企業・地域社会との問題解決に取り組むことで、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組む力を体得する。
  9. CP9:多様性の理解と協調性
    自己と他者を理解し、多様な人々と協調・協力して行動できる。

    1年次から4年次まですべてに配置される「演習科目」をはじめ、さまざまな科目において受講生同士で協働活動を行うことで、多様な人々と協調・協力して行動できる力を体得する。
  10. CP10:倫理観と社会的責任
    自己の良心と社会の規範やルールに従って行動でき、社会の一員としての意識を持ち、平和・民主主義・基本的人権という人類普遍の価値を尊重し、権利と義務の理解の上に立って、社会発展に貢献する意志を持っている。

    1年次から4年次まですべてに配置される「演習科目」をはじめ、さまざまな科目において受講生同士あるいはその科目の対象フィールドを通じて倫理観を体得し社会的責任を意識しながら社会発展に貢献できる力を体得する。
  11. CP11:自己管理力
    自ら立てた目標を達成するために、チャレンジ精神を持ちながら主体的に行動できる。

    1年次から4年次まですべてに配置される「演習科目」をはじめ、「専門発展科目」の「実習講義」科目群や「観光コミュニケーション科目」を履修し、自ら目標を設定し学修を進めていくことで、自らの目標達成に向けて主体的に行動できる力を体得する。
  12. CP12:課題解決・創造的思考力・能動的行動力
    これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自ら立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる。また、旺盛なチャレンジ精神と創造的思考力を持って、目標実現のために状況に応じてリーダーシップやフォロワーシップを発揮し、必要な役割を能動的に果たすことができる。

    1年次から4年次まですべてに配置される「演習科目」をはじめ、いくつかの科目において、さまざまな科目の学修内容を総合的に理解した上で、自ら設定した課題に適用し、他の受講生とも協力しながらその解決に挑戦することで、目標実現のために能動的に行動できる力を体得する。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

求める能力

  1. AP1:知識・理解
    高等学校の主要教科・科目について、基礎的な知識を幅広く有している。とりわけ、高等学校までの履修教科のうち、受験科目に関わらず、「地理」「歴史」「国語」「英語」に関する基礎的な内容を身につけている。
  2. AP2:思考・判断
    ある事象に対して多面的に考察し、自分の考えをまとめることができる。
  3. AP3:関心・意欲
    旺盛な好奇心を持って、さまざまな問題について積極的に考えることができる。
  4. AP4:技能・表現
    自分の考えをわかりやすく伝えることができる。特別な技能を持っている。


  5. AP5:主体性・協調性
    特別活動や課外活動等において、他者と協力して物事を進めることができる。

求める学生像

  1. 観光を通して異文化や自文化を理解するとともに、必要なコミュニケーション力を養うことによって、国際社会や地域社会で活躍したい人。
  2. 国内外の多様な文化に興味を抱き、それらが持つ意味や可能性をホストとゲストの双方の視点から学ぶことで、幅広く活用したい人。
  3. 地域社会と積極的にかかわる中で、観光のもつ多面的な手法を学び、生活者と観光者ともに魅力ある地域づくりに向けて貢献したい人。
  4. 観光にかかわる事業や産業に関心を持ち、ビジネスやマーケティングの知識を身につけ、社会においてその能力を発揮したい人。
  5. グローバルな視野から国際社会や地域社会における様々な問題に関心を持ち、身につけた知識をこれらの解決に役立てたい人。