2025年5月27日、池澤ゼミ3回生はキャリアゼミの一環で、JR京都駅ビル10階にある「京都拉麵小路」へ視察へ行って参りました。開店前にJR京都駅ビルの西嶋様より事前のレクチャーがあり、ラーメン集積の顧客の動向（平日・土日）やインバウンドの傾向のほか、出店されているラーメン店9店舗について、お店を実地で丁寧にご紹介いただきました。全国各地の有名店の暖簾や、味の特徴、提供方法などについて事細かにご説明頂きました。学生たちは施設内を注意深く観察しながら、自らお店を選んで注文し、店内などを観察しながら「舌」で体感することができました。京都駅ビル様、ご協力ありがとうございました。

プロフィール
昭和57年に国鉄に入社しましたが鉄道関係で勤務したのは約9年と短く、
その後は、百貨店・SCなど商業施設で勤務しました。そして2022年6月から現在の京都駅ビル開発営業部事業課の勤務となり、経理的な仕事に加え、京都拉麺小路の運営管理も行っています。
ちなみに昨年JRは定年となり、現在はJRのシニア社員として京都駅ビル開発に出向というかたちで勤務しています。

コメント
商業施設は、お客様に支持されて売上を上げることが職務です。
京都拉麺小路は、京都の玄関口という立地にあるため、観光のお客様が多い繁忙期は良いのですが、観光のお客様が少ない閑散期は、売上も低迷します。
よって、繁忙期は、観光のお客様（インバウンド含）にも支持される商品展開を行い、閑散期は、近隣のお客様に来店頻度を上げる施策等を実施するなど、年間を通じてテナントと共に売上を上げる努力をしております。

JR京都駅ビル様には以前、「ラーメン集積」（テーマ特化型飲食集積）の研究で「京都拉麵小路」の聞き取りをさせていただきました。全国的にも各ご当地の有名店の味が食べられると、人気の施設のひとつですが、インバウンド影響と物価高の影響を受けていわゆる「1,000円の壁」に悩みながら数多くの取組をされています。視察当日は修学旅行生でにぎわっていましたが、生徒たちが安心してリーズナブルに食べることができるのもこの「京都拉麺小路」の強みだと思います。学生たちにとって身近な国民食「ラーメン」を、バリエーションも含めてとても楽しく味わうことができました。