飲食店経営、演劇プロデューサー、俳優、歌手、イベントプロモーター、そして行政にも幅広い人脈を持つマルチタレントの中立公平さん。
森下ゼミ2回生は毎年この時期に彼から「ビジネス現場のリアル」を教授頂いてます。
2年前は「アフターコロナにおけるビジネスチャンス」、昨年は「チャットGPTとの賢い付き合い方」、そして今年は・・・「ビジネス現場における『考え抜く』ことの重要性」でした。
毎年、私も掛け合い漫才のごとく議論に参加して楽しみながら「リアル」を学んでおります。
さて、今回は学生が何を学んだのか?
「学生の声」をご覧ください。
そしてこれから、色んな愉快な人に会って、オモロイ話を聞いて、たくさん考えて、ゼミ生みんなで成長する3年間にしましょう!

学生の声

池永 真白
今日の中立さんのお話を聞いて、キーワードは「考える」だと感じました。まず、演劇とマーケティングについてお話していただいた際に、どちらにおいても重要なのは「誰に何を」を考えることであり、これがマーケティングにおいて「誰に、どのように、何を」提供するか考えることと同じであるというお話は、私にとってすごく衝撃でした。大丸の改善案を考え始めた時、「何を」や「どのように」を最初に考え始めていたので「誰に」いわゆるターゲットを決めることから始めていなかった事に気づいたからです。森下先生からもターゲットを絞るというお話はされていましたが、まだ考えられていなかったので、ターゲットを絞り、その人たちが普段どのような物を好み、必要としているのかから研究し、考えなければならないと改めて感じました。中立さんは、目的を持ち、感情を乗せて発言や行動をすると説得力や迫力が変わってくるということも仰っていました。これは相手に理解してもらうためには要点を整理して、冷静に喋ることが最も重要だと考えていた私を驚かせたと共に、人を説得する方法があまりわからなかった私の解決策にもなりました。 そしてビジネスのお話で、考え続けることが大切であるというお話を聞きました。私は普段から一つ一つの物事について考えすぎだと他の人からよく言われていて、改善したいと悩んでいたので、すごく驚きました。考え抜くことは良くないことであると考えていて、大丸の改善案も考える前に行動しなくてはいけないとばかり思っていたのですが、行動しながらも常に考えていればいいとわかってこれからがすごく楽しみになりました。 今日のお話で、ターゲットが何を欲しがっているのか考え続け、そこに相手をどう動かしたいかという感情をのせた言動が大切であるということは、顧客1人1人に愛情をもって接することが大切なのではないかと考察しました。これらのことから、今日のお話のキーワードは「考える」であると感じました。また今後も大丸の改善案や、今日の話題について考えることを疎かにせず、考え抜いていくつもりです。
 
 山田 真生
ユニバは今でこそ人気のテーマパークだけど、どん底まで落ちていたときはユニバーサルスタジオの映画だけのパークで子供たちに刺さらなくて、ハリーポッター、鬼滅の刃、マリオなどユニバーサルスタジオの映画以外のものを取り入れていると知りました。今までディズニーランドとは違いなぜユニバには色んな種類のキャラクターが入っているのか不思議だったのでその理由を知れて面白かったです。でもなぜユニバはユニバーサルスタジオの映画だけでだめで、ディズニーランドはディズニーのキャラクターだけで経営が成り立っていて人気が落ちないのかに疑問を持ちました。私が考えるにはディズニーランド=夢の国というイメージで、ディズニーの作品は子供にはキャラクターが好きとかで人気で、一方、大人には考えさせられる場面とかもありそれも人気の理由だと考えました。そしてディズニーランドでは時計や鏡がなく、環境だけでなくキャストさんまで「世界観」が徹底されており、現実を忘れさせてくれる=夢の国というイメージがあると考えました。その「世界観」が人気な理由なのかなと考えました。
 
高瀬 義幸
本日のフィールドワークでは、様々な分野を手掛ける中立さんの貴重な話を聞くことができました。人の心を動かすには自分自身に相手に何を伝えたいかを込めて話さなければいけないということや、物事について考えることの必要性や大切さを学ぶことが出来ました。その中でも特に印象的だったのが、「考える時間は巡り巡って自分の糧になる」という言葉です。今私たちが過ごしている大学生活という時間は将来について様々な場面で考える機会に溢れている時間だということを今日の中立さんの話を聴いて再認識することができました。膨大な時間の中で自分にとって有益となる経験や情報とはなにかを「考える」ことによって数年後の自分を形成していくことができると感じました。また、講話の最後に取り組んだ「今後10年で失われるもの、生まれる物を考える」では他のゼミ生の意見もおもしろいものが多く、考えることの楽しさを感じることができたと思います。今回の講話で学んだ「考える」ということを今後のゼミ活動の中で活かしていきたいと考えています。