【松ゼミWalker vol.232】西成ジャズオールスターズは大盛況,西成WANライブペイントも!

 2017年10月8日(日),9日(祝),第五回西成ジャズオールスターズ“夢の祭典”が,西成区山王3丁目にある永信防災会館にて行われました。二日間とも13時開場で,14時から21時までの7時間,総勢30名を超えるミュージシャンが交代で,アツい演奏を続けました。
 思い起こせば,西成ジャズ“夢の祭典”の原点は,2012西成ライブエンターテイメントフェスティバル(【松ゼミWalker vol.106】西成ライブエンターテイメントフェスティバル2012に向けて始動!)でした。松村ゼミ9代目・10代目が中心となって運営したこのフェスティバルに,プロドラマーで西成ジャズを主宰する松田順司さんが快く協力。フェスティバル開催の翌2013年,今度は松田さんから,西成ジャズオールスターズ“夢の祭典”をやりたいので,協力していただけないかとの相談があり,今度は松村ゼミが快諾。2013年秋に第一回“夢の祭典”を開催して以来,毎年毎回,松村ゼミはずっと“夢の祭典”を応援してきました。

 今年は,西成ジャズと全く同じ日程で,動物園前一番街商店街が主催する「ディープ大阪ストリート」というイベントも企画され,そのイベントの一環として,西成WANでライブペイントも行うことになりました。
 そんな訳でこの10月8日・9日,西成区内は同時多発イベント状態で,松村ゼミは大忙し。西成ジャズの応援,商店街主催のディープ大阪ストリートの応援,西成WANライブペイントの準備実行と,1回生から4回生までのべ40数名を三つに分けて,お手伝いしてきました。
 準備や後片付けも含めて,一連のイベントの応援に加わった学生は以下の通り。1回生は多湖彩夏の1名,2回生は池田剛大,今西祐莉,大田心,岡玲衣奈,小野翔馬,北村るみ,佐官朋美,田宮侑,長瀬萌菜,永野翔,福田将也,松川大輔,本山愛理,森口知央,森下直紀の15名,3回生は浅湫桃子,岩田鈴,WAN Yen,大橋実奈,岡本華奈,尾中ひな,金井玲菜,川村剛生,國見健人,HSU Chia-yu,田島紗希,田村裕,HON Chi Hong,CHENG Dik Ki,長江麗奈,藤沢美和,藤田和樹,松井昭憲,松島未央子,山崎直希,山野友加里の21名,4回生は大嶋千波,大西美咲,川畑成美,妻藤稀保,辻彩佳,中島成美,西崎拓真,三宅亜紗未の8名でした。
 3・4回生は昨年も手伝ってくれた経験者が多く,会場が変わってもやるべき仕事を把握してくれていて,1・2回生をしっかりと指導してくれていました。これでゼミ生たちの経験がつながり,来年も安心して“夢の祭典”を迎えられます。

 さて,西成ジャズ“夢の祭典”の会場は,これまで開催してきた伝説の居酒屋「難波屋」から,今年は旧飛田遊郭の近くに立地する永信防災会館へと移りました。飲料水や物資の備蓄倉庫でもある永信防災会館は,かつて信用金庫だったとても丈夫な建物で,災害発生時は救助活動の拠点となり,普段は地域住民らが集い憩える交流の場として活用されています。難波屋の独特の雰囲気もとても良かったのですが,会場そのものは永信防災会館の方が,面積も広く豪華で快適,最大で200名近く会場にいた観客も,ゆったりと音楽を楽しめました。
“夢の祭典”でゼミ生たちは,会場入り口での受付や西成ジャズグッズ販売,会場内での飲食提供や物販などで活躍しました。西成ジャズのミュージシャンや常連のファンたちは,松村ゼミの学生が第一回からずっとお手伝いしてきたことをよく知っていて,学生たちをねぎらい,とても気遣ってくれていました。新しい会場ということもあり,緊張のなかでライブ当日を迎えたのですが,第五回“夢の祭典”は大盛況,大成功でした。

 商店街主催のディープ大阪ストリートは,今年初めて行うイベントで,松村ゼミは周辺地域の宿泊施設へ出向き,外国人滞在者の呼び込みをお手伝いする予定でした。ところが,連休だったこともあり,日本人宿泊客が多く,外国人旅行者はあまり見当たらず,残念ながら大きな貢献はできませんでした。ディープ大阪ストリートは初めてのイベントなので,主催者側も手伝う私たちも手探り状態,次年度へ向けての課題がいくつも見つかりました。今年の経験は必ず次回につながります。
 西成WANのライブペイントは,当初,ディープ大阪ストリート会場の近くの大きな壁に描く予定だったのですが,なかなか許可がもらえずその壁に描くのは断念。その代りに,4枚のコンパネを並べてワークショップすることに決まったのが,イベントのわずか2日前。準備不足は否めませんでしたが,CalmaArt代表の柳洋輔さんにご協力いただき,アーティストのVERYONEさんにご指導いただくことで,何とか形は整いました。
 ワークショップでは,視察に来られていた西成区の横関稔区長も加わり,コンパネにスプレーで円や線を描く練習を行いました。最後はVERYONEさんが,ディープ大阪ストリート(Deep Osaka Street)の頭文字DOSとラインを引いて仕上げました。VERYONEさんのライティングはとても格好良く,学生たちのTシャツに即興で名前を描いてもらいました。