国際観光学部和泉研究室は「地域・観光の創造(地域資源や人的ネットワークなどを活用しながら、地域づくりや観光振興のための新たなデザインプランを思考・提案し、地域の方々と共創的に実践する)」を研究テーマとしています。和泉研究室は、平成28年度より、大阪府岬町をフィールドの1つに研究活動を展開しています。この取り組みは、岬町役場・岬町観光協会との連携事業で、平成30年度は、引き続き地域の方々とのディスカッションの機会を増加させながら、「観光」を共通項とする新たなつながりの形成を意識し、実践的な取り組みを共創的に展開させたいと考えています。
 岬町では、昨年度に引き続き、深日港(大阪府岬町)と洲本港(兵庫県洲本市)間の旅客船の社会実験運行が約8ヶ月にわたり実施される予定となっていますが、その機運を高めるという意味も込めた深日港フェスティバルが、平成30年7月1日に開催されました。和泉研究室では、「うちわ作り体験」ブースを出店して集客しながら、岬町や航路などについてのPR活動を展開しました。フェスティバルは、天候にも恵まれ、約5,000人の来場者で賑わいました。
 なお、旅客船の船内では、昨年度、研究室で作成した岬町のPR動画が放映されています。
 大阪府泉南市でも研究活動を展開していますが、泉南市が参画している超広域連携観光圏協議会のせんなんイオンモールにおけるプロモーションへスタッフとして参加しました。超広域連携観光圏協議会とは、田辺市(和歌山県)・十津川村(奈良県)・泉南市(大阪府)の2市1村により構成された観光圏協議会で、関西国際空港を起点に「熊野」へと向かう府県をこえた広域観光圏ルートをPRしています。平成30年6月30日・7月1日、せんなんイオンモールにおいてパンフレットの配布・動画の放映・平安衣装の着付け体験・ゆるキャラの出演などにより、広域観光圏ルートの情報を発信するプロモーションが開催されました。そのプロモーションに3・4回ゼミ生3名がスタッフとして参加し、パンフレットを配布したり、平安衣装を着たりしながら、PR活動を行いました。

過去の岬町におけるフィールドワーク活動記事