集客とは、「探す」よりも「育てる」ことが重視されると言われます。
それは、なぜでしょうか？

千島ゼミでは、2回生・3回生のゼミ生が合同で複数回に分けてプロスポーツにおけるビジネスエコシステムを体験する時間を設け、J1セレッソ大阪の試合運営を支援する時間をフィールドワークとして行いました。
　　　　　
ゼミ授業で、事前にファンマーケティングやエコシステムについて学習を行い、企業やブランド、製品のファンを増やし、 ファンと共にビジネスを拡大させ共に成長する方法とはどんな取組なのかを実感するためにセレッソ大阪のサポーターやサッカーファンに対してどんなアプローチをしているか確認する時間になりました。

学習の要素（参考）

・ゼミ講義での事前学習 （ゼミ授業中における複数回の講義）

事前学習内容の理解を深めるため、セレッソ大阪からも事前に説明を受けることができました。

2025年 5月28日(水)、セレッソ大阪 企画チーム 長谷川様より 事前のブリーフィング
フィールドワークの目的は、プロスポーツチームの試合運営の方法やファン・観客との交流を体験しながら、サポーターやリピーターに変化する可能性を推測する。実際のファンマーケティングとは、どういう活動を意味するのかを感じる。そして、プラットフォームビジネス化に向かう可能性を探る。ということでした。

ゼミでの事前学習では、セレッソ大阪というチームの流れを感じながら、現場で体験したことを学習することを目的とした内容です。
学生が参加したのは、ヨドコウスタジアムでのセレッソ大阪主催3試合（7/5日, 8/11日, 8/31日）。
主に試合競技場周辺でのイベントやアトラクションの運営支援・補助を行いました。
  • 試合運営の補助（スポンサーのチラシ配布）
  • チームと一体化したファンコミュニティ活動の運営補助 （SDGs体験スペースの運営）
  • セレッソ大阪社員の方との交流（元選手との対話を想定）
  • ファンの様子、ファン層の分析、ファンのエンゲージメントを高める方法について活動に参加しながら、課題や手法を見つける事

  • ※ 千島ゼミ 3回生・2回生と合同で実施しました

千島ゼミの活動に対し、セレッソ大阪・アンバサダーを務める、ドーハの悲劇を経験した元・日本代表選手の勝矢寿延さんからも激励と感謝の言葉を直接いただきました。

 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ 後列左から二人目が勝矢選手
私たちが取り組んだ活動には、年齢や所属を問わず様々な活動とのコラボレーション・共創がありました。
 　
セレッソ大阪が取り組んでいるファンづくりの工夫とは、サポーターもファンも「自分のこと（ごと）」として実感できる時間がある・・ということでした。それは、以下のように表現・要約できそうです。
セレッソ大阪の取り組みは、スタジアムを「観戦」だけでなく「体験」の場として設計していた点が印象的でした。
そして、それがファンとの接点づくりと共創の姿勢に現れ、継続的な支持につながっているのではないでしょうか。

同時に、デジタル技術の活用やインフラ改善により、さらに顧客体験を最適化できる可能性も見出せたので、引き続き新たな視点で協力・提案をしていく予定です。

参加した学生

3回生
船橋　七美（フナバシ　ナミ）、磯林　勇紀（イソバヤシ　ユウキ）、 北村　深（キタムラ　シン）、田守　大輔（タモリ　ダイスケ）、平田　実（ヒラタ　ミノル）、 塩原　匠馬（シオバラ　タクマ）、廣瀬　倫太郎（ヒロセ　リンタロウ）、藤崎　優斗（フジサキ　ユウト）、三木　勇人（ミキ　ユウト）、吉岡　大夢（ヨシオカ　ヒロム）、白江　悠羽（シラエ　ユウ）、岡本　登夢（オカモト　トム）、佐々木　海朝（ササキ　ミト）、植村　祐斗（ウエムラ　ユウト）

2回生
白濱　颯大（シラハマ　ソウタ）、田川　嵐（タガワ　アラシ）、辻合　優人（ツジアイ　ユウト）、高塚　広典（タカツカ　ヒロノリ）、寺尾　昂生（テラオ　コウキ）、山本　匠（ヤマモト　タクミ）、村上　海斗（ムラカミ　カイト）、小山　由耀（コヤマ　ユイキ）、竹内　元希（タケウチ　ゲンキ）