経営情報学部の千島ゼミでは、普段何気なく使っている製品やサービスは、従来のモノやコトと何がどう異なるのか、その違いはどうやって生まれたのかを学修領域にしています。

 具体的には、国内外のイノベーション事例を探し、普及した仕組みを知ること(仕組みを理解できること)を目指しています。

 その中で、 2023年 12月13日のゼミ(専門演習入門・専門演習1)において「東南アジアで今、起きているイノベーション」について、Deloitte Consulting Southeast Asiaに勤務され主に経営コンサルタントを担う須田 佑庫 様にシンガポールからオンラインで御登壇頂き、ゼミ所属学生とディスカッションを中心に授業を行いました。

 たとえば、

 インドネシアでは日本に比し銀行口座やクレジットカードが普及していないなか、スマホアプリによる新たな決済方法が普及し始めています。

 ベトナムは、地域内・近接地域間でサービス領域の分業や補完体制が変化しつつあること、などが「現在起きている事象」として紹介され、こうした変化が起きた理由や今後の影響について議論しました。

 参加したゼミ所属学生から、
「シンガポールとつながっている時間が不思議だったが、今、起きている事象ということで、日本と違う環境を感じ
新鮮な気持ちで講義を聞くことができた」という所感が出ています。

ご登壇頂いた須田 佑庫 様のコメント

 登壇の依頼を頂いた経営情報学部・千島准教授はサムスン電子日本法人時代に共に汗を流した関係です。ぜひ、自身の海外経験をゼミ生たちと共有し交流してほしいという要請を頂きました。[東南アジアで今起きているイノベーション」という難しいテーマでしたが、学生の方たちにはこちらの質問に対しても真摯に考え答えて頂き、また質問も頂くなど、相互に前向きな議論ができたと思います。学生の方々にとって学生時代や社会に出てからの何かのヒントになれば幸いです。
 海外イノベーションの実態を聞き、ビジネスの最前線で活躍する方との交流は学生にとって貴重な経験となりました。