本日、森下ゼミ2回生は、奈良を拠点に観光業、不動産業、物流業をはじめ数多くの事業を展開する「ノブレスグループ」代表の川井徳子様から講話(3年連続3回目!)をいただきました。
創業者の実経験に基づくリアリティあふれるお話は、ゼミ生にとってかけがえのない経験になったと考えます。
が、、、それだけで済まされないのが森下ゼミ!
今年一年かけて取り組んでいる大丸梅田店とのプロジェクトに、今回の講話から得たモノを必ず反映させるように!との無茶振り指令を発したのでした!
さあさあ、どーする??

学生の声

裏野 夢菜
キーワード「過去から未来」
 5年後や10年後の未来のイメージは今と違うし、分からないことが多いと思います。でも、歴史を学んで、昔と現代のデータを比べることで未来に向けての仮説が立てられることが川井さんのお話を聞いて分かりました。
 また、日本だけでなく海外の取り組みにも目を向けているのは、幅広い人を対象に未来について考えられているなと感じました。持続可能な社会にするには1人1人が意識して考えないとできない事だと思いました。これから、大丸梅田でも性別や国籍問わずに全員が楽しめるものを考えれたらいいなと思いました。また、昔と今を色々な場面から比べると「要るもの・要らないもの」が分かるので、それを通じて最適なコンセプトと仮説を考えることができるかなと思いました。

田中 舜臣
 インバウンド需要が高まると見込んで観光業を始めた川井さんの判断は、まさに時代を読む力があったからこそだと思いますし、それを実際に行動に移せる力にも驚かされました。また、他のホテルとの差別化として、近くの市場から仕入れた新鮮な魚を朝食に活用している点など、地域の特色を活かした取り組みが印象的でした。
 さらに、SDGsに関しては小学生の頃から学んできたこともあり、企業がSDGsと絡めて商品を売る時代に突入していることに強い関心を持ちました。こうした考え方は、大丸梅田をプロデュースする上で活用しないといけないと思いました。
 また、川井さんのお話の中で現在のイランとイスラエル情勢について触れられた際、自分は広島出身として、これまで平和学習に多く触れてきた経験から、戦争の恐ろしさをより深く理解しているつもりです。自分は日本でもいつ戦争が起こってもおかしくない状況にあると思います。だからこそ、今の若者がもっと政治に関心を持ち、世界で起きていることに目を向けることの重要性を強く感じました。

東浦 さくら
 コロナの厳しい時期を逆に活かして、コロナ後の旅のコースを考えてパンフレットを作成したり、ガイドさんの研修に力を入れたりしていたという話が記憶に残りました。コロナで観光客が激減し、マイナスな時期でもプラスに変える事をしているのが凄いと思いました。マイナスの時にプラスになる事を考えることは当たり前だと思うけど、私は良いアイデアが思いつかないので、考える力が欲しいと思いました。 大丸梅田も今マイナス気味ではあるけど、それを活かして「今しか出来ないような改善点」を見つけられるように頑張りたいです。

井宮 大翔
 今回の話を聞いて感じたのは、差別化を図るためにはやはり常識にとらわれない考え方で、関連しなさそうなところを紐づけて良い具合に融合させていくことが重要と感じました。ホテルの人の話を聞きに行って、歴史や平和の話を聞くことになるとは思わなかったので、今の自分の視点は普通の人と変わらないものだなと思いました。なので川井さんのような人の話を聞いて違和感を持つのではなく、自分の中で納得して理解できるように今後なれれば良いなと思いました。