5月21日、阪南大学 経営学部「デジタル・エコノミー」の講義にて、Jリーグクラブ・セレッソ大阪より長谷川様をお招きし、プロスポーツチームの経営や地域との連携、デジタルを活用した取り組みについてご講演いただきました。
今回の講義では、セレッソ大阪が「試合の日だけ」のクラブではなく、日常的にファンとつながることを重視している点について、具体的な事例を交えながら紹介いただきました。特に、サポーターとの関係を大切にしながら、一方で「まだ観戦に来たことがない人」や「サッカーに関心が高くない層」との接点づくりにも積極的に取り組んでいることが印象的でした。

講義では、SNSや動画配信、地域イベント、ユニフォーム広告、学校訪問、スタジアム外での交流活動などを通じて、試合がない日でもファンとの接触する機会に取り組んでいることが紹介されました。これらは、「クラブを身近に感じてもらうこと」や、「応援したいと思うきっかけを増やすこと」を目的とした活動であり、マーケティングプロセスにおけるファン育成の側面があることを実感しました。
        
現在のスポーツビジネスでは、既存ファンだけでなく、“非顧客”との接点づくりも重要になっています。例えば、地域イベントやエンターテインメント性の高い企画を通じて、サッカー観戦経験の少ない人や子ども世代、海外ファンなどにもクラブの魅力を伝えることで、新たなファン層の形成につなげています。こうした活動は、リアルとデジタルの両面を活用しながら継続的に関係性を構築していくものであり、長期的なファン定着やクラブ価値の向上にもつながる可能性があることを学びました。
今回の講義を通じて、地域・企業・デジタル・リアル空間がつながる“エコシステム”の形成が、長期的なファン定着やクラブ価値の向上に重要な意味を持つことを、学生たちは実践的に学ぶ機会となりました。