【松ゼミWalker vol.181】交換留学生らと新世界・ウラなんば・ミナミを歩く(4回生 中井美菜子)

今年も交換留学生たちがやって来ました

 阪南大学には交換留学制度があり、毎年10数名の留学生たちが海外の提携大学からやって来ます。2015年後期から阪南大学で就学する予定の9名は、すでに日本に到着。日本語能力を高めるため、日本語の補講などを受けて過ごしています。台湾の国立高雄餐旅大学から4名、中国の内蒙古大学から2名、同じく広東外語外貿大学から2名、対外経済貿易大学から1名。男女別では、男性は内蒙古大学からの2名だけで、他は全て女性です。

 ゼミ指導教員の松村嘉久先生は、今年の5月中旬に、国立高雄餐旅大学で開催された「国際学術検討会」へご招待され、「大阪市における宿泊施設の実態と訪日観光振興に向けた課題」というタイトルで基調講演されたそうです。
 その際、高雄餐旅大学応用日本語学科主催で様々な歓迎会があり、その一環として、今回交換留学で来る予定の3名に、高雄市内を案内してもらい交流を深められました。そして高雄で、「阪南大学への交換留学が決まって来日したら、必ず私が大阪を案内する」と約束されたそうです。実は、この3名のうち1名は、阪南大学のOMOTENASHIプロジェクトで来日経験があり、私も共に楽しい時間を過ごしました(「海外からの招待学生13名に対し、OMOTENASHIプロジェクトを実施」)。
 こうした色々なご縁があって、2015年8月28日(金)午後、国立高雄餐旅大学からの交換留学生と松村ゼミ有志で、大阪市内の歓迎まち歩きを行うことになりました。他大学からの交換留学生たちも日本に到着したばかりで、まだお互いの交流も薄いから、「ぜひ一緒にどうですか」ということになり、合計9名が参加することになりました。松村ゼミからは、松村先生、私・中井美菜子、4回生ゼミ長の栃原智美、2回生の三宅亜紗未の4名が参加。

まち歩きは松村ゼミお得意のコース

 8月28日(金)午後2時に、地下鉄御堂筋線動物園前駅1番出口に集合。初訪日の留学生もいるので、ベタベタでコテコテの大阪コースを歩きました。
 まずはジャンジャン町を抜けて新世界・通天閣方面へ。新世界では、TOWER KNIVES OSAKAで包丁の試し切りを体験し、甘味処・三好で休憩、かき氷とおはぎを食べました。
 恵美須町駅からは地下鉄堺筋線で日本橋駅まで乗り、黒門市場を見学。黒門市場からは、おたくロード・ウラなんば・道具屋筋・千日前を通り、法善寺横丁へ。法善寺からは裏道を抜け道頓堀へ、道頓堀リバーサイドを歩き御堂筋へ。御堂筋からは南へ行き、南海なんば駅を抜け、最終目的地のなんばパークスへ。
 まさに大阪を象徴するようなコースでしたが、訪日して間のない交換留学生には、ある意味で最適だったかもしれません。なかには、松村先生のまち歩きの解説をしっかりとノートにとる留学生もいました。先生は中国広州・香港でのフィールドワークから帰国されたばかりで、まだ中国語モードが濃厚。日本語での説明が留学生に伝わらないと、突然中国語に切り替わる感じでした。
 さて、私たちはなんばパークスにて、松村ゼミの本隊と合流。ゼミ本隊は「GO! NAMBA!」イベントを支援するため、16時過ぎになんばパークス集合していました。高雄餐旅大学からの4名の交換留学生、何?綺(愛称・みき)、莊多加(じゅり)、萬玟伶(みづき)、?翊甄(あは)は松村ゼミへ入るとのことだったので、そこでゼミのみんなと顔合わせしました。
 残念ながらゼミ本隊はイベント支援のため、それから大忙し。交換留学生たちには少し待ってもらい、ゼミ本隊への指示を終えた松村先生が、留学生たちを連れて「星空スタンド」の屋台を楽しみに行かれました。
  • 黒門市場にて

  • なんばグランド花月の前で

  • 法善寺にて

  • なんばパークスで合流

松村先生からのひと言

 中国・台湾と日本は地理的にも文化的にもとても近いのですが、旅行ではなく、留学生として生活するとなると、色々な不安や心配が絶えないことでしょう。私はいつも、留学生たちには、「日本に来るチャンスに恵まれたのだから、何よりも日本を楽しみ、日本で学び成長して、日本を大好きになるような経験を積んで欲しい」と願っています。そのためにも、早く日本人学生の良い友達をつくり、新しい環境に慣れることが大切です。