阪南大学国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。平成27年度から兵庫県養父市大屋地区において、豊富な地域資源を観光資源として活用する観光地域づくりデザインを思考・実践し、コミュニティーベースの経済振興を生成しながら、地域基盤の強化や活性化を目指すという取り組みを養父市商工会との産学連携という形態で共創的に展開させています。
 平成30年度は、「農」と「観光」をキーワードに実践的な研究活動を進めていく予定ですが、まずは、特産品の1つである「ニンニク」を中心に進めることになりました。5月13日のアンケート調査に続けて、今回は地域の事業者へ新メニューや加工品の開発を提案するための基礎的作業の1つとして、自分たちで「ニンニク」を使用したメニューを実際に調理してみることにしました。本キャンパス3号館1階をお借りして、3回生ゼミの3つのグループが、各々、数種類のメニューを検討、調理し、全員で試食をおこないました。どれもなかなか美味しく仕上がっていました。今後、メニューなどを絞り込み、提案に向けてブラッシュアップしていく予定です。なお、今年の大学祭で試食ブースを出店する予定にしています。乞うご期待!
 また、「ニンニク」に関する取り組みの他、明延鉱山についても、観光振興や地域づくりの観点から、活用などのデザインを思考・提案し、実践していく予定にしています。

過去の兵庫県養父市との連携活動記事