「2017年度 社会人基礎力向上セミナー」連載記事 第5回
経営情報学部 福重ゼミ

経営情報学部 福重ゼミ
2年生:池田篤弥、道籏竜也、池田裕登、小村彩貴
3年生:松井昭斗、河合孝修、福村祐希、本屋敷郁実、山口真依、若城大輝
 連載記事第5回目となる今回は、社会人基礎力向上セミナーを、学部や学年を超えた活動にするため、私たち福重ゼミ生とセミナーに参加した1年生のメンバーとで立ち上げたサークルの取り組みを中心にご紹介させていただきます。

学部・学年を超えた取り組みへ 〜 サークルの立ち上げ 〜

 前回の記事で紹介した経営情報学部1年生の白石君と中務君は、社会人基礎力向上セミナーに参加して、自己の成長につながるこの活動に興味を持ち、次回のセミナーでは企画・運営側として参加することで、社会人基礎力をさらに磨いていきたいという目標を持ってくれました。
 今回のセミナーを通して、白石君、中務君の他にも、同じ目標を持ってくれた1年生が何人も名乗りをあげてくれました。

 そこで、この活動を学部や学年を超えた取り組みにするため、名乗りをあげてくれたメンバーと私たち福重ゼミ生とで、社会人基礎力向上セミナーの企画・運営サークルを立ち上げました。

 このサークルは、社会人基礎力の3つの能力Action「前に踏み出す力」、Thinking「考え抜く力」、Teamwork「チームで働く力」の頭文字をとって、「ATTサークル」と名付けられました。
 社会人基礎力は少なからず誰もが持っている力です。普段は深く考えないこの力について、学生のうちから学び、伸ばしていくことは価値のある経験になると、私たちは信じています。
 ATTサークルのメンバーには私たち福重ゼミ生も入っており、他学部や1年生の学生と共に様々な活動に取り組んでいます。
 河合塾グループの株式会社KEIアドバンス様と連携して「PROGテスト(河合塾グループが開発した社会人基礎力の測定テスト)」の運営を行ったり、オープンキャンパスに参加してATTサークルの活動紹介などを行っています。

福重ゼミと「PROGテスト」について

 ここで、前述の「PROGテスト(河合塾グループが開発した社会人基礎力の測定テスト)」と福重ゼミの産学連携プロジェクトについて、少しふれさせて頂きます。

 PROGテストを導入したのは昨年のことですが、それ以前も、私たちは「社会で活躍できる人財」になることを目標に、社会人基礎力向上セミナーの企画開催をはじめとする様々な産学連携プロジェクトを行ってきました。

 今もその目標は変わっていませんが、PROGテストを導入してからは、自分たちが産学連携プロジェクトを通じて「社会で活躍できる人財」になるために身につけようとしている“なにか”が「社会人基礎力」と呼ばれる能力だということと、その能力の具体的な要素を強く意識するようになりました。
 
 そうして昨年度立ち上げたのが、ゼミ生だけにとどまらず、阪南大学の学生全体の社会人基礎力を高めていくことを目標とした「社会人基礎力向上プロジェクト」です。

2017年度産学連携プロジェクトとATTサークルによる「PROGテスト」の運営

 2017年度の産学連携プロジェクトは、上記「2016年度 社会人基礎力向上プロジェクト」の発展版になります。
 昨年と同様の「PROGテスト→PROGテストのフィードバック→社会人基礎力向上セミナー」の流れに、前回までの連載記事でご紹介させていただいた「第1回社会人基礎力向上セミナー」と、後期授業科目の『産学連携プロジェクト/社会人基礎力養成1・2』(経営情報特別講義5・6)を新たに追加し、パワーアップしました。
 
 そして、前述したATTサークルの初の活躍の場となったのが、「PROGテスト」の運営です。今年度は、5月から募集を開始し、7月12日(水)と7月14日(金)の2回にわたって実施しました。

 当日の運営はATTサークルの1年生が中心となって行いました。
 受付や誘導、司会、テストの監督なども、福重ゼミ生はあくまでもサポートで、それぞれの担当はATTサークルの1年生が務めました。

 PROGテストには「コンピテンシー」と「リテラシー」という2つの領域があり、正確な結果を出すために、それぞれの回答時間、休憩の時間などが細かく定められています。他にも注意事項がいくつもあり、テスト運営ならではの緊張感がありました。

 司会を務めた経営情報学部1年生の服部拓也君は、担当を決める時に、「司会は得意ではないが、挑戦したい」と、自ら名乗り出ました。
 こういった機会は初めてだったと思いますが、はっきりと話せていて、同じ運営メンバーとして、とても心強く感じました。

 司会のサポートと会場内のスタッフを担当していた誘導・テスト監督係りのATTサークル生たちも事前にしっかりと役割を把握し、自ら行動して受験者に対応していました。
 全員が一丸となって協力でき、アクシデントもなくテストを終えることができました。

 運営に参加したATTサークル生から司会を務めた服部君、誘導係兼テスト監督係の中根君、白石君から一言感想をいただいていますのでご紹介したいと思います。

経営情報学部1年生 服部 拓也
今日は人前に立って話すという貴重な体験が出来たので良かったです。良い経験になりました。

経営情報学部1年生 中根 智哉
自分は案内の担当を任せていただきました。参加者を席まで誘導して説明する役割ですが、すごく緊張して大変でした。今日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

経営情報学部1年生 白石 侑大
運営をしてみて、相手に伝えることの難しさを知りました。次の機会ではもっと工夫して、うまく伝えたいです。
  • 受付係を担当した中務君(机で受付をしている向かって右側の人です)。 金曜日は誘導係も担当してくれました。

  • 誘導係を担当した藤原君(写真左側)。 福重ゼミ2年生の道籏(右側)と運営マニュアルを念入りに確認中です。

  • 司会を担当した服部君(向かって左側)。 得意ではない司会に立候補して頑張ってくれました。

  • 誘導係を担当した中根君(写真右側)。 自ら積極的に受験者の対応をしてくれました。

 服部君、中根君、白石君、どうもありがとうございます。
 1年生のうちから運営の体験ができることは貴重なことですね。そして運営に参加したサークル生全員が、その経験の価値に気がついているのは本当に素晴らしいことだと思います。
 これから経験を重ねていくことによって、学べることのレベルも上がっていき、社会人基礎力の向上にもつながると思います。
 12月9日開催の第2回社会人基礎力向上セミナーでは、皆さんと一緒にセミナーの企画運営ができることを私たちも楽しみにしています。皆さんの活躍に期待しています。

「2017年度 第2回 社会人基礎力向上セミナー」の開催に向けて

 現在ATTサークルは、12月9日(土)開催の2017年第2回社会人基礎力向上セミナーに向けて、私たち福重ゼミとともに、企画広報を中心とした活動を展開中です。

 また、第2回社会人基礎力向上セミナーは、ATTサークル、福重ゼミ、モダンダンス同好会、大学祭実行委員会の4団体で共同開催することが決定しています。
 これまでにない企画も考えていますので、次回以降の記事でご紹介させていただきます。
 これからもよろしくお願い致します。

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