堀内大学入門ゼミ りんくうタウンフィールドワーク

 11月24日(土)、堀内が担当する大学入門ゼミは、大阪府泉佐野市に立地するりんくうタウンでフィールドワークを実施しました。関西のインバウンド観光の入口である関西国際空港の対岸にあるりんくうタウンには、どのような人がどのような目的で訪れているのか? 各学生が事前に独自の仮説を考え、その仮説を検証するため調査を実施しています。
 フィールドワークのあとに、収集したデータを各学生がExcelやPower Pointで整理しています。まだ成果は途中段階ですが、とりあえず簡単な報告としてまとめ、紹介していきます。これから、それぞれの関心をさらに深めて、レポートを書いていってもらうことになります。

国際観光学部1年
 久保田 雅也

 インフォメーションセンターの方にりんくうタウンの駐車場について聞き取り調査と実際の見聞調査をおこなった。第1駐車場(台数:1363)滞在時間が長い人向けだそうである。しかしほぼ満車だった。第2駐車場(台数:463)。第3駐車場(台数:1066)。さすがに停めるところが少なくここもほぼ満車だった。シークル(台数:1748)子供連れはここだそうである。遊戯施設はたくさんあり、どこかで遊べば駐車料金無料である。ニトリタイムズ(台数:326)1000円以上購入で無料となる。ヤマダ電機タイムズ(台数:115)1円以上購入で無料となる。しかし店から遠いのでこの2つは台数少ない割にガラ空きである。NPCパーキング(台数:236)1日中過ごすならココであろう。

国際観光学部1年
 大西 一碩

 りんくうタウンに来る人は、買い物がメインなので、利用者数はフードコートよりショッピングモールが多いだろう。そして、関空に近いとはいえ、やはり日本人の数が一番多いだろうと仮説を立てた。この仮説を検証するため、フードコートとショッピングモールに来ている客(日本人か外国人か)をカウントした。その結果、当初の仮説どおりの結果となった。ショッピングモールはアディダス店の前で分かりやすい場所だったが、フードコートは人通りの少ない歩道橋の下にあり、場所が分かりづらかった。客は予算を食べ物ではなく、服に使うようだった。そして、アディダスは世界でも有名なのでほかのエリアに比べ外国人の数は多かった。

国際観光学部1年
 片倉 輝也

 自分は普段は難波のnikeと天王寺のgapにいっているが、gapは日本人が多く、nikeは外国人が多い印象がある。そこで、りんくうタウンでも、nikeは外国人が多く、gapは日本人が多い、という仮説を考えた。この仮説を検証するため、ぱっと見た感じで日本人と外国人をカウントした。その結果、仮説は外れていて、どちらも外国人が多かった。さらにいうと、gapのほうが外国人比率は高かった。つまり日本人・外国人比率は、nikeとgapの違いではなく、難波・天王寺という場所の違いで生じていることが推測される。

国際観光学部1年
 神竹 優花

 りんくうタウンから何処へ行く人が多いのかを調べた。当初の仮説では、いろんな場所へ向かうと考えていた。しかし実際に尋ねてみると、外国人は、大阪の定番観光地(USJ,通天閣,あべのハルカス,道頓堀)に、日本人も買い物を目的として来ており、りんくうタウンを出発点として関西外へ行く人はいなかった(5組への聞き取りを行ったが、外国人3組、日本人2組とも関西圏内が目的地)。東京に向かう人がいなかった理由として、大阪付近に有名な観光地が多数存在していること、今回インタビューする人数が少なかったこと、東京に向かおうと考えている人はりんくうタウンに向かわないことが考えられる。

国際観光学部1年
 田中 理人

 私は今回のフィールドワークでりんくうアウトレットモールの店の中に言語表示があるのかないのか、またある場合は何言語表示されているのかを調査した。「服飾系」「飲食系」「その他」で分類した。たとえば服飾系だとcitizenは中国語の表記があり、ZERO HALLIBURTONは中国語と英語の表記がある。食事系では、中国語と英語の表記がある店舗が4つ。フードグルメジャンクションもすべての店に中国語と英語の表記がある。そのほか、セブンイレブンではプレミアム商品に英語で簡単に表記があった。しまむらミュージック、ティファールでは中国語と英語の表記があった。以上をまとめると、服飾系では時計に関しては機能説明のために中国語の説明があったが、服に関しては中国語で説明している店舗は一か所だけであった。食事系では料理名を英語と中国語で表記していた。

国際観光学部1年
 藤本 実希

 りんくうタウンでは、関西国際空港が近いため、旅行に来た外国人が買い物を楽しみ、フードエリアでは友達同士などで来ている日本人が多いと予想したため、スターバックスでは日本人が多く、ラルフローレンでは外国人が多いと予想していた。結果は、仮説通り、フードエリアでは日本人が多く、ショッピングエリアでは外国人が多かった。だが、フードエリアでは日本人が多く感じられたが、ショッピングエリアでは、ラルフローレンのように同じような比率の場所も多かった(COACHなど) 。調査した日が土曜日だったのもあり、家族連れが多かった。

国際観光学部1年
 吉岡 麻奈

 りんくうタウンに来る客は買い物目的と考えられる。そこで、買い物をよくする女性が圧倒的に多いという仮説を立てた。この仮説を検証するために、店舗ごとに男女比の調査を行った。フードエリアとして、スターバックスコーヒーとサイゼリヤ、ショッピングエリアとして、COACHとPOLO、ラルフローレンで調査した。その結果、サイゼリヤは男女ともに人気があり、男女比の差はあまりなかったが、その他のどの店でも男性が多かった。意外な結果ではあるが、男性のほうが多かった理由として、家族で来店している父親と子供の組合せが多かったためではないかと考えた。

国際観光学部1年
 向 優貴

 今回、りんくうアウトレットモールでナイキとアディダスの男女比率、外国人日本人の比率について調べた。当初の仮説では、競合スポーツ店ということで客層は同じような傾向になると思っていた。だが、実際には、客層にかたよりが出る結果がでた。また、ナイキとアディダスにここまで客の総数に差が出ると思ってなかったので驚いた。

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