国際観光学部の堀内が担当する専門演習1(3年次ゼミ)では、学生たちが自身で問いと仮説をたて、調査で検証するフィールドワークをおこなっています。今年度は近鉄奈良線・阪神難波線を使って電車一本でつながっている奈良市と神戸市の比較調査を行います。大阪の難波を挟んで、それぞれ観光地として有名ですが、日本らしさを残している奈良(奈良公園・ならまち)と、異国情緒のある神戸(異人館通・南京町)では、街の景観、客層、販売される商品などが異なるのでは、というのが仮説です。
すでに7月23日に奈良市内での調査を実施しました。
 今回の調査は10月2日に実施しました。異人館から南京町まで歩き、奈良とはちがった神戸の街の特徴について調査を行いました。調査項目は町並みの構成、自動販売機の種類、喫茶店の特徴、神社の客層、広場で写真を撮っている客の比率、土産物の種類など、多岐にわたります。得られた結果を、前回の奈良市の調査結果と比較することで、観光地がどのように作られていくのかを明らかにするというように、学生たちの感性による観光学の理解を深めていきます。