ニュージーランドは秋を迎え、順調に留学生活を続けています

 今年3月からニュージーランド・オタゴ大学で留学生活を始めた国際観光学部3年・平安座レナさんから、2度目のレポートが届きました。今月は留学後初めてとなる中間テストのほか、さまざまな国のクラスメイトとのパーティや旅行の様子などを報告しており、こうした活動を通して、頭で理解していた異文化を実感しているようです。また、旅行では写真にあるような美しい景観に感動したようで、ニュージーランドの魅力も存分に味わっています。こうした恵まれた環境の中で、順調に学んでいる様子が伝わってきます。(森重昌之)

留学先での様子

  • クラスメイトとの鍋パーティの様子

  • Queenstown Gardenにて

  • Lake Mathesonにて

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初めてのテストと異文化理解

国際観光学部3年 平安座レナ

 4月に入り、私の留学生活は2ヶ月目に入りました。現在のニュージーランドは秋に入り、朝方や夜は肌寒い季節になりました。晴れている日は紫外線が強く、多くの人はサングラスを身につけています。街中では、木々がオレンジ色や赤色に変化しており、秋らしさを感じます。
 今月は、4月の半ばにタームの中間テストが行われました。2日に分けて、Listening、Reading、Vocabulary、Grammar、Pronunciationを行いました。SpeakingとWritingは授業内でテストを行ったので、今回はありませんでした。クラス分けが決まる重要なテストはタームの最終週に行われますが、中間テストは今の自分の理解している点や不得意な点を知ることができるので、とても良い機会になります。私がいま実感していることは、会話力の向上です。留学してまだ2ヶ月ですが、最初に比べ、相手が話している内容をある程度理解し、返答できるようになりました。しかし、自分に足りない部分も多く見えてくるようになりました。例えば、簡単な文法でしか会話ができなかったり、短い返答になってしまったりすることが多々あります。それは語彙力や文法が身についていない証拠です。自分に足りない点を見つけ、勉強した後すぐに普段の生活で実践できる環境で学べているので、その環境を活かして毎日会話の幅を広げています。
 テストの後、クラスメイトの家で鍋パーティーをしました。タイ、中国、サウジアラビア、日本と、国籍が違えば育ってきた環境や文化も違うことを実感しました。宗教の違いで豚肉を食べられない人と、牛肉を食べられない人がいたので、2つを混ぜないように気をつけました。教科書でしか学んでこなかった宗教の違いを実際に体験し、自分と異なった国の文化や生活スタイルを理解することの大切さと実感しました。
 テストが終了すると、10日間の休みがありました。この休みの間に、タイと中国の友人とともに、4泊5日の国内旅行に行きました。オークランドやクライストチャーチなどの都市に行きました。ニュージーランドは多くの自然や絶景で有名ですが、改めて実際に自分の目で見て、言葉が出ないくらい感動しました。世界には自分の見たことのない知らない景色がたくさんあり、それを見ないでいるのは絶対に後悔するので、もっと世界中に出かけ、いろいろな景色を見たいと決心できた旅になりました。この旅でも、大変なことがたくさんありました。タイも中国も日本も、主要言語が英語ではありません。まして、私たちは英語を勉強するために来ています。どのようなプランで旅を進めるか、食事はどうするか、いろいろな点で言葉の壁を実感しました。また、発音が聞き取りにくく、理解できないこともたくさんありました。しかし、お互い理解し合うことが最も重要で、1度だけでなく、相手が理解するまで何度も伝えることが大切だと思いました。大変なこともありましたが、最終的にはみんなが楽しめ、良い経験ができたので、誘ってくれた友人には感謝しています。
 来月には留学3ヶ月目に入りますが、英語で生活できる環境を大切にしながら、1日1日を充実できるように過ごしていきたいです。そして、毎日コツコツ取り組むことを忘れずに、自分の成長につなげていきたいです。