教室を飛び出し、ホテルへ。森下ゼミ3年生のクリスマスプロジェクトが始動

学生がホテルでクリスマスイベントをつくる。その挑戦が今年も始まりました。

12月、ホテルソビアルなんばで開催されるクリスマスイベント。
今年、その企画・運営を担うのは、森下ゼミの3年生たちです。
ホテルと大学が連携し、学生主体でイベントをつくり上げるこのプロジェクトは、今年で2年目を迎えます。
しかし、学生たちが動き始めるのはクリスマス直前ではありません。
プロジェクトは約1年前、彼らが2年生だった頃からスタートしていました。
最初に学生たちが受けたのは、株式会社ワールド・ヘリテイジ代表・川井徳子様による講話です。創業当時の経験やホテル経営への想いなど、教室では学ぶことのできない「現場」のお話に耳を傾けながら、学生たちはこれから挑むプロジェクトの意義や責任の大きさを感じていきました。

3年生になり、ゼミ生たちは4つの班に分かれ、本格的な企画立案へと進みました。それぞれの班がホテルの利用者層や立地、これまでの課題などを分析しながら、「どのようなクリスマスイベントなら宿泊されるお客様に喜んでいただけるのか」を考え続けました。
ホテルへのプレゼンテーションは2回実施されました。学生たちはホテルスタッフの皆さんからいただいた意見をもとに企画をブラッシュアップし、最終プレゼンテーションで今年実施するイベント内容が決定しました。
現在は役割分担やシフトを決めるとともに、ホテルとの打ち合わせを重ねながら準備を進めています。プロジェクトは、いよいよ本番へ向け、ポスターデザインやSNSなどに販売促進案を検討し、予算を睨みながらの買出し提案等細部の検討に入る段階です!

「正解は一つじゃない」。森下先生が学生に伝えたいこと

森下ゼミでは、このプロジェクトを単なるイベント運営とは考えていません。
森下先生が学生たちに最も伝えたいのは、
「リアルビジネスを経験すること」の大切さです。
「ホテルという実際の現場で社員の皆さんと一緒にイベントをつくる機会は、学生にとって非常に貴重です。ビジネスには正解が一つではありません。立場が違えば考え方も違います。その中で、より良い答えを探していくことを学んでほしいと思っています。」
学生だけで議論していては生まれない視点があります。ホテルスタッフとの意見交換や調整を重ねることで、初めて見えてくる課題もあります。だからこそ、このプロジェクトには教室では得られない学びが詰まっています。

森下ゼミらしさは「前例に縛られないこと」

森下ゼミは森下先生のイムズを学生たちは引継ぎ、さらにその歴代のゼミ生が築いてきた価値観を受け継ぎながら、自ら考え、行動できる学生が集まるゼミです。
森下先生は今年の3年生について、「森下ゼミのDNAをしっかり継承している学年です」と話します。
「一人ひとりが個性的で、それぞれやりたいことを持っています。遠慮せず意見を言える学生が多いですね。」
一方で、ホテルとのプロジェクトは今年で2回目となります。
例年であれば、先輩たちからノウハウを引き継ぐことも考えられます。しかし、森下ゼミではあえてそうしていません。

前例は関係ありません。
今年は今年のメンバーで、自分たちらしいイベントをつくってほしいと思っています。そのためホテルの皆さんにも、『昨年度はこうでした』という話はできるだけしないようお願いしています。伝えるのは改善すべき課題だけです。」
そこには、学生たち自身が考え、挑戦し、自分たちなりの答えを見つけてほしいという思いが込められています。

クリスマスへ向けて、いよいよ動き出す4つの班

今年のプロジェクトの目標は、「お客様満足度の向上」です。
クリスマスマーケットをイメージした空間づくり、体験型イベント、SNSを活用した情報発信、売上や収支まで見据えた企画など、4つの班がそれぞれ異なる役割を担いながら、一つのクリスマスイベントをつくり上げていきます。
後期はチラシ制作や装飾、ホテルとの最終調整など、いよいよ準備も本格化します。
次回は、4班それぞれがどのような視点で企画を考え、ホテルへのプレゼンテーションに挑んだのかを特集します。学生たちのプレゼン資料も交えながら、それぞれのアイデアや工夫、企画に込めた思いをご紹介します。
※上記写真は昨年度の写真となります