2023年 12月1日、イノベーション論では(経営情報学部
千島 智伸 准教授 担当 ) 住宅メーカー サンヨーホームズ
株式会社 執行役員・新規開発部長 細井 昭宏様をお招きし、
「介護現場で起きているイノベーション」をテーマとする
講演・授業を行いました。

サンヨーホームズ様は、大阪市に拠点を置き戸建て住宅や
マンションの開発・販売を行っている住宅メーカーですが
近年取り組んでいる住宅や施設における介護ロボットとして既存のアイデアを活用した商品・サービス開発に取り組み
新しいことへ挑戦する姿勢を市場に示している企業です。

2016年に開発を開始した「人に寄り添うロボット」は、介護従事者と介護が必要な生活者を結び付け、転倒することを許容する・・という発想が斬新です。同サービスを活用して生活空間に新たな価値を示す可能性があり、そうした点を講義を通じて知ることができました。
受講した学生から、

新しいものに対する理解や、慣れていることに固執する感情が利用の障壁になるかも。
「安全で必要なこと」、そこに価値があることが伝わるようにする工夫は何か?

介護・建築・ロボット、それぞれ3つの業界から、様々な発想で繋がることができる。
複雑で難しいネームを避け「使ってみようと思いやすいブランディング」や開発者目線から脱却することがビジネスとして普及する条件だと思う

生活シーンに合わせ、同時に介護従事者の意識改革も必要だろう

このような講義所感が出ています。

講演を受け、翌週の授業では、消費者はどのように関心を持つのか態度が変化する仕掛けについて、理解を補足するための授業を行い自動車や物流など異業種と連携した場合の可能性について触れ、受講者の理解を深める時間を持ちました。