小中学生40名が科研費の研究成果に触れました

 8月7日(水)、日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」で採択された「森重先生の「伝える」楽しさを学ぶ講座-言葉が通じなくても「わかる」秘密を考えよう-」を開催しました。ひらめき☆ときめきサイエンスとは、科学研究費(科研費)により行われている研究成果に、小学5・6年生、中学生、高校生が直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じていただくプログラムです。今回は科研費の基盤研究(C)「資源管理と地域再生に向けた観光ガバナンスの構築プロセスの研究」(課題番号JP17K02143)(2017~2019年度、研究代表者:森重昌之)の成果の一部に触れるプログラムを企画しました。
 当日は、定員を大幅に上回る40名の受講生(小学5・6年生、中学生)が参加し、阪南大学と長居公園でプログラムを実施しました。午前中は阪南大学で「観光客にわかりやすく伝えるためのピクトグラム」(森重)、「インタープリテーションのプログラムを体験しよう! -○○を漢字1文字で表現してみよう-」(和泉大樹先生)の2つの講義を行いました。
 みんなで昼食をとった後、長居公園に移動し、9つのグループに分かれて公園内でピクトグラムを探すフィールドワークに挑みました。フィールドワークを通してメンバーの仲も深まり、学生スタッフも協力して、熱心にピクトグラムを探していました。暑い中でしたが、一番多いグループは1時間半の間に67個もピクトグラムを見つけていました。
 その後、阪南大学に戻り、「オリジナルのピクトグラムを考え、発表する」グループワークを行いました。ここでは、午前中の講義で習ったピクトグラムの基本を踏まえ、誰にとってもわかりやすい、オリジナルのピクトグラムを考え、みんなの前で発表しました。いずれも個性あふれる、おもしろいピクトグラムを提案していました。最後に修了式を行い、受講生に「ピクトグラム博士号」を授与しました。受講生は笑顔で、満足感にあふれた表情でした。
 今回のプログラムの実施にあたり、国際観光学部の和泉大樹先生、研究助成課の皆さまには準備、企画段階から当日の運営に至るまで、多大なるご支援をいただきました。また、学生スタッフを務めたゼミ生の皆さまには受講生をしっかりとサポートしていただきました。皆さまのご協力のおかげで、盛会のうちに終えることができました。心より感謝申し上げます。(森重昌之)

当日のプログラムの様子

  • 午前中の講義の様子

  • 和泉先生による講義の様子

  • 長居公園でのフィールドワークの様子

  • 長居公園でのフィールドワークの様子

  • グループワークの様子

  • 終了後の記念撮影

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