2023年 10月31日、経営情報学部 千島智伸 准教授がユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH) 株式会社で「社会環境の変化に対応する企業はイノベーションをどのように創造するのか」をテーマとする企業研修を行いました。

USMH社は、㈱マルエツ、㈱カスミ、マックスバリュ関東㈱を事業会社とする共同持株会社で、関東地域における最大のスーパーマーケット連合と位置づけられている企業です。

研修の前半は、世の中で新しい価値を創出した企業の事例を中心に確認する時間となりました。ディスカッションでは、同社が「結合」を意味する「United」を冠し、スーパーマーケットの連合・企業集団であると表現していることと絡めて、工夫したアイデアを組み合わせると、顧客に新たな価値を示す可能性があり、それを幾つか見つけることができました。

研修の後半は、社会で起きている消費者価値観の変化がどのように起きるのかを仕組みとして理解する時間となり、これに対しUSMH社で従来取り組んでいる顧客満足の向上とどのように関係するか、具体的に考える時間となりました。

阪南大学では、社会・企業との連携によって、互いの知を拡張させる取り組みを活発に進めています。今回は、企業研修を通じ知識の創造に向き合う取り組みとなり、研修に参加した社員の方々は、各自の現場でこれを実践・行動することが重要です。この点で、大学としてもサポートする方向で、引き続き連携を進めていきます。